レンタルサーバーを乗り換え(WordPressインポートツール編)

WordPress運用中のレンタルサーバーを乗り換えたい。高速のサーバー、ランニングコストを抑えたいなどの理由で乗り換えを考えるのですが、ネックになるのはデータの移行方法です。移行先のレンタルサーバーによっては移行ツールや移行作業を代行してくれるサービスをオプションにしている場合もありますが、そうでない場合は自力で解決する必要があります。

※この記事でご説明の内容は、運用中のレンタルサーバーを他社のレンタルサーバーへWordPressを移行する内容になっています。移行先のレンタルサーバーにはWordPressがインストールされていなければなりません。

WordPressにはデータをエクスポートするツールとインポートするツールがあるので、これを使ってサーバーを移行することができます。比較的ページ数が少ない場合に適した方法です。(WordPressはデータベースを使用しているので、サーバーからFTPでダウンロードして、移行先にアップロードしてもダメです。)

インポートツールの使い方

WordPressにはデフォルトでインポートツールが装備されています。まず、移行元のサーバーからエクスポートを使ってデータをローカルPCにダウンロードし、移行先のレンタルサーバーの新規に作成したWordPressにインポートする手順となります。

インポートは、投稿、ページ、コメント、カスタムフィールド、カテゴリ、タグをインポートすることはできますが、プラグインや画像等のメディアはインポートされません。

エクスポートしたデータをインポートするには、ツール > インポート  > WordPressインポーターの実行と進みます。

インポートツールの使い方

WordPressのインポート画面になったらPC上のダウンロードした xml ファイルを選択し、ファイルをアップロードしてインポートボタンをクリックします。

初めてこのツールを利用する場合、画面にツールを導入すように促されるので画面のメッセージに沿って進めます。実際にはプラグインとして「WordPress Importer」がインストールされます。

WordPress Importer

  • Version / 0.8.2
  • Active installations / 3百万以上
  • WordPress version / 5.2またはそれ以降
  • Tested up to / 6.4.5
  • Tested up to / 5.6またはそれ以降

※移行元サーバーからデータをエクスポートするには、レンタルサーバーを乗り換え(WordPressエクスポートツール編)をご覧ください。

インポートツールは操作は容易なのですが、サーバーによっては大きなデータを扱うとエラーを起こすこともあります。そんなときは、カテゴリーでエクスポートしたりして容量を小さくするとインポートできることもあります。


WordPressは、HTMLやCSSなどのWEB制作スキルがなくても、記事を作成したり更新ができる、世界で最も利用されているCMS(Contents Management System)です。高度なカスタマイズもプラグインを使えば、セキュリティ・バックアップ・画像最適化・フォーム作成・マーケティング・SEO等が初心者でも簡単にできます。自社のイメージに合った有料テーマを利用すれば素早くビジネスサイトを運用でき、ビジネス用途に必要な、お問い合わせや資料請求、新規顧客開拓や既存顧客に対するフォローアップなど自社で対応できるようになります。独自ドメインの取得も年間数百円~、レンタルサーバーも月額数百円~と格安の時代です。ぜひ、自社でビジネスサイトを運用する環境を整え、新規顧客を開拓していきましょう!