Twenty Thirteenは2013年版ブログ向けWordPressテーマ
Twenty Thirteenとは
WordPressテーマTwenty Thirteenは、2013年にWordPressの公式デフォルトテーマとしてリリースされたテーマです。
主な特徴は以下の通りです。
- ブログ向けに特化: コンテンツが主役となるように設計されており、特にブログの投稿が見栄え良く表示されるように工夫されています。様々な投稿フォーマット(リンク、引用、動画、音声、アサイド、ステータス、画像、ギャラリー、チャットなど)に対応し、それぞれがユニークに表現されます。
- シンプルでカラフルなデザイン: 鮮やかな色合いと、それに合わせたヘッダー画像が特徴的です。シンプルながらもデザインの細部にこだわりが見られます。
- レスポンシブデザイン: スマートフォンやタブレットなど、大小さまざまなデバイスで適切に表示されるように最適化されたレスポンシブデザインを採用しています。
- 読みやすさの追求: 1カラムのレイアウトが基本ですが、文章が読みやすい幅に調整されており、コンテンツの読みやすさを重視しています。
- 美しいタイポグラフィーとアイコン: 本文にSource Sans Pro、見出しにBitterという2つのフォントを使用し、Genericonsというアイコンフォントも組み合わせて、美しいタイポグラフィーを実現しています。
- カスタマイズ性: ヘッダー画像や背景、メニュー、ウィジェットなどのカスタマイズ機能が充実しており、ある程度のデザイン変更が可能です。
Twenty Thirteenは、シンプルさとカラフルなデザインで、ブログのコンテンツを際立たせることに焦点を当てたテーマと言えます。
利用数
WordPressテーマ「Twenty Thirteen」のアクティブインストール数(現在の利用数)は30,000以上です。
これはWordPress.orgのテーマディレクトリで公開されている数値で、テーマが現在有効化されて利用されているウェブサイトの数を示しています。
- アクティブインストール数: 30,000+
- 最終更新日: 2025年4月15日(検索結果時点)
- バージョン: 4.4
Twenty Thirteenは2013年のデフォルトテーマであり、古いテーマですが、現在も多くのウェブサイトで利用・維持されています。
利用料
WordPressの公式テーマである「Twenty Thirteen」の利用料は無料です。
これは、WordPressをインストールしてすぐに使えるように提供されているデフォルトテーマの一つで、オープンソースとして公開されています。
補足情報
- WordPress自体: WordPressのソフトウェア自体も無料で使用できます。
- 費用が発生する可能性: 費用が発生するのは、WordPressのホスティング(サーバー代)や独自ドメイン代、または有料のプレミアムテーマやプラグインなどを利用する場合です。Twenty Thirteenのようなデフォルトテーマの利用自体には料金はかかりません。
使い方
WordPressのテーマ「Twenty Thirteen」は、ブログ投稿に特化したシンプルでエレガントなデザインが特徴です。2013年にリリースされたデフォルトテーマで、レスポンシブデザインに対応しており、様々なデバイスで美しく表示されます。
Twenty Thirteenの主な特徴
- ブログに特化したデザイン: タイポグラフィが美しく、可読性の高いレイアウトで、長文のブログ記事も読みやすくなっています。
- レスポンシブデザイン: スマートフォンやタブレットなど、様々な画面サイズに合わせて自動的に表示が最適化されます。
- 豊富な投稿フォーマット: 標準、ギャラリー、引用、リンク、音声、動画など、様々な投稿フォーマットに対応しており、コンテンツの種類に合わせた表示が可能です。
- カスタムメニュー: グローバルナビゲーションやフッターにカスタムメニューを設定できます。
- カスタムヘッダー: ヘッダー画像を設定して、サイトの個性を出すことができます。
- カスタム背景: 背景の色や画像を変更できます。
- ウィジェットエリア: サイドバーやフッターにウィジェットを追加して、様々な情報を表示できます。
Twenty Thirteenの基本的な使い方
- テーマの有効化:
- WordPress管理画面にログインします。
- 左メニューの「外観」>「テーマ」をクリックします。
- 「Twenty Thirteen」を見つけて、「有効化」ボタンをクリックします。
- サイトのカスタマイズ:
- テーマを有効化すると、左メニューの「外観」>「カスタマイズ」からサイトのデザインを細かく設定できます。
- サイト基本情報: サイトのタイトル、キャッチフレーズ、サイトアイコンを設定します。
- 色: ヘッダーのテキスト色、背景色などを変更できます。
- ヘッダー画像: サイトのヘッダーに表示する画像をアップロードします。
- 背景画像: サイトの背景に表示する画像をアップロードします。
- メニュー: グローバルナビゲーションやフッターに表示するメニューを作成・設定します。「メニューの位置」で「プライマリーメニュー」または「セカンダリーメニュー」を選択して割り当ててください。
- ウィジェット: サイドバーやフッターに表示するウィジェットを追加・編集します。「メインサイドバー」「ファーストフッターウィジェットエリア」「セカンドフッターウィジェットエリア」などに配置できます。
- ホームページ設定: トップページに最新の投稿を表示するか、固定ページを表示するかを選択します。
- 投稿フォーマット: 投稿を新規作成する際に、右側の「投稿フォーマット」で適切なフォーマットを選択することで、それぞれのフォーマットに最適化された表示になります。
- 投稿の作成:
- 左メニューの「投稿」>「新規追加」をクリックします。
- 通常の投稿作成と同じように、タイトル、本文、アイキャッチ画像、カテゴリー、タグなどを設定します。
- Twenty Thirteenでは、投稿フォーマットを積極的に活用することで、コンテンツをより魅力的に表示できます。例えば、ギャラリー形式の投稿では複数の画像をきれいに並べて表示できますし、引用形式では引用文が強調されます。
Twenty Thirteenを最大限に活用するためのヒント
- 投稿フォーマットの活用: Twenty Thirteenは投稿フォーマットが豊富なので、ご自身のコンテンツに合わせて適切に使い分けることで、より魅力的なブログになります。
- アイキャッチ画像の設定: 各投稿にアイキャッチ画像を設定することで、ブログの一覧ページやSNSでの共有時に美しく表示されます。
- シンプルなデザインを活かす: Twenty Thirteenはシンプルなデザインが魅力なので、余計な装飾を加えすぎず、コンテンツそのもので勝負することをおすすめします。
- 子テーマの利用: もしTwenty Thirteenのデザインや機能をカスタマイズしたい場合は、直接テーマファイルを編集するのではなく、子テーマを作成してカスタマイズすることをおすすめします。これにより、テーマのアップデート時にカスタマイズ内容が失われるのを防げます。
Twenty Thirteenは、シンプルながらもブログとしての機能が充実しており、文章を読ませることに特化したテーマです。ぜひご自身のブログで活用してみてください。
注意点
Twenty Thirteenは、WordPressの公式デフォルトテーマの一つで、ブログ投稿に焦点を当てたデザインが特徴です。
2025年現在、Twenty Thirteenを使用する上での注意点としては、主に以下の点が挙げられます。
1. セキュリティとメンテナンスの頻度(最も重要!)
- 開発終了とセキュリティ更新の停止: Twenty Thirteenは、2013年にリリースされたテーマであり、既に公式な開発とセキュリティアップデートは終了しています。 これは最も重要な注意点です。
- 潜在的なセキュリティリスク: 開発が終了しているため、新しいWordPressのバージョンやPHPのバージョンに対応するセキュリティ修正が行われません。そのため、脆弱性が発見されても修正されない可能性があり、サイトがハッキングの対象となるリスクが高まります。
- 互換性の問題: 最新のWordPressコア、プラグイン、PHPバージョンとの互換性に問題が生じる可能性があり、サイトが正しく表示されなかったり、機能しなくなったりすることがあります。
2. レスポンシブデザインとモバイルフレンドリー
- Twenty Thirteenはリリース当時としてはレスポンシブデザインに対応していましたが、現在の多様なデバイス(特に高解像度ディスプレイや様々なスマートフォン、タブレット)に完全に最適化されているとは限りません。
- Googleなどの検索エンジンはモバイルフレンドリーなサイトを高く評価するため、モバイルでの表示や操作性が悪いとSEOにも影響が出る可能性があります。
3. 機能性とカスタマイズ性
- 機能の限界: ブログとしての基本的な機能は備えていますが、現代の多機能なWordPressテーマに比べると、ブロックエディタ(Gutenberg)への対応や、高度なカスタマイズオプションは限られています。
- カスタマイズの難しさ: レイアウトやデザインを大きく変更しようとすると、CSSやPHPの知識が必要になり、初心者には難しい場合があります。
4. SEOへの影響
- パフォーマンス: 最新のテーマに比べて最適化が不十分な場合、ページの読み込み速度が遅くなる可能性があります。ページの読み込み速度はSEOの重要な要素です。
- 構造化データ: 最新のSEOトレンドである構造化データへの対応が不十分な可能性があります。
総合的なアドバイス
現在のTwenty Thirteenのご利用状況にもよりますが、セキュリティの観点から、可能であれば新しいWordPressテーマへの移行を強くお勧めします。
もしTwenty Thirteenのデザインが非常に気に入っており、どうしても使い続けたい場合は、以下の点に留意し、可能な限りリスクを低減する努力が必要です。
- 常にWordPressコア、プラグインを最新の状態に保つ: これにより、少なくともWordPress自体の脆弱性から保護されます。
- 信頼できるセキュリティプラグインを導入する: SiteGuard WP Plugin や Wordfence Security など、不正アクセス対策や脆弱性スキャンを行ってくれるプラグインを導入しましょう。
- 定期的なバックアップ: 万が一の事態に備え、サイト全体のバックアップを定期的に取得してください。
- 子テーマの利用: もしカスタマイズを行うのであれば、元のテーマファイルを直接編集せず、必ず子テーマを作成してカスタマイズを行いましょう。これにより、テーマファイルを誤って壊してしまうリスクを減らせます。
- ウェブマスターの知識: PHPやCSSに関する基本的な知識がある程度必要になります。
Twenty Thirteenはシンプルで使いやすいテーマですが、現代のウェブ環境においてはいくつかのリスクを伴います。ご自身のサイトの目的や重要度を考慮し、最適な選択をしてください。
評判・口コミ
WordPress.orgの公式ページを見ると、「Twenty Thirteen」の評価は5つ星中4.1つ星となっています。レビュー数は全体で62件(うち、5つ星レビューが34件、4つ星レビューが12件)あります。
この評価は、多くのユーザーが満足していることを示していますが、個々のレビューの内容や、どのような点が高く評価されているか(または低く評価されているか)によって、そのテーマがあなたの目的に合っているかどうかを判断することが重要です。
一般的に、WordPressの公式テーマは、以下のような特徴から評価されることが多いです。
- シンプルで使いやすいデザイン: 多くの公式テーマは、カスタマイズしやすいようにシンプルな構造になっています。
- 安定性: WordPress本体との互換性が高く、セキュリティ面でも信頼性が高いとされています。
- レスポンシブデザイン: スマートフォンやタブレットなど、さまざまなデバイスで適切に表示されるように設計されています。
「Twenty Thirteen」は、2013年にリリースされたテーマであり、その当時のデザインや機能がベースとなっています。現在の最新のトレンドや機能(例えば、ブロックエディタとの親和性など)を求める場合は、より新しい公式テーマ(例:Twenty Twenty-Fourなど)や、サードパーティのテーマを検討することも一案です。

公式テーマと有料テーマを比較
WordPressの公式テーマ(無料)と有料テーマを比較すると、主に費用、機能・カスタマイズ性、サポート、デザインなどの点で違いがあります。
以下に主な比較ポイントをまとめます。
比較項目 | WordPress公式テーマ(無料) | 有料テーマ |
費用 | 無料 | 1万円〜3万円程度の買い切り型、または月額/年額のサブスクリプション型が多い |
機能・カスタマイズ性 | シンプルで基本的な機能に限定されることが多い。高度な機能はプラグインで補う必要がある。 | 多機能で、ドラッグ&ドロップビルダーや豊富なレイアウトオプションなど、高度なカスタマイズ機能が組み込まれていることが多い。 |
デザイン | シンプルで、他のサイトとデザインが似る可能性がある。 | プロフェッショナルで高品質なデザインが多く、独自性を出しやすい。特定の業種に特化したテーマもある。 |
サポート | 公式フォーラムなど、コミュニティベースのサポートが中心で、個別対応は期待できないことが多い。 | テーマ開発者による専門的なサポート(メール、チャットなど)が提供されることが多く、初心者には安心。 |
アップデート | 公式ディレクトリに登録されているため、セキュリティや互換性のチェックはされているが、機能追加の頻度はテーマによる。 | 定期的なアップデートがあり、最新のWordPressやプラグインとの互換性、セキュリティ対策がより迅速に行われる傾向がある。 |
コードの品質・安全性 | 公式テーマは厳格な審査基準をクリアしているため、一定の品質・安全性は担保されている。 | 評判の良いテーマは高品質だが、中にはコードが複雑すぎたり、セキュリティに問題があるものも存在する可能性があるため、選定に注意が必要。 |
SEO対応 | 基本的なSEO対策はされているが、高度な最適化はプラグインに依存することが多い。 | 内部SEOが最適化されているテーマが多い。 |
まとめと推奨
あなたの状況 | 推奨されるテーマ |
予算をかけたくない、個人ブログ、シンプルなサイトで十分、自分でカスタマイズできる知識がある | 公式テーマ(無料) |
ビジネスサイトや本格的なサイトを構築したい、デザインの独自性を出したい、豊富な機能やカスタマイズ性が欲しい、初心者でサポートが必要、時間と労力を節約したい | 有料テーマ |
最終的には、あなたのサイトの目的、予算、求める機能、そしてウェブサイト構築のスキルレベルに応じて、最適なテーマを選択することが重要です。有料テーマを選ぶ場合は、評判やサポート体制、アップデートの頻度をしっかり確認することをお勧めします。
テーマ名 | 主な特徴・強み | 適したサイト |
ザ・トール (THE THOR) | 国内最高クラスのSEO最適化と高速表示 プロ仕様の美しいデザインを簡単に実現(着せ替え機能あり) アフィリエイトに役立つランキング作成機能やCTAが充実<記事装飾機能が豊富で、読みやすいコンテンツ作成を支援 | アフィリエイトブログ、本格的なメディアサイト、集客を重視するビジネスサイト |
エマノン (Emanon) | Web集客・ビジネス利用に特化した機能が豊富 CTA(行動喚起)、LP(ランディングページ)、メルマガ専用ページなどを簡単に作成 企業サイト、オウンドメディアに適したデザイン WooCommerce対応でネットショップにも利用可能(Premium) | コーポレートサイト、企業ブログ、オウンドメディア、リード獲得を目的としたビジネスサイト |
ストークSE (STORK SE) | 「誰が使っても美しいデザイン」を追求したモバイルファースト設計 シングルカラム(1カラム)レイアウトに特化し、コンテンツへの集中度が高い ブロックエディタに最適化され、直感的な操作が可能 シンプルかつ洗練されたデザインで、汎用性が高い | 商品・サービスのブランディングサイト、ミニマルな企業サイト、シンプルで美しいブログ |
リキッドプレス (LIQUID PRESS) | 用途別に豊富なテーマ(マガジン、コーポレートなど)が用意されている 高いSEO対策と構造化データ対応 多言語対応機能(LIQUID CORPORATEなど) カスタマイザーでの直感的な編集が可能 | メディアサイト(ブログ)、多言語対応が必要な企業サイト、目的に合わせたテーマを選びたいサイト |
補足情報
- ザ・トール: SEOと収益化を最重視する設計で、アフィリエイターやブロガーに人気が高いテーマです。
- エマノン: 特にBtoBやサービス業など、Webからの顧客獲得(リードジェネレーション)を重視するビジネスサイト構築に適しています。
- ストークSE: モバイルでの見やすさに徹底的にこだわり、余計な装飾を排したデザインが特徴です。商品の魅力を際立たせたいサイトにも向いています。
- リキッドプレス: 豊富なラインナップの中から目的特化型のテーマを選べるのが大きなメリットです。例えば、ニュースサイトならLIQUID MAGAZINE、企業サイトならLIQUID CORPORATEなどがあります。