有料テーマのバージョンと後継テーマ一覧

目次
主な有料テーマのバージョン・後継テーマ一覧
有料WordPressテーマのバージョン履歴について、一般的に公開されている情報はテーマによって異なり、また、バージョンアップは頻繁に行われるため、網羅的かつ最新のバージョンを正確に一覧表にまとめるのは非常に困難です。
しかし、人気のある有料WordPressテーマの主なバージョンや後継テーマに関する情報を、検索結果や一般的な知識に基づいて、表としてまとめることは可能です。
ここでは、日本で人気の高い有料WordPressテーマの中から、主要なテーマの情報をまとめます。
| テーマ名 | 主なバージョン/後継テーマ | 特徴・補足 |
| SWELL | SWELL (メジャーバージョンアップでテーマ名が変わっていない) | ブロックエディタ完全対応で人気のテーマ。比較的新しい有料テーマ。 |
| AFFINGER | AFFINGER5 (WING) AFFINGER6 (ACTION) AFFINGER GOC | アフィリエイト・収益化に特化した多機能テーマ。複数バージョンが存在し、後継テーマがリリースされている。 |
| JIN | JIN JIN:R | ブログ向けに人気の高いテーマ。JIN:Rが後継テーマとしてフルリニューアルされている。 |
| STORK | STORK STORK19 | ブログ初心者にも使いやすいシンプル設計で人気。STORK19が後継テーマ。 |
| SANGO | SANGO (メジャーバージョンアップでテーマ名が変わっていない) | マテリアルデザインで、やさしい雰囲気が特徴のテーマ。 |
| THE THOR | THE THOR (メジャーバージョンアップでテーマ名が変わっていない) | 高速表示とデザイン性の高さが特徴の多機能テーマ。 |
| 賢威 | 賢威7 賢威8 | SEOに強い老舗のテーマ。バージョンアップにより大きな変化がある。 |
| Emanon | Emanon Pro Emanon Premium | ビジネスサイトや企業サイト向けに特化したテーマ。後継テーマが提供されている。 |
ご注意
- 上記の「主なバージョン」は、テーマ名や販売パッケージが大きく変わった時点を指しており、個々のテーマのマイナーアップデート(例:v1.0.0 v1.0.1)は含んでいません。
- 最新のバージョン情報や細かいアップデート履歴については、必ず各テーマの公式サイトをご確認ください。
- 新しいテーマ(SWELLなど)は、メジャーアップデートがあってもテーマ名を変更せず、機能追加・改善を行っていることが多いです。
有料テーマは最新バージョンにすべきか?
テーマを最新バージョンにすべきかどうかは、一般的に「はい」です。
最新バージョンへの更新は、セキュリティ、機能、および互換性の面で多くのメリットがあるため、強く推奨されます。
最新バージョンにすべき理由
- セキュリティの向上:
- 古いバージョンには、既知のセキュリティ上の脆弱性が残っている可能性があります。
- 最新バージョンには、これらの脆弱性への修正(パッチ)が含まれており、ウェブサイトをマルウェアやハッキングの脅威から保護します。
- 新機能と改善:
- 開発者は、テーマの機能を追加したり、既存の機能を改善したり、パフォーマンスを最適化したりします。
- これにより、サイトの使いやすさ、表示速度、SEOなどが向上する可能性があります。
- 互換性の維持:
- WordPress本体や、使用しているプラグインは常に更新されます。
- テーマを最新に保つことで、これらの新しいバージョンのWordPressやプラグインとの間で互換性が失われるのを防ぎ、サイトの動作不良を防げます。
更新前の注意点
更新は重要ですが、予期せぬ問題が発生するリスクもわずかにあります。特に大規模な更新の場合は注意が必要です。
- バックアップ:
- 更新を行う直前に、必ずウェブサイト全体のバックアップを取得してください。
- 万が一、更新後に問題が発生した場合でも、すぐに元の状態に戻すことができます。
- 子テーマの使用:
- テーマのコードをカスタマイズしている場合は、必ず子テーマ(Child Theme)を使用してカスタマイズを適用していることを確認してください。
- 親テーマを直接編集していると、更新によってそのカスタマイズがすべて上書きされ、失われます。
- 動作確認:
- 更新後、サイトの主要なページ、機能、フォームなどが正しく動作するかを必ず確認してください。
したがって、通常は最新バージョンに更新すべきですが、事前のバックアップと事後の動作確認を怠らないようにしてください。
有料テーマとプラグインの更新の関連性
一般的に、有料・無料を問わず、テーマとプラグインの更新は、WordPressサイトの安定性、セキュリティ、機能維持のために密接に関連しており、特に「互換性」の観点から重要になります。
重要なポイント
1. 互換性の維持
- WordPress本体の更新:WordPress本体は定期的にアップデートされ、新しい機能が追加されたり、セキュリティの脆弱性が修正されたりします。
- テーマ・プラグインの更新:テーマやプラグインは、最新のWordPress本体のバージョンに対応し、機能するように開発者がアップデートを行います。
- 問題の発生:テーマやプラグインのどちらか、または両方が古いバージョンのままだと、最新のWordPress本体との間で互換性の問題が発生し、以下のような不具合が生じる可能性があります。
- サイトのデザイン崩れ
- 機能が正しく動作しない(エラーが表示される)
- 最悪の場合、サイト全体がアクセスできなくなる
2. セキュリティ対策
- テーマやプラグインの古いバージョンにセキュリティホール(脆弱性)が見つかることがあります。
- 開発者はその脆弱性を修正するために更新をリリースします。有料テーマやプラグインの多くは、このセキュリティ対策のための更新を継続的に提供しています。
- 更新を怠ると、ハッキングなどのセキュリティリスクにさらされる可能性があります。
3. 有料テーマとプラグインの更新の特徴
- ライセンスとアップデート:有料のテーマやプラグインは、購入時のライセンス期間内であれば、通常、最新版へのアップデートとサポートの権利が含まれています。ライセンスが切れると、アップデートできなくなる場合が多いです。
- 互換性テスト:信頼できる有料テーマの開発元は、主要な人気プラグインとの互換性をテストし、問題があればテーマのアップデートで対応することが期待されます。しかし、すべてのプラグインとの完全な互換性を保証することは難しいため、個々のサイトで問題が発生しないか確認が必要です。
推奨される更新の手順
特に有料のテーマや重要なプラグインを更新する際は、トラブルを避けるために以下の対応が推奨されます。
- バックアップの取得:更新作業を行う前に、必ずサイト全体の完全なバックアップを取得します。
- ステージング環境でのテスト:可能であれば、本番サイトとは別のステージング環境(テスト環境)を作成し、そこでテーマやプラグインの更新を行い、サイトが正常に動作するか、デザインが崩れていないかなどを事前に確認します。
- 一つずつ更新:特に複数のプラグインを同時に更新すると、どれが原因で不具合が起きたのか特定しにくくなるため、一つずつ個別に更新し、その都度サイトの動作を確認する方が安全です。
WordPressを安全かつ安定して運営するためには、テーマ、プラグイン、そしてWordPress本体を常に最新の状態に保つ努力が欠かせません。
公式テーマと無料テーマのメリット・デメリット
WordPressのテーマを選ぶ際の参考になるよう、公式テーマと無料テーマ(公式ディレクトリ外のものも含む一般的な無料テーマ)の主なメリットとデメリットを比較表にまとめました。
| 項目 | ✅ 公式テーマ (WordPress.org 公式ディレクトリのもの) | ⚠️ 一般的な無料テーマ (サードパーティ製、公式外を含む) |
| 信頼性・安全性 | ✅ 高い:厳しい審査基準を満たしており、セキュリティの懸念が少ない。 | 🔻 低い場合がある:作成者や配布元が不明確な場合、セキュリティリスクや悪意のあるコード(マルウェア)が含まれる可能性がある。 |
| 品質・安定性 | ✅ 高い:WordPressのコーディング標準に準拠しており、動作が安定している。 | ⚠️ ばらつきがある:質の高いものもあるが、コーディングが不適切でサイトの動作を不安定にしたり、表示崩れを起こしたりすることがある。 |
| サポート | ⚠️ 基本的になし:公式フォーラムでのコミュニティサポートが主。開発元による個別サポートはないことが多い。 | ⚠️ 基本的になし:個人開発の場合が多く、突然サポートが終了したり、連絡が取れなくなったりすることがある。 |
| アップデート | ✅ 定期的な更新:セキュリティ修正やWordPress本体のバージョンアップへの対応が比較的速い。 | 🔻 不定期:開発が停止すると、セキュリティリスクが残り、将来的に利用できなくなる可能性がある。 |
| 機能性・デザイン | ⚠️ シンプル:多機能すぎず、カスタマイズの土台として使いやすいように設計されているものが多い。 | ✅ 多機能・デザインが豊富:すぐに使えるように多くの機能やデザインが盛り込まれていることが多い。 |
| カスタマイズ性 | ✅ 高い:子テーマの作成や独自のカスタマイズをしやすいよう配慮されていることが多い。 | 🔻 低い場合がある:独自の機能やフレームワークを使用しており、コードを理解しないとカスタマイズが難しいことがある。 |
| 広告・リンク | ✅ なし:不必要な広告や作成者へのリンクが強制的に挿入されることはない。 | 🔻 ある場合がある:テーマ作成者への非表示にできないクレジットリンクや、勝手に広告が表示されることがある。 |
選ぶ際のポイント
- 安全性を最優先するなら: WordPress.org 公式ディレクトリで配布されている公式テーマを選ぶことを強く推奨します。
- デザインや特定の機能を重視するなら: 信頼できる開発元が提供しており、レビューが多く、定期的に更新されているか確認した上で、一般的な無料テーマを検討しましょう。
- 無料テーマはあくまで自己責任: 公式ディレクトリ外のテーマを使用する場合は、セキュリティとアップデート状況を自己責任で注意深く管理する必要があります。
有料テーマのメリットとデメリット
有料テーマには、無料テーマにはない多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットもあります。主なポイントを以下の表にまとめました。
| 特徴 | メリット (Pros) | デメリット (Cons) |
| 費用 | 最初に買い切りで購入すれば、その後は費用がかからないものが多い。デザイン外注などに比べると費用を抑えられる。 | 初期費用がかかる (一般的に5,000円〜20,000円程度)。月額制のテーマもある。 |
| デザイン・品質 | プロ仕様の高品質なデザインを簡単に実現できる。デザイン性が高く、独自性を出しやすい。 | 他のサイトと同じテーマを使っている場合、オリジナリティに欠ける可能性がある。 |
| 機能・SEO | 豊富な機能が標準搭載されている (例: アフィリエイト機能、広告管理機能)。内部SEO対策が最適化されているものが多い。 | 設定項目が多すぎて、特に初心者には機能を全て把握しきれない、または使いこなすのが難しい場合がある。 |
| カスタマイズ性 | コード知識なしでレイアウト変更や機能追加がしやすく、カスタマイズ性が高い。 | 高機能ゆえに、テーマ特有の機能とプラグインが競合する可能性がある。 |
| サポート | 開発元によるサポート体制が充実している (マニュアル、メールサポートなど)。トラブル発生時に安心。 | テーマのサポートが将来的に終了する可能性があり、WordPress本体のアップデートに対応しなくなるリスクがある。 |
| サイト運営 | デザインや機能の構築に時間をかけず、コンテンツ作成に集中できる。 | 一度テーマを選ぶと、テーマ固有の設定が多いため、後からテーマを変更する作業が大変になることがある。 |
まとめとアドバイス
- 初心者の方やサイト運営に集中したい方には、最初からデザインや機能が整っている有料テーマが特におすすめです。時間と労力を節約でき、結果的に効率的になることが多いです。
- 有料テーマを選ぶ際は、価格の安さだけでなく、デザイン性・機能性・操作性、そしてご自身のサイトの運用目的にマッチしているかを総合的に判断することが重要です。
WordPressテーマ目的別比較表
WordPressテーマを選ぶにはデザインだけでなく、汎用性、アップデートの継続性、サポート体制、そして表示速度やSEO対策の強さといった要素を総合的に考慮することが重要です。目的にあった長く安心して使えるテーマを選ぶようにしたいものです。そこで、目的別に整理したWordPressテーマ比較表を以下にまとめました。 各テーマの特徴や利用目的を簡潔に比較できるようにしています。
| テーマ名 | 主な目的・特徴 | 適した用途 |
|---|---|---|
| RE:DIVER(リダイバー) | 高速表示・SEO最適化に強い。アフィリエイトや収益化を意識した設計。 | アフィリエイトブログ、収益化重視の個人ブログ |
| GOLD BLOG(ゴールドブログ) | ブログ運営に特化。シンプルで使いやすく、初心者でも扱いやすい。 | 個人ブログ、情報発信サイト |
| THE THOR(ザ・トール) | SEO・デザイン・収益化機能を網羅したオールインワンテーマ。広告管理やランキング機能も搭載。 | アフィリエイト、企業サイト、収益化ブログ |
| Emanon(エマノン) | ビジネス向けデザイン。企業サイトやサービス紹介に適したテーマ。 | コーポレートサイト、サービス紹介ページ |
| LIQUID PRESS(リキッドプレス) | WordPress公式登録の国産テーマ。企業サイトからブログまで幅広く対応。初心者でも安心。 | 企業サイト、オウンドメディア、ブログ、LP |
| STORK SE(ストークSE) | モバイルファースト設計。1カラムデザインでコンテンツを際立たせる。直感的操作が可能。 | ブログ、アフィリエイト、ブランディングサイト |
| GOLD MEDIA(ゴールドメディア) | メディア運営に特化。SEO内部構造が強力で、収益化や効率的な運営を支援。 | WEBメディア、アフィリエイトサイト、企業サイト |







