WordPressブロックエディタの編集モードの使い方

ブロックエディタとは

WordPressブロックエディタは、WordPress 5.0から標準搭載された新しいエディタで、別名「Gutenberg(グーテンベルク)」とも呼ばれます。

主な特徴とメリットは以下の通りです。

  • 「ブロック」単位での編集: これが最大の特徴です。文章、画像、見出し、リスト、ボタンなど、記事を構成する様々な要素をそれぞれ独立した「ブロック」として扱います。これにより、それぞれのブロックを個別に編集、移動、削除、設定変更などが容易になります。
  • 直感的な操作性: HTMLやCSSの専門知識がなくても、ドラッグ&ドロップなどの直感的な操作で、複雑なレイアウトや装飾を簡単に実現できます。例えば、「左に画像、右に文章」といったカラム表示も簡単に作成可能です。
  • レイアウトのしやすさ: ブロックごとに位置調整やレイアウトの変更が簡単に行えます。カラムブロックなどを活用すれば、コンテンツ領域を複数に分割して配置することも可能です。
  • 効率的なライティング: 定型文などをブロックとして登録し、再利用できる機能も標準で備わっているため、効率的に記事作成が進められます。
  • 不要なタグの削減: ブロックごとに要素が設定されるため、従来のクラシックエディタで発生しがちだった余計なHTMLタグの挿入が減り、ページ表示速度の改善にも繋がる可能性があります。
  • カスタマイズ性: WordPressが標準で提供するブロックだけでなく、プラグインを導入することで、アコーディオン、モーダルウィンドウ、スライダーなど、より複雑な機能を持ったカスタムブロックも作成・利用できます。
  • SEOへの配慮: 見出しや特定のブロックにセクション構造を持たせることで、SEOに配慮した記事ページの制作も可能です。

従来の「クラシックエディタ」は、一般的なブログサービスの編集画面に似ており、HTMLやCSSを使った記述がしやすいという特徴がありましたが、ブロックエディタは、より視覚的に、そして直感的にコンテンツを作成・編集できることを目指して開発されました。

WordPressで記事を投稿・編集する際は、このブロックエディタが主なツールとなります。

ブロックエディタのメリット

WordPressのブロックエディタ(Gutenberg)は、WordPress 5.0から標準搭載された新しい編集機能で、多くのメリットがあります。

主なメリットは以下の通りです。

  • 直感的な操作と視覚的な編集:
    • 文章、画像、見出し、ボタンなどのコンテンツ要素を「ブロック」という単位で扱います。
    • ドラッグ&ドロップでブロックを自由に配置・移動でき、HTMLやCSSの知識がなくても直感的にレイアウトを調整できます。
    • 編集画面が公開後の表示に近い形でプレビューできるため、視覚的に確認しながら作業を進められます。
  • HTML/CSSの知識不要で高度なレイアウト:
    • 以前のクラシックエディタでは難しかった、画像とテキストの横並び(カラム表示)や、背景画像の上にテキストを配置する「カバー」ブロックなど、多彩なレイアウトを簡単に実現できます。
    • 余計なHTMLタグが自動で挿入されにくく、コードがクリーンになり、ページの表示速度向上やSEOにも良い影響を与える可能性があります。
  • 作業効率の向上:
    • 頻繁に使う定型文や特定のレイアウトを「再利用ブロック」として登録し、他の記事でも簡単に呼び出して使用できます。これにより、繰り返し作業の時間を大幅に短縮できます。
    • 各ブロックに固有の設定があり、例えば画像ブロックならサイズ調整やキャプション追加、段落ブロックなら文字寄せや色変更などが簡単に行えます。
  • 柔軟な拡張性:
    • WordPress標準のブロックだけでなく、プラグインをインストールすることでさらに多様な「カスタムブロック」を追加できます。これにより、より複雑な機能やデザインのコンテンツも簡単に組み込めます。
    • テーマによっては、ブロックエディタに対応した独自のレイアウトやデザインが用意されており、サイト全体の統一感を保ちながらコンテンツを作成できます。
  • 将来性:
    • WordPressの主要な開発はブロックエディタを中心に進められており、新しい機能や改善が継続的に追加されています。
    • 多くの新しいテーマやプラグインがブロックエディタに対応しており、今後もその傾向は続くため、長期的に見てもブロックエディタを使うメリットは大きいです。

これらのメリットにより、WordPressブロックエディタは、特にHTMLやCSSの専門知識がないユーザーでも、より自由で表現豊かなコンテンツを効率的に作成できるようになっています。

ブロックエディタのデメリット

WordPressブロックエディタ(Gutenberg)は、WordPressのコンテンツ作成方法を大きく変革しましたが、その一方でいくつかのデメリットも存在します。主なデメリットは以下の通りです。

1. 学習曲線:

  • 慣れるまでに時間がかかる: 従来のクラシックエディタに慣れていたユーザーにとっては、ブロックという新しい概念やインターフェースに慣れるまでに時間がかかります。特に、WordPressの初心者にとっては、ブロックの種類や設定項目が多く、混乱しやすい場合があります。
  • 直感性に欠ける場合がある: 一部のユーザーは、ブロックの配置や設定が直感的ではないと感じることがあります。特に複雑なレイアウトを作成しようとすると、目的のブロックを見つけたり、適切に設定したりするのに手間取ることがあります。

2. 互換性の問題:

  • 既存テーマやプラグインとの競合: 古いテーマやプラグインの中には、ブロックエディタに完全に対応していないものがあります。これにより、レイアウトの崩れ、機能の不具合、またはエディタが正常に動作しないといった問題が発生する可能性があります。
  • 移行の難しさ: クラシックエディタで作成された既存のコンテンツをブロックエディタで編集しようとすると、意図しない表示になったり、手動での調整が必要になったりすることがあります。

3. 柔軟性の制限(一部のケースで):

  • 細かなデザイン調整の限界: ブロックエディタは、あらかじめ用意されたブロックと設定を組み合わせるのが基本です。そのため、非常に細かく、自由なデザインを追求しようとすると、CSSなどの知識が必要になったり、カスタムブロックの開発が必要になったりする場合があります。クラシックエディタでHTMLを直接編集する感覚とは異なります。
  • 特定のレイアウトの実現: 複雑なグリッドレイアウトや、特定のカスタムレイアウトをWYSIWYG(見たままを編集)で実現しようとすると、思ったようにいかない場合があります。この場合、パターンや再利用ブロックの活用、あるいは外部のページビルダープラグインの併用を検討する必要が出てきます。

4. 動作の重さ・パフォーマンス:

  • 複雑なページでの動作遅延: 多数のブロックを使用したり、画像などのメディアファイルを多く挿入したりすると、エディタの動作が重くなり、ページの読み込みに時間がかかることがあります。これは、ブロックエディタがJavaScriptを多用しているため、ブラウザのリソースを消費しやすいことが原因の一つです。
  • サーバー負荷の増加: エディタの動作やプレビュー生成のために、サーバーへのリクエストが増えることがあり、共有ホスティング環境などではパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

5. 機能の重複・複雑性:

  • 多数のブロックの種類: WordPressコア、テーマ、プラグインから提供されるブロックの種類が非常に多く、ユーザーはどのブロックを使えば良いか迷うことがあります。
  • 設定項目の多さ: 各ブロックには多くの設定項目があり、使いこなすまでに時間がかかります。これにより、シンプルにコンテンツを作成したいユーザーにとっては、かえって複雑に感じられることがあります。

これらのデメリットは、ブロックエディタの進化や、ユーザー側の慣れによって徐々に解消されつつあります。しかし、現状ではこれらの点がユーザーにとっての課題となる場合があります。

ビジネスを加速させる

Information

ココナラにはWordPressに関連するさまざまなサービスがあります。以下のようなサービスを依頼することができます。

  • ホームページ作成(WordPress): プロのクリエイターに、集客に強い、デザイン重視など、ニーズに合わせたWordPressのホームページ作成を依頼できます。
  • ブログサイト制作・カスタマイズ: 初心者向けのブログ作成から、テーマやプラグインの設定・カスタマイズまで依頼できます。
  • Webサイト修正・カスタム・コンサル: WordPressサイトの修正や機能追加、レイアウト変更、コンサルティングなどを依頼できます。
  • LP制作(WordPress): WordPressを使ったランディングページ(LP)の制作や、修正・更新を依頼できます。
  • ECサイト制作(WordPress): WordPressを使ってECサイトやネットショップを構築、またはカスタマイズを依頼できます。
  • HTML・CSSコーディング: WordPress対応のコーディング代行を依頼できます。

これらのサービスは、予算やスケジュールに合わせて豊富な出品者の中から選ぶことができ、オンライン上で取引が完結します。

ココナラにおけるWordPress関連サービスの特徴は、多様なニーズに対応できる幅広さと、比較的安価な価格帯にあります。

Information

ザ・トール (THE THOR) は、集客と収益化に特化した、WordPressの有料テーマです。

デザイン性が高く サイトの印象を左右するデザイン設定が、色やレイアウトを細かくカスタマイズでき、初心者でもプロのような美しいサイトが作れます。

主な特徴と評判:

  • SEOに強い: 「究極のSEO最適化テーマ」と謳われており、HTML5+CSS3による最新のコーディング、構造化マークアップへの対応、高速表示技術、最先端のSEO機能など、検索エンジンからの評価を意識した設計がされています。SEO対策用のプラグインが不要になるほど、テーマ自体に多くのSEO対策が施されていると評判です。
  • デザイン性: プロ仕様のデザイナーズサイトが簡単に作れるほど、洗練された美しいデザインが特徴です。デモサイトからデザインスタイルをダウンロードして適用できる「デザイン着せ替え機能」も備わっており、初心者でもおしゃれなサイトを短時間で作成できます。
  • 機能性: サイトの集客・収益を強力に後押しする「集客・収益化支援システム」を搭載しており、CTA(行動喚起)エリアや記事内広告などの機能も充実しています。また、見出しデザイン53種類、アイコン498種類、ショートコード12種類など、記事を装飾する機能が豊富に用意されており、HTMLやCSSの知識がなくても簡単にカスタマイズできます。
  • 高速表示: 革新的な高速表示技術を多数装備しており、国内屈指の高速テーマとしても知られています。AMPやPWAにも対応しています。
  • 多機能性: 必要とされる多くの機能がテーマ内に搭載されているため、多数のプラグインを導入する必要がありません。これにより、サイトの動作を軽くし、表示速度の向上にも貢献します。
  • サポート: 購入後には操作マニュアルや質問サポートが提供されており、初心者でも安心して利用できる体制が整っています。
  • 複数サイト利用可能: 1度購入すれば、複数のサイトで利用できるライセンス形態を採用しているため、複数のサイトを運営する方にはメリットが大きいです。

WordPressテーマ「THE THOR(ザ・トール)」は、SEO対策、デザイン、機能性の3つを高いレベルで備えた高機能テーマです。多機能でプロのようなサイトを簡単に作れる反面、初心者には少し設定が複雑で、慣れるまでに時間がかかるという評価もあります。

Information

レンタルサーバー「ロリポップ!」は、WordPressの運用において有利な点が多いと言えます。特に、初めてブログやWebサイトを始める初心者にとって、コスト面や使いやすさの面で大きなメリットがあります。

ロリポップ!がWordPress運用に有利とされる主な理由は以下の通りです。

  • 低コスト: 他社と比較して月額料金が安価に設定されており、特に初心者や個人でサイトを運営したい方にとって、費用を抑えて始められるのが大きな魅力です。
  • WordPressの簡単インストール: 管理画面から数クリックでWordPressを自動インストールできる機能が備わっています。複雑なデータベース設定やファイルのアップロード作業が不要なため、専門知識がなくてもすぐにWordPressを始められます。
  • 高速性: 「ハイスピードプラン」などの上位プランでは、LiteSpeedという高速Webサーバーを導入しています。これにより、WordPressの表示速度や動作が非常に高速で安定しています。
  • 無料SSL: 独自ドメインのSSL化(サイトの常時SSL化)が無料で利用可能です。これにより、サイトのセキュリティを確保し、ユーザーに安心して利用してもらうことができます。
  • 充実したサポート: メール、チャット、電話によるサポート体制が整っており、初心者でも安心して利用できます。

ロリポップ!は、コストパフォーマンスに優れ、WordPressの簡単インストール機能や無料SSLが標準で備わっているため、特にWordPressを初めて使う初心者にとって非常に有利なレンタルサーバーです。サイトの規模やアクセス数が増えるにつれて表示速度が課題になる可能性があるため、最初から「ハイスピードプラン」以上を選ぶと、より快適に運用できるでしょう。