Emanon Free(エマノン・フリー)は機能を制限した無料のWordPressテーマ

Emanon Freeとは

WordPressテーマのEmanon Free(エマノン・フリー)は、株式会社イノ・コードが開発・販売している無料のWordPressテーマです。

主な特徴は以下の通りです。

  • Emanon Proの機能制限版: 有料版テーマであるEmanon Pro(エマノン・プロ)の機能の一部を制限して、コンパクトにまとめたテーマです。
  • ブログ・初心者向け: WordPress初心者の方や、費用を抑えてアフィリエイトブログなどを始めたい方におすすめされています。
  • Web集客に必要な機能を搭載: Web集客に必要な機能がコンパクトにまとめられています。
  • WooCommerce対応: ネットショップを作成できるプラグイン「WooCommerce」に対応しており、ネットショップの構築にも利用できます。
  • 構造化データ対応・内部SEO施策済み: SEO(検索エンジン最適化)を考慮した内部施策や構造化データへの対応がされています(プラグイン不要で構造化データを出力可能)。
  • シンプルなデザイン: ブログ記事が選びやすいシンプルなデザインが特徴です。
  • 料金: 完全無料(0円)で利用できます。

有料版のEmanon ProやEmanon Businessと比較すると、ランディングページ(LP)作成機能や、より高度なカスタマイズ機能などは制限されていますが、基本的なブログ運営に必要な機能は備わっています。

「Emanon」テーマの雰囲気や使い勝手を試したい方にも適しています。

Emanon Free(エマノン・フリー)は、株式会社イノ・コードが開発・販売している無料のWordPressテーマです。有料版のEmanon ProやEmanon Businessと比較すると、ランディングページ(LP)作成機能や、より高度なカスタマイズ機能などは制限されていますが、基本的なブログ運営に必要な機能は備わっています。テーマ一覧からEmanon Freeでダウンロードできます。

使い方

基本的な使い方と設定の流れは以下のようになります。

1. テーマのインストールと有効化

  • WordPress管理画面にログインします。
  • 「外観」→「テーマ」→「新規追加」に進みます。
  • Emanon Freeのzipファイルをダウンロードしている場合は、「テーマのアップロード」からファイルを選択してインストールし、その後「有効化」します。
  • WordPressのテーマ検索から「Emanon Free」を探してインストール・有効化することもできます。

2. 初期設定

  • テーマを有効化したら、サイトのレイアウトや基本的な設定を行います。
    • 外観 → カスタマイズ:ロゴ、メニュー、ウィジェット、フォント、配色など、様々な要素を変更できます。まずはここからサイトのデザインを調整するのが一般的です。
    • Emanon設定:Emanonテーマ独自の詳細な設定項目(カスタムカラー、ブログカード、目次設定、カスタムフィールドなど)がある場合は、「Emanon設定」メニューから行います(Free版で利用できる機能は制限がある場合があります)。

3. 表示設定

  • 「設定」→「表示設定」で、ホームページの表示を「固定ページ」に設定し、フロントページ(トップページ)と投稿ページ(記事一覧)に使う固定ページをあらかじめ作成し、指定することをおすすめします。

4. 固定ページのテンプレートの利用

  • 固定ページを作成・編集する際、右サイドバーから用途に合った「固定ページ専用のテンプレート」を選択できます(例:投稿者一覧、記事一覧表示対応のフロントページ用テンプレートなど)。

5. 記事の作成

  • 「投稿」または「固定ページ」から記事を作成します。Emanon Freeはブロックエディタ(Gutenberg)に対応しており、記事内でレイアウトや装飾を行えます。

Emanon Freeには、開発元である株式会社イノ・コードが提供している設定マニュアルがありますので、より詳細な手順や機能については、そちらを参照するのが最も正確で確実です。

注意点

WordPressテーマ「Emanon Free」をご利用になる際の主な注意点としては、以下のようなものが挙げられます。

  1. ユーザーサポートの非提供:
    • Emanon Freeでは、基本的にユーザーサポート(承認制)を利用できません。ご自身で設定を行う必要があり、テーマやWordPress本体、プラグインの不具合、誤設定などに関するサポートは受けられない点に注意が必要です。
  2. 機能の制限:
    • 無料版であるため、有料版の「Emanon Pro」や「Emanon Business」と比べて利用できる機能が制限されています(例:ファーストビュー機能の一部、CTA機能、広告設定機能、一部のデザイン機能など)。
  3. 設定の引き継ぎ不可:
    • Emanon Freeから有料版(Pro/Business)に変更する場合、テーマ固有の設定は引き継がれません。再度設定を実施する必要があります。
  4. コピーライトの表示:
    • (Emanon Businessの情報ですが、Free版にも該当する可能性があります)テーマのコピーライトが表示されることがデメリットとして挙げられることがあります。削除したい場合は、専用のプラグイン(有料)が必要になることがあります。
  5. 自己解決能力の必要性:
    • テーマの知名度が比較的低いため、インターネットで検索しても有名テーマほど情報が多くない可能性があり、カスタマイズやトラブル解決にある程度のWebの知識が必要となる場合があります。
  6. 動作環境の確認:
    • テーマが正常に動作するためには、動作環境を満たしているかを事前に確認する必要があります。

利用規約やマニュアル、デモサイトを事前に十分に確認し、ご自身の求める機能が無料版で実現できるか、サポートなしで運用できるかを検討することが重要です。

口コミ・評判

「Emanon Free」に関する口コミや評判をまとめると、主に以下のような点が見られます。

<良い点・メリット>

  • 完全無料である点が最大のメリット。
  • シンプルなデザインで清潔感があり、ブログ初心者にとって理想的。
  • 基本的な機能が充実しており、個人ブログを作る目的なら十分使える。
  • プラグインがほとんど必要ない機能が標準で入っている(広告設置、ステマ規制対策など)。
  • サポート記事が存在するため、分からないことがあった際に解決しやすい。
  • WordPressやブログ作成に不慣れな初心者にも向いている。

<注意点・デメリット>

  • Emanonの強みである機能が使えない:
    • 集客に不可欠なランディングページ作成機能が使えない。
    • ユーザーの導線設計ツールが一切使えない(CTA機能も投稿記事以外では制限がある)。
    • トップページのレイアウトに制限がある。
  • 機能が少ない: 有料版(ProやPremium)と比較すると、機能はかなり限定的。
  • 他の無料テーマと比較して:
    • 「Cocoon」など、他の人気の無料テーマの方がカスタマイズに関する情報が多く、疑問解決がしやすいという意見もある。
    • Emanonの無料テンプレートは特におすすめせず、デモサイト通りのデザインが気に入った人のみが使用すれば良い、という厳しい意見もある。

【総評】

「Emanon Free」は、「これからブログを始めたいけどお金をかけたくない」「シンプルなデザインで基本的な機能があれば十分」という初心者や趣味の個人ブログには適しています。

ただし、本格的に集客やビジネスへの活用を目指す場合は、Emanonの有料版(Pro/Premium/Business)の利用を検討するか、他の無料テーマも含めて比較するのが良いでしょう。無料版はEmanonとしての集客・ビジネス特化の強みとなる機能(CTAや導線設計)が大幅に制限されている点に注意が必要です。

公式テーマや無料テーマのデメリット

WordPressの公式テーマや無料テーマには、いくつかのデメリットがあります。主な点をまとめると以下のようになります。

無料テーマ(公式ディレクトリ含む)の主なデメリット

  1. 機能性やカスタマイズ性の制限
    • 有料テーマに比べて、提供される機能やデザインオプションが限られていることが多く、理想とするウェブサイトを構築するために追加の作業やコーディング知識が必要になる場合があります。
    • デザインのユニークさに欠ける:多くの人が利用するため、他のサイトとデザインが似通ってしまう可能性があります。
  2. サポート体制の不足
    • 公式なサポートデスクがない:問題が発生した場合、テーマ開発者からの直接的なサポートは期待できません。公式フォーラムやコミュニティなどの情報に頼る必要があります。
  3. アップデートの頻度と保証
    • アップデートが不定期または停止するリスク:開発者のモチベーションやリソースに依存するため、テーマの更新が途絶えがちになることがあります。
    • セキュリティリスク:アップデートがされないテーマは、WordPress本体やプラグインの新しいバージョンとの互換性問題や、セキュリティの脆弱性が放置されるリスクがあります。
  4. 全体の完成度や細かい設定の自由度
    • デザインの細かい部分(例:コメント欄、SNSボタンのオン・オフなど)を自由に設定できないなど、痒いところに手が届かないことがあります。
  5. 著作権表示や広告
    • テーマによっては、フッターなどに開発者や提供サービスの著作権表示(クレジット)が消せない、または削除が有料となっている場合があります。

公式テーマ(無料で提供されているもの)に関する追加の留意点

公式テーマはWordPressの基準を満たしており、一定の品質やセキュリティは保たれていますが、無料テーマ全般のデメリットに加え、以下の点も考慮されることがあります。

  • デザインがシンプルで汎用性が高い:多くの公式テーマは、ユーザーが自由にカスタマイズできることを前提に、あえてシンプルな設計になっています。そのため、そのままではデザイン面で物足りなさを感じる場合があります。
  • 海外製が多く日本語情報が少ない:公式ディレクトリには海外製のテーマも多く、日本語に対応していない、または利用情報が少ない場合があります。

まとめ

特に企業サイトや収益化を目指すサイトなど、高い機能性、デザイン性、セキュリティ、手厚いサポートが必要な場合は、有料テーマの検討も視野に入れることが推奨されます。

一方、個人的なブログや小規模なサイトであれば、公式テーマや信頼できる無料テーマでも十分に運用可能です。ただし、その場合、カスタマイズやトラブル解決に必要な知識は自分で調達する必要があります。

WordPressの公式テーマ(無料)と有料テーマを比較すると、主に費用機能・カスタマイズ性サポートデザインなどの点で違いがあります。

以下に主な比較ポイントをまとめます。

あなたの状況推奨されるテーマ
予算をかけたくない個人ブログシンプルなサイトで十分自分でカスタマイズできる知識がある公式テーマ(無料)
ビジネスサイトや本格的なサイトを構築したいデザインの独自性を出したい豊富な機能やカスタマイズ性が欲しい初心者でサポートが必要時間と労力を節約したい有料テーマ

最終的には、あなたのサイトの目的、予算、求める機能、そしてウェブサイト構築のスキルレベルに応じて、最適なテーマを選択することが重要です。有料テーマを選ぶ場合は、評判やサポート体制、アップデートの頻度をしっかり確認することをお勧めします。

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補足情報

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