Lightningにコールツーアクションを設置 – WordPressテーマ
Lightningのコールツーアクション
WordPressテーマ「Lightning」でコールツーアクション(CTA)を設定する方法は、主にVK All in One Expansion Unit (ExUnit) プラグインの機能を利用します。LightningはExUnitと連携することで、より強力な機能を発揮するように設計されています。
LightningでのCTA設定方法
- ExUnitの有効化とCTA機能の有効化
- WordPress管理画面から「ExUnit」→「有効化設定」へ進みます。
- 「Call To Action」の項目にチェックを入れ、ページ下部の「変更を保存」ボタンをクリックしてCTA機能を有効化します。
- CTAの表示内容設定
- CTA機能を有効化すると、「Call To Action」の下に「CTA表示内容設定」というリンクが表示されます。このリンクをクリックします。
- この画面で、CTAとして表示したい内容(テキスト、画像、ボタンなど)を設定します。
- 投稿と固定ページのそれぞれにCTAを設定できます。例えば、投稿記事の最後に「お問い合わせはこちら」といったボタンを表示したり、特定の固定ページに資料請求への誘導を設置したりできます。
CTA設定のポイントとベストプラクティス
より効果的なCTAを作成するために、以下の点に注意すると良いでしょう。
- 明確な目的: CTAはユーザーにどのような行動を取ってほしいのかを明確にする必要があります。例えば、「無料サンプルをダウンロード」「今すぐ購入」「お問い合わせ」など、具体的なアクションを促しましょう。
- 視覚的な強調:
- 色: ブランドカラーと調和しつつ、CTAボタンが目立つような色を選びましょう。周囲のコンテンツとのコントラストを意識することが重要です。
- 配置: ユーザーの目に留まりやすい場所に配置しましょう。記事の終わりやページのフッターなど、自然な導線上に設置するのが効果的です。必要であれば、ページの途中に複数配置することも検討しますが、多すぎるとかえって混乱を招く可能性があります。
- サイズと余白: ボタンのサイズを適切にし、周囲に十分な余白を持たせることで、視認性が向上します。
- 簡潔で分かりやすいテキスト:
- アクションワード: 「取得する」「始める」「登録する」「ダウンロードする」など、具体的な行動を促す動詞を使いましょう。
- 短く分かりやすく: ユーザーが一目で内容を理解できるよう、簡潔なフレーズを心がけましょう。専門用語は避けるのが賢明です。
- メリットの提示: ユーザーがCTAをクリックすることで得られるメリットを簡潔に示せると、さらに効果的です。
- ランディングページとの関連性: CTAのクリック先(ランディングページ)とCTAの内容が一致していることを確認しましょう。ユーザーが期待するものと異なるページに飛ばされると、離脱の原因になります。
- モバイルフレンドリー: スマートフォンなどのモバイルデバイスでも、CTAが適切に表示され、クリックしやすいデザインであることを確認しましょう。
- A/Bテスト: 複数のCTAデザインやテキストを用意し、どちらがより高い効果をもたらすかをテスト(A/Bテスト)することで、継続的に改善していくことが可能です。
LightningテーマのCTA機能を活用して、サイトの目的達成に繋がる効果的な導線を設計してみてください。
コールツーアクション(CTA)とは
コールツーアクション(Call to Action、略してCTA)とは、ウェブサイトや広告、メールなどで、ユーザーに具体的な行動を促すための要素のことです。日本語では「行動喚起」と訳されます。
具体的には、以下のような行動を促すためのテキストやボタン、画像リンクなどを指します。
- 「今すぐ購入」
- 「資料をダウンロード」
- 「新規会員登録」
- 「お問い合わせはこちら」
- 「無料トライアルを試す」
ウェブマーケティングにおいては、サイト訪問者をリード(見込み客)へ転換させたり、商品購入や申し込みなどのコンバージョン(成果)を獲得したりするために非常に重要な役割を果たします。
コールツーアクション(CTA)のメリットとデメリット
CTAは、ウェブサイトの訪問者に対して具体的な行動を促すための要素です。
メリット
- コンバージョン率の向上: サイト訪問者を次のステップ(資料請求、購入、問い合わせなど)へ導く効果が高く、成果(コンバージョン)のアップが期待できます。
- コスト効率の良さ: サイトの設計を大規模に変更することなく、CTAの改善だけで効果を上げられるため、比較的少ない手間とコストで実施できます。
- 離脱の防止: ユーザーに次に取るべき行動を明確に提示することで、迷子になるのを防ぎ、サイトからの離脱を減らす効果があります。
- リソースの有効活用: まずCTAの最適化を試みることで、大規模なリニューアルの必要性を判断する材料になり、限りあるリソース(予算、時間など)を有効活用できます。
デメリット・注意点
- ユーザーの混乱と離脱の可能性(CTAの過多): 1つのページにCTAを多く設置しすぎると、ユーザーがどれを選べば良いか迷ってしまい、かえって行動を起こさずに離脱してしまう可能性があります。
- ユーザーの不快感(デザイン・文言の不適切さ): 派手すぎたり、露骨に「押せ」と誘導するようなデザインや文言は、ユーザーに不快感を与えたり、警戒心を抱かせる可能性があります。
- クリック率の低下(不明瞭なテキスト): CTAをクリックした後に何が起こるか不明瞭なテキスト(例:「こちらをクリック」)だと、ユーザーは戸惑いクリック率が低下します。
- 効果の低下(緊急性・メリットの不足): 緊急性が感じられない、またはユーザーにとってのメリットが明確でない場合、「今はいいや」と判断され、購入や申し込みに至らないことがあります。
- 不信感の誘発(過度な煽り): 過度に緊急性を煽ったり、奇抜なデザインにしたりすると、ユーザーに不信感を抱かせて逆効果になる可能性があります。
CTAを効果的に活用するためには、ユーザーの心理やニーズを理解し、適切なタイミング、デザイン、文言で提示することが重要です。
口コミ・評判
WordPressテーマ「Lightning」のCTA機能は、付属のプラグイン「VK All in One Expansion Unit (ExUnit)」に搭載されています。この機能は、ユーザーを特定の行動(例:資料請求、お問い合わせ、購入など)に誘導するために、ページ下部などにCTA(Call To Action)を設置するものです。
LightningのCTA機能の主な特徴と評判
1. 初心者でも使いやすい
- Lightning自体が初心者向けに作られており、CTA機能も直感的に設定できることが評価されています。
- CTAを複数作成・管理できるため、ページの種類(投稿ページ、固定ページ)によって表示するCTAを使い分けることが可能です。
- 固定ページの編集画面から個別にCTAの表示/非表示を設定できるなど、細かなコントロールがしやすい点もメリットです。
2. 豊富な機能とカスタマイズ性
- 単にボタンを置くだけでなく、画像、リンクボタン、テキストなどを組み合わせてCTAコンテンツを作成できます。
- ブロックエディタを使って自由にレイアウトを組むこともでき、デザインの自由度が高いです。
- ウィジェットエリアを利用してフッター上部にCTAを表示させるなど、設置場所の選択肢もあります。
3. デメリットと改善点
- 一部の情報源では、付属の「CTA Contents」を使うと色の変更やパーツの配置調整が制限されるという意見も見られます。この場合、ブロックエディタでCTAを自作することで、より柔軟なデザインが可能になります。
- Lightningは人気テーマのため、デモサイトのデザインをそのまま利用すると他サイトと似たような見た目になりやすいというデメリットもあります。CTAのデザインも、他サイトとの差別化を意識して工夫することが推奨されます。
まとめ
WordPressテーマ「Lightning」のCTA機能は、付属プラグイン「VK All in One Expansion Unit」によって提供されており、初心者でも簡単に、かつ柔軟にCTAを設置できる点が大きなメリットとして評価されています。ページごとに表示するCTAを変えたり、表示/非表示をコントロールしたりと、細かな設定も可能です。
一方で、より高度なデザインを求める場合は、ブロックエディタを活用してオリジナルのCTAを作成する必要があるかもしれません。Lightningのシンプルなデザインを活かしつつ、CTAで独自の個性を出すことで、より効果的なサイト運営ができるでしょう。
公式テーマや無料テーマのデメリット

WordPressの公式テーマや無料テーマには、いくつかのデメリットがあります。主な点をまとめると以下のようになります。
無料テーマ(公式ディレクトリ含む)の主なデメリット
- 機能性やカスタマイズ性の制限
- 有料テーマに比べて、提供される機能やデザインオプションが限られていることが多く、理想とするウェブサイトを構築するために追加の作業やコーディング知識が必要になる場合があります。
- デザインのユニークさに欠ける:多くの人が利用するため、他のサイトとデザインが似通ってしまう可能性があります。
- サポート体制の不足
- 公式なサポートデスクがない:問題が発生した場合、テーマ開発者からの直接的なサポートは期待できません。公式フォーラムやコミュニティなどの情報に頼る必要があります。
- アップデートの頻度と保証
- アップデートが不定期または停止するリスク:開発者のモチベーションやリソースに依存するため、テーマの更新が途絶えがちになることがあります。
- セキュリティリスク:アップデートがされないテーマは、WordPress本体やプラグインの新しいバージョンとの互換性問題や、セキュリティの脆弱性が放置されるリスクがあります。
- 全体の完成度や細かい設定の自由度
- デザインの細かい部分(例:コメント欄、SNSボタンのオン・オフなど)を自由に設定できないなど、痒いところに手が届かないことがあります。
- 著作権表示や広告
- テーマによっては、フッターなどに開発者や提供サービスの著作権表示(クレジット)が消せない、または削除が有料となっている場合があります。
公式テーマ(無料で提供されているもの)に関する追加の留意点
公式テーマはWordPressの基準を満たしており、一定の品質やセキュリティは保たれていますが、無料テーマ全般のデメリットに加え、以下の点も考慮されることがあります。
- デザインがシンプルで汎用性が高い:多くの公式テーマは、ユーザーが自由にカスタマイズできることを前提に、あえてシンプルな設計になっています。そのため、そのままではデザイン面で物足りなさを感じる場合があります。
- 海外製が多く日本語情報が少ない:公式ディレクトリには海外製のテーマも多く、日本語に対応していない、または利用情報が少ない場合があります。
まとめ
特に企業サイトや収益化を目指すサイトなど、高い機能性、デザイン性、セキュリティ、手厚いサポートが必要な場合は、有料テーマの検討も視野に入れることが推奨されます。
一方、個人的なブログや小規模なサイトであれば、公式テーマや信頼できる無料テーマでも十分に運用可能です。ただし、その場合、カスタマイズやトラブル解決に必要な知識は自分で調達する必要があります。
WordPressの公式テーマ(無料)と有料テーマを比較すると、主に費用、機能・カスタマイズ性、サポート、デザインなどの点で違いがあります。
以下に主な比較ポイントをまとめます。
あなたの状況 | 推奨されるテーマ |
予算をかけたくない、個人ブログ、シンプルなサイトで十分、自分でカスタマイズできる知識がある | 公式テーマ(無料) |
ビジネスサイトや本格的なサイトを構築したい、デザインの独自性を出したい、豊富な機能やカスタマイズ性が欲しい、初心者でサポートが必要、時間と労力を節約したい | 有料テーマ |
最終的には、あなたのサイトの目的、予算、求める機能、そしてウェブサイト構築のスキルレベルに応じて、最適なテーマを選択することが重要です。有料テーマを選ぶ場合は、評判やサポート体制、アップデートの頻度をしっかり確認することをお勧めします。
おすすめ有料テーマ
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補足情報
- ザ・トール: SEOと収益化を最重視する設計で、アフィリエイターやブロガーに人気が高いテーマです。
- エマノン: 特にBtoBやサービス業など、Webからの顧客獲得(リードジェネレーション)を重視するビジネスサイト構築に適しています。
- ストークSE: モバイルでの見やすさに徹底的にこだわり、余計な装飾を排したデザインが特徴です。商品の魅力を際立たせたいサイトにも向いています。
- リキッドプレス: 豊富なラインナップの中から目的特化型のテーマを選べるのが大きなメリットです。例えば、ニュースサイトならLIQUID MAGAZINE、企業サイトならLIQUID CORPORATEなどがあります。