WooCommerce（ウーコマース）はWordPressでECサイト構築するプラグイン

WooCommerce（ウーコマース）とは

WooCommerce（ウーコマース）は、WordPress（ワードプレス）でECサイト（ネットショップ）を構築するための、無料で利用できるオープンソースのプラグインです。

WordPressにインストールするだけで、商品一覧、ショッピングカート、決済機能、注文管理といったネットショップ運営に必要な基本的な機能を揃えることができます。

主な特徴とメリットとしては、

• WordPressとの連携: WordPressを利用している場合、手軽にECサイト機能を統合できます。
• 無料: 基本機能は無料で利用開始できます。
• 高いカスタマイズ性: WordPressのテーマや他の拡張プラグイン（有料・無料あり）を利用することで、デザインや機能を自由に拡張・カスタマイズできます。
• 豊富な機能: 物販やデータ販売はもちろん、拡張機能を利用すればサブスクリプション（定期購入）や予約販売など、幅広いビジネス形態に対応可能です。
• 高いシェア率: 世界的に広く利用されており、情報や関連プラグイン、サポートが豊富です。

「いいネットショップをつくりたい」という中長期的な視点を持つ運営者に多く利用されています。

利用数

WordPressプラグインのWooCommerceは、世界的に非常に人気のあるECプラットフォームです。

具体的な利用数については、いくつかのデータがあります。

• 有効インストール数（WordPress.org 公式データ）:
  • 700万以上（2025年時点のデータに基づく）
  • 800万以上（一部の古いデータに基づく）
• ECサイトの数:
  • 世界で500万以上のサイトで有効化されている（2023年5月時点のデータに基づく）
  • 460万以上のアクティブなオンラインストアで使用されている（2024年11月時点のデータに基づく）
• ECプラットフォームの市場シェア:
  • ECソフトウェアプラットフォームの中で**約38%**の市場シェアを占めている（データによる）

WooCommerceは、WordPressのプラグインとして動作するため、WordPressを利用したECサイト構築において、世界で最も広く利用されているプラットフォームの一つと言えます。

利用料

WordPressプラグインのWooCommerceは、基本的な利用料は無料です。

これは、WooCommerce本体のプラグイン自体には初期費用や月額料金がかからないことを意味します。

ただし、オンラインストアを運営するためには、以下のような別途費用が発生することが一般的です。

主な発生費用

WooCommerceの利用料は無料ですが、ECサイトを運営する上で以下の費用を考慮する必要があります。

1. 必須となる費用

費用項目	概要	目安となる価格
サーバー代	WordPressサイトを公開・運用するためのレンタルサーバーの費用。	年間 5,000円〜15,000円前後（プランによる）
ドメイン代	独自のURL（例: example.com）を取得し維持するための費用。	年間 1,000円〜数千円前後
決済手数料	クレジットカード決済やその他の決済サービスを利用する際に、決済代行会社に支払う手数料。	クレジットカードの場合、売上に対して 2.9%〜3.6%程度 など、決済サービスや契約内容による
テーマ（デザイン）代	無料テーマもありますが、機能性やデザイン性の高い有料テーマを使用する場合。	買い切りまたは年間 $50〜

2. オプションでかかる費用

費用項目	概要	目安となる価格
有料拡張プラグイン	基本機能にない、定期購入（サブスクリプション）、高度な予約システム、特定の決済ゲートウェイなどの高機能を追加するために導入するプラグインの費用。	年間 $50〜数百ドル、または買い切り（機能による）
SSL証明書	サイトのセキュリティを確保するための証明書。レンタルサーバーによっては無料で提供されることが多いです。	サーバーによる（無料〜数万円）
保守・管理費用	専門業者にサイトの更新、バックアップ、セキュリティ対策などを依頼する場合の費用。	月額 数千円〜

ポイント:

• 「コア」機能は無料: WooCommerce本体でECサイトの基本的な機能（商品登録、カート、注文管理など）は無料で利用できます。
• 「機能拡張」に費用: 高度な機能や特定の地域/ニーズに特化した機能（日本の主要な決済方法など）を実装する場合、有料の拡張機能（アドオン）が必要になることが多く、これがWooCommerce利用にかかる主な変動費となります。
• ランニングコスト: サーバー代、ドメイン代、決済手数料は継続的にかかるランニングコストです。

使い方

WooCommerce（ウーコマース）は、WordPressを本格的なECサイト（ネットショップ）にするための非常に強力な無料プラグインです。

基本的な使い方のステップは以下の通りです。

1. WooCommerceのインストールと有効化

1. WordPressの管理画面にログインします。
2. 左側のメニューから「プラグイン」 > 「新規追加」に移動します。
3. 検索窓で「WooCommerce」と入力します。
4. WooCommerceプラグインが表示されたら「今すぐインストール」をクリックし、完了したら「有効化」をクリックします。

2. 初期設定ウィザードの実行

プラグインを有効化すると、ストアの設定を行うためのセットアップウィザードが開始されます。ここで以下の基本情報を設定します（後で変更可能です）。

• ストアの詳細: 国/地域、住所、通貨など
• 業界: ストアが属する業界
• 商品タイプ: 実在商品、ダウンロード商品など
• ビジネスの詳細: 予想される商品の数、現在他の場所で販売しているかなど
• テーマの選択: ストアのデザインテーマを選択します。

3. 商品の追加

ショップで販売する商品を登録します。

1. WordPress管理画面の左メニューから「商品」 > 「新規追加」をクリックします。
2. 商品名と商品説明を入力します。
3. 下の方にある「商品データ」ボックスで、商品の種類（シンプル、グループ化、外部/アフィリエイト、バリアブルなど）や、価格、在庫、配送などの詳細を設定します。
4. 右側のパネルで商品カテゴリーや商品画像を設定します。
5. 設定が完了したら「公開」をクリックします。

4. 決済方法の設定

お客様からの支払いを受け付けるための方法を設定します。

1. WordPress管理画面の左メニューから「WooCommerce」 > 「設定」に移動します。
2. 上部のタブから「決済」を選択します。
3. 銀行振込、代金引換 (COD) などの標準的な方法を有効にできます。
4. クレジットカード決済などを導入する場合は、StripeやPayPalなどの決済サービスと連携するための専用プラグイン（WooCommerce Paymentなど）を追加インストール・設定する必要があります。

5. 配送設定（送料設定）

商品をどのように配送し、送料をいくらにするかを設定します。

1. 「WooCommerce」 > 「設定」 > 「配送」タブに移動します。
2. 配送地域を作成し、地域ごとに配送方法（定額送料、送料無料、店頭受け取りなど）を追加して料金を設定します。
3. 日本国内で運用する場合は、国内の配送に合わせて設定を調整します。

6. その他の重要設定

• 税金（消費税）の設定: 「WooCommerce」 > 「設定」 > 「一般」タブで「税率と計算を有効化」にチェックを入れ、「税」タブで消費税率などを設定します。
• 日本語対応の強化: 標準のWooCommerceでも日本語化されていますが、日本の商習慣（氏名に「様」をつける、郵便番号からの自動住所入力、配送日時の指定など）に対応させるために、「Japanized For WooCommerce」などの日本語対応プラグインを導入することが推奨されます。

これらのステップを踏むことで、WooCommerceを使った基本的なネットショップの運用が開始できます。詳細な設定は多岐にわたるため、個別の機能については公式ドキュメントや専門サイトを参考に進めることをお勧めします。

注意点

WordPressプラグインであるWooCommerceを導入・運用する上での主な注意点や課題には、以下のようなものがあります。

1. WordPressの知識が求められる
   • WooCommerceはWordPress上で動作するため、WordPress自体の基本的な知識（インストール、テーマ、プラグインの管理、設定など）が必要です。
   • カスタマイズやトラブルシューティングの際にも、ある程度のWordPressやWeb制作（HTML, CSS, PHPなど）の知識が求められることがあります。
2. セットアップと設定に手間がかかる
   • オープンソースであり自由度が高い反面、ゼロからECサイトを構築するため、初期設定に時間と手間がかかります。
   • 特にWordPressサイトをまだ持っていない場合は、レンタルサーバーの契約、ドメインの取得、WordPressのセットアップ、SSL証明書の発行といった工程が必要です。
3. セキュリティ対策が不可欠
   • オープンソースであるため、サイトのセキュリティ対策は自己責任で行う必要があります。
   • 具体的には、WordPress本体、テーマ、プラグインを常に最新バージョンに保つ、信頼できるプラグインのみを使用する、二段階認証の導入、定期的なバックアップなどが重要です。
   • クレジットカード情報を取り扱う場合は、経済産業省などが求める「クレジットカード・セキュリティガイドライン」への対応（EMV 3Dセキュア対応など）も必要になります。
4. 決済手段の準備が必要
   • 主要なクレジットカード決済やコンビニ決済などを導入するには、別途決済代行会社と契約し、WooCommerceと連携させる必要があります。
   • 決済代行会社によって手数料などが異なるため、事前に確認が必要です。
5. サーバー・ドメイン代などの費用が発生する
   • WooCommerce自体は無料で利用できますが、WordPressを動作させるためのレンタルサーバー代とドメイン代が継続的に発生します。
6. パフォーマンスと拡張性の問題（大規模サイトの場合）
   • 小規模なサイトでは問題ありませんが、トラフィックや商品数が増えてサイトの規模が大きくなると、読み込み速度の低下やデータベースの問題など、パフォーマンス維持のための最適化（サーバーリソース管理、キャッシュ、データベース最適化など）がより複雑になります。
   • プラグインを多用しすぎると、サイトの速度に悪影響を与えたり、セキュリティリスクを増大させたりする可能性があるため注意が必要です。

WooCommerceの最大の魅力である高いカスタマイズ性や固定費がかからない（基本的に無料）というメリットを享受するためにも、上記のような注意点を把握し、計画的に導入を進めることが重要です。

中小企業のECサイトは専任者が必要か

中小企業のECサイト運営に専任者が必要かどうかは、サイトの規模や売上、運営フェーズによって大きく異なります。

結論から言うと、専任者がいたほうが売上拡大や業務効率化には有利ですが、リソースが限られる中小企業では、必ずしも最初から専任者を置かなくても成果を出すことは可能です。

専任者がいることのメリット・デメリット

	メリット	デメリット
専任者あり	・業務に集中できるため、売上拡大のための施策（集客、商品企画、サイト改善など）を継続的に実行しやすい。	・人件費が増える。
	・専門スキル（Webマーケティング、分析など）を蓄積しやすい。	・専任者のスキルによっては、他の業務との兼任の方が効率的な場合もある。
兼任者あり	・人件費を抑えられる。	・他の業務に追われ、ECサイトの運営がおざなりになりやすい。
	・他の部署の知識（商品知識、バックヤード業務など）を活かしやすい。	・スキルやノウハウが蓄積されにくい、あるいは属人化しやすい。

多くの中小企業では、人件費の制約から、Web担当者が他の業務と兼任しているケースが少なくありません。しかし、売上が拡大するにつれて業務量が増え、兼任では手が回らなくなり、結果的に機会損失につながる悪循環に陥ることもあります。

専任者の必要性を判断するポイント

以下の要素を考慮して、専任者を置くべきか、あるいは兼任で進めるかを判断しましょう。

1. ECサイトの規模と売上目標

• 立ち上げ期や小規模運営、売上目標が控えめな場合: 受注・在庫管理などのバックエンド業務の自動化を進めれば、兼任でも対応できる場合があります。
• 売上拡大を目指す、規模が大きくなってきた場合: 集客（SEO、広告、SNSなど）やサイト分析、商品企画といったフロント業務に注力するために、専任の担当者がいると強力です。

2. 業務の複雑さと量

ECサイト運営には、以下のような多岐にわたる業務があります。

• フロント業務（売上を伸ばすための業務）: 商品企画、サイトのデザイン・改善、集客（広告・SEO）、データ分析、販売促進企画など
• バックエンド業務（サイトを回すための業務）: 受注管理、在庫管理、梱包・発送、顧客対応（問い合わせ・クレーム）など

これらの業務を兼任者がすべて高い品質で継続的に行うのが難しいと感じ始めたら、専任化や外部委託を検討するタイミングです。特にバックエンド業務の自動化や効率化は、兼任体制でも重要です。

3. スキルの確保

ECサイトの運営には、WebマーケティングやWebデザインなど、専門的なスキルが求められます。

• 社内にスキルを持つ人材がいる場合: 兼任でもそのスキルを活用できますが、リソースの配分には注意が必要です。
• 社内にスキルを持つ人材がいない場合: 専任者を採用するか、Webマーケティング会社やECコンサルタントへの外部委託（アウトソーシング）を検討する方が、短期間で成果を上げられる可能性があります。

【まとめ】

専任者を置けない場合でも、EC業務支援システムなどを活用して「受注・在庫管理」などのルーティン業務を効率化・自動化し、兼任者が「集客・販促」といった売上に直結する業務に時間を割けるような体制づくりが重要です。

まずはスモールスタートで兼任し、業務負荷が増えたり、売上拡大のために手が回らなくなってきたタイミングで、専任化や外部リソースの活用を検討するのが現実的です。

メリットとデメリット

【メリット】

• 基本料金が無料（コストを抑えられる）:
  • WooCommerceプラグイン自体は無料で利用できます。
  • 登録料や月額料金がかからないため、ECサイト立ち上げの初期費用や固定費を抑えたい場合に適しています。（ただし、WordPressのサーバー代やドメイン代は別途必要です。）
• 高いカスタマイズ性と自由度:
  • オープンソースであり、WordPressをベースにしているため、デザインや機能の自由度が高く、オリジナリティのあるネットショップを構築できます。
  • 多くの拡張機能やテーマが利用可能です。
• SEO対策機能の充実:
  • WordPressの持つSEOの強みを活かし、ネットショップのSEO対策が行いやすいです。
• ネットショップ運営サービスに依存しない:
  • 自社で用意したサーバーとドメインを使用するため、特定のプラットフォームの規約やサービス終了などの影響を受けにくいです。
• ブログとの連携が容易:
  • WordPressサイト内に構築するため、コンテンツマーケティング（ブログ）との連携がスムーズに行えます。

【デメリット】

• セットアップに手間と時間がかかる:
  • プラグインのインストールは容易ですが、各種設定（決済、配送など）やカスタマイズに作業コストと時間がかかる場合があります。
• カスタマイズにWordPressの知識が必要:
  • 自由度が高い反面、本格的なデザイン変更や独自機能の追加には、HTML、CSS、PHPといったWordPressやWeb制作の専門知識・スキルが求められます。
• セキュリティ対策が不可欠:
  • オープンソースであるため、セキュリティ対策（プラグインの選定、アップデートなど）を自ら行う必要があります。何も対策をしないと不正アクセスなどのリスクが高まります。
• 公式サポートが弱い（主に英語）:
  • 海外発のサービスであるため、インターフェースはほぼ日本語化されていますが、ヘルプや公式サポートは英語がメインとなります。
• サーバー代・ドメイン代などが別途必要:
  • プラグインは無料ですが、WordPressを稼働させるためのサーバー費用とドメイン費用は別途発生します。

これらのメリットとデメリットを考慮し、ご自身の目的やスキル、かけられるコスト・時間に応じて導入を検討されると良いでしょう。

口コミ・評価

WooCommerceは高機能で柔軟性が高いという点で評価が高い一方、特に日本の商習慣に合わない点や、レビュー機能の使い勝手など、独自性による使いにくさが指摘されています。

良い点（メリット・評価されている点）

• 機能の充実度と拡張性:
  • 無料で利用できる基本機能が充実しており、シンプルなネットショップなら十分に構築できます。
  • 拡張機能（アドオン）が豊富で、機能の追加やカスタマイズの自由度が非常に高いです（無料・有料合わせて多数）。
  • デジタルコンテンツのダウンロード販売などに適しているという意見があります。
• 日本語対応:
  • インターフェイスはほぼ日本語化されています。
• 決済手数料のリーズナブルさ:
  • SquareやStripeといった決済サービスを導入でき、決済手数料がリーズナブルな傾向があります。
• 信頼性と将来性:
  • 世界的に人気が高く、オープンソースのため常に改善が続けられており、長期的に安心して利用できると評価されています。

懸念点（デメリット・使いにくい点）

• 初心者には複雑:
  • 多機能である反面、WordPress自体が使いやすいとは言えないため、初心者にとっては少し難しいと感じられることがあります。
• 日本の商習慣とのズレ（特にレビュー機能）:
  • レビュー投稿のフローが悪い: ログインして購入履歴から商品をクリックするなど、レビューが書きにくい構造になっているとの指摘があります。レビュー専用タブや履歴がない、という意見もあります。
  • ポイント機能がない: デフォルトでレビューによる自動ポイント付与機能などがなく、日本のASP（ネットショップサービス）にあるような機能が不足しています（プラグインで対応可能）。
  • レビュー依頼メールの機能がない: デフォルトでは、購入者へレビュー依頼のメールを自動で送る機能がありません（プラグインで対応可能）。
  • ニックネームでの投稿: 日本ではニックネーム投稿が一般的ですが、WooCommerceのデフォルト設定では対応が難しい場合があり、カスタマイズやプラグインが必要です。
• サポートは英語がメイン:
  • ヘルプやサポートは基本的に英語でのやり取りが前提となります。

レビュー機能のカスタマイズについて

標準のレビュー機能の欠点を補うために、「Customer Reviews for WooCommerce」のようなレビュー特化のプラグインが多く提供されています。これらを導入することで、以下のような機能を追加できます。

• レビュー依頼メールの自動送信
• レビューフォームの強化（画像/動画添付、評価項目の追加など）
• Google Shoppingとの連携
• レビュー投稿者への割引クーポンの自動発行

WooCommerceの導入を検討される際は、基本的なネットショップ機能は非常に優れている一方で、日本のきめ細やかな顧客対応やレビュー機能については、追加のプラグイン導入やカスタマイズが必要になることが多い、という点を考慮すると良いでしょう。

有料WordPressテーマがECサイトに有利な点

項目	内容	無料テーマとの違い・メリット

1. デザイン品質

プロのデザイナーが設計しており、ブランディング力・信頼感が高い

無料テーマより洗練されたデザイン・UX（ユーザー体験）

2. WooCommerce対応

EC機能に特化したテンプレートや商品ページデザインが充実

無料テーマはWooCommerceに完全対応していないことが多い

3. 高速表示

コードが最適化されており、読み込みが速い

無料テーマでは速度チューニングが不十分な場合あり

4. カスタマイズ性

管理画面からデザイン・色・レイアウト変更が簡単

無料テーマはCSS編集が必要な場合が多い

5. サポート体制

開発元のサポートがあり、トラブル時に対応可能

無料テーマは基本的に自己解決が必要

6. セキュリティ更新

定期的にアップデートされ、脆弱性対策がされている

無料テーマは更新が止まることが多い

7. コンバージョン最適化

商品購入・問い合わせ導線を考慮した設計

無料テーマはブログ中心でEC向きでないことが多い

8. 多機能プラグイン連携

WooCommerce拡張やLP作成などと相性が良い

無料テーマでは動作保証がない場合も

9. モバイル最適化（レスポンシブ）

スマホユーザー向けの購入導線が最適化

無料テーマでは表示崩れや導線不備もあり

10. SEO・スキーマ構造対応

商品・レビューなどの構造化データに対応

検索結果でリッチリザルトが出やすい

EC（ネットショップ）サイトに適した有料テーマ

EC（ネットショップ）サイトに適した順として、以下のように比較表を作成しました。 ※「ECサイトに適している」と判断する主な観点として「ECプラグイン（たとえば WooCommerce 等）との相性」「商品ページ・カート・決済などの構築しやすさ」「ショップ運営に必要な誘導・集客機能」の３つを重視しています。

順位	テーマ名	EC対応・特徴	強み／補足	注意点
1位	Emanon（エマノン）	WooCommerce 対応済み。ショップページ／商品ページをノーコードで調整可能。	ビジネス・ショップ用途を意図して設計されており、ECサイト構築の実用性が高い。	細かいカスタマイズには学習コストあり。
2位	LIQUID PRESS（リキッドプレス）	多用途対応（ブログ・企業サイト・LP）だが「eコマース／EC用途」について明確な強調が少なめ。	高品質でレスポンシブ／ブロックエディタ対応。比較的汎用性あり。	EC専用機能・カート構築の記述が薄く、設定や対応プラグインの確認が必要。
3位	THE THOR（ザ・トール）	SEOやデザイン・集客に強く、ブログ・アフィリエイト用途に高評価。ECプラグインとの相性では「相性が悪い」という指摘あり。	デザイン性・SEO性能が非常に高い。集客を重視するショップには魅力。	EC専用機能（カート／商品管理）についてサポートが薄い、WooCommerceとの相性でトラブル報告あり。
4位	STORK SE（ストークSE）	ブログ・コーポレート用途に特化。1カラムデザイン・コンテンツ重視。EC用途向けの明記が少ない。	コンテンツ・情報発信サイトとして安定。初心者でも使いやすい。	ECサイト（商品／カート／決済）構築を前提とした設計ではないため、ショップ運営において機能が足りない可能性あり。

補足・コメント

• Emanonが最も「ECサイト向き」と判断できる理由は、公式に「WooCommerce対応」「ショップページ・商品ページのデザインをノーコードで調整可能」と明記されている点です。
• LIQUID PRESSも柔軟ですが、「EC専用」の記載が少ないため、2位としました。
• THE THORはデザイン・SEO強化目的で魅力的ですが、ショップ構築という観点ではやや不安があります。特に「WooCommerceと相性が悪い」という実ユーザーの報告もあります。
• STORK SEは純粋な「ショップ構築」用途ではなく、発信コンテンツサイト向けと言えます。