WordPressのカテゴリーは親と子両方設定したほうが良いのか
投稿記事のカテゴリー設定について
- 一つの投稿記事に、親カテゴリーと子カテゴリーの両方を設定するべきか
- 基本的に、子カテゴリーのみを投稿記事に設定することをおすすめします。
- WordPressは、子カテゴリーが設定されていれば、その親カテゴリーにも自動的にその投稿が関連付けられていると認識します。
- そのため、子カテゴリーだけを設定しておけば、親カテゴリーと子カテゴリーのアーカイブページの両方に同じ投稿記事が表示されます。
- 両方を手動で設定すると、管理が煩雑になるだけでなく、WordPressの機能の恩恵を十分に受けられません。
- 特別な理由がない限り、子カテゴリーのみにチェックを入れるのが一般的な使い方です。
カテゴリーの使い方
WordPressのカテゴリーは、ブログ投稿を整理し、読者や検索エンジンがコンテンツを見つけやすくするための強力なツールです。カテゴリーは、投稿を特定のトピックやテーマでグループ化するのに役立ちます。
カテゴリーの作成と管理
WordPressのダッシュボードでカテゴリーを作成・管理できます。
- カテゴリーの追加:
- ダッシュボードの左メニューから「投稿」→「カテゴリー」へ移動します。
- 「新しいカテゴリーを追加」セクションで、名前(例:旅行、レシピ)、スラッグ(URLの一部になる部分、通常は名前を半角英数字にしたもの)、そして必要に応じて親カテゴリーや説明を入力します。
- 最後に「新規カテゴリーを追加」ボタンをクリックします。
- 投稿へのカテゴリー割り当て:
- 新しい投稿を作成または既存の投稿を編集する際に、投稿編集画面の右側にある「カテゴリー」ボックスを使います。
- 表示されているリストから該当するカテゴリーにチェックを入れるだけで割り当てが完了します。
- もし該当するカテゴリーがない場合は、その場で「新規カテゴリーを追加」をクリックして作成することもできます。
カテゴリーの階層化
カテゴリーは階層構造にすることができます。例えば、「旅行」という親カテゴリーの下に、「国内旅行」や「海外旅行」といった子カテゴリーを作成できます。これにより、より詳細なコンテンツの分類が可能になります。
カテゴリーの利点
- ナビゲーションの改善: 読者は関心のあるトピックのカテゴリーをクリックするだけで、関連するすべての投稿を見ることができます。
- SEOの強化: 検索エンジンはカテゴリーページをインデックスし、サイトの構造を理解しやすくなります。適切なカテゴリー設定は、特定のキーワードでのランキング向上に貢献します。
- コンテンツの整理: 投稿が増えても、カテゴリーを適切に使うことでサイト全体の管理がしやすくなります。
カテゴリーは、タグと混同されがちですが、役割が異なります。カテゴリーが大まかな分類(目次のようなもの)であるのに対し、タグは特定の詳細なキーワード(索引のようなもの)として使われるのが一般的です。
カテゴリーの注意点
WordPressのカテゴリーを利用する際の注意点は、主に目的の明確化、一貫性の保持、タグとの使い分け、そして階層構造の適切な利用の4点です。これらを意識することで、サイトの利便性が向上し、検索エンジン最適化(SEO)にも良い影響を与えます。
目的の明確化と一貫性の保持
カテゴリーは、ブログやウェブサイトの内容を大まかに分類し、ユーザーが目的のコンテンツを探しやすくするためのものです。例えば、ニュースサイトであれば「政治」「経済」「社会」「スポーツ」のように、大分類として機能します。
- 目的を明確にする: カテゴリーを設定する際は、「何を分類するのか」という目的を明確にしましょう。漠然としたカテゴリー(例:「その他」)は避け、ユーザーが直感的に内容を把握できるような名前を付けることが重要です。
- 一貫性を保つ: 一度設定したカテゴリーの基準は、すべての記事で一貫して適用することが大切です。これにより、ユーザーはサイト内をスムーズに移動でき、信頼性も高まります。
タグとの使い分け
カテゴリーとタグは、どちらもコンテンツを分類する機能ですが、役割が異なります。
- カテゴリー: 記事の大分類です。通常、1つの記事に割り当てるカテゴリーは1つか2つに絞るのが一般的です。例えば、料理ブログであれば「和食」「洋食」「中華」などがカテゴリーにあたります。
- タグ: 記事の詳細なキーワードです。1つの記事に複数のタグを付けることができ、関連性の高い記事同士を結びつける役割を果たします。上記の料理ブログの例で言えば、「和食」カテゴリーの記事に「煮物」「魚料理」「大根」といったタグを付けるイメージです。
カテゴリーとタグを混同せず、それぞれの役割を理解して使い分けることで、サイトの構造が整理され、ユーザーの利便性が向上します。
階層構造の適切な利用
WordPressでは、カテゴリーに親子関係を設定し、階層構造を作ることができます。
- 例: 親カテゴリー「料理」の下に、子カテゴリーとして「和食」「洋食」を設定できます。
- 注意点: 階層が深くなりすぎると、かえってユーザーが迷子になる原因となります。通常、2〜3階層程度に留めておくのが良いでしょう。また、階層構造はサイトのURLにも影響を与えるため、SEOの観点からもシンプルで分かりやすい構造を心がけましょう。
【THE THOR(ザ・トール)】
は、企業におすすめのWordPressテーマです。特に、デザイン性とSEO対策を重視する企業にとって、優れた選択肢となります。また、初心者でも比較的簡単に高品質な企業サイトを構築できる点が評価されています。
主な機能は以下の通りです。
1. SEO対策機能
- titleタグ、meta descriptionの設定: カテゴリーページごとに個別にtitleタグとmeta descriptionを設定できます。これにより、カテゴリーページ自体のSEO評価を高め、アクセスアップに繋がります。
- 自由コンテンツエリア: カテゴリーページの上部に自由なコンテンツ(説明文や画像など)を追加できます。これにより、カテゴリーページのコンテンツを充実させることができ、SEO評価の向上に貢献します。
2. デザイン・カスタマイズ機能
- カテゴリーごとのデザイン設定: カテゴリーごとにテーマカラー、背景画像(静止画、動画、スライドショー)を設定できます。
- 並び順の指定: カテゴリーの表示順を自由に指定できます。
- ウィジェット: サイドバーやメニューパネルにカテゴリーリストを設置でき、ドロップダウン表示や投稿数の表示、階層表示など細かく設定できます。
- 絞り込み検索機能: カテゴリーやタグ、キーワードで記事を絞り込んで検索する機能がウィジェットとして用意されており、ユーザーが目的の記事を探しやすくなります。
- タブ切り替え表示: カテゴリーごとの最新記事をタブで切り替えて表示するカスタマイズも可能です。
3. 収益化機能
- 広告・商品ランキングの設置: カテゴリーアーカイブページの上部など目立つ場所に広告や商品ランキングを配置し、収益化を図ることができます。
これらの機能は、WordPressの標準機能である「カテゴリーの追加・編集」画面に「THE THOR」独自の項目として追加されています。これにより、専門的な知識がなくても、視覚的に分かりやすい操作で細かな設定を行うことが可能です。