WP Maintenance Modeはメンテナンス中を表示するプラグイン
WP Maintenance Modeはサイトのメンテナンス中を表示してくれるWordPressプラグインです。サイトを全体にわたって修正をかけたり、リニューアルしたいときなど「メンテナンス中」であることを表示してくれます。WP Maintenance Modeを有効にすると、サイトはメンテナンスモードで動作し、管理者権限を持つユーザーは、フロントエンドを含むブログに完全にアクセスできます。
WordPress.org | WP Maintenance Mode |
有効インストール | 700,000+ |
WordPressバージョン | 4.7 |
検証済みバージョン | 6.4 |
PHPバージョン | 6.4.3以上 |
メンテナンス中であることを訪問者に知らせるためのメンテナンスページを追加するか、新しいウェブサイトのための公開予定ページを追加できます。また、マルチサイトインストールでも動作します(ネットワークからの各ブログには独自のメンテナンス設定があります)。
WordPressプラグインとは、「WordPressの機能を拡張するもの」です。 WordPressは、標準搭載する機能を最低限に抑えて、用途に応じてプラグインで機能拡張するように設計されています。注意したいのが、互換性エラーです。互換性エラーとは、例えば古いままのテーマやプラグインが、最新のWordPressバージョンに適合していないために起こるエラーのことです。プラグインの多くは有志が提供しているもので、更新やサポートは作成者にゆだねられています。 プラグインに依存した機能の実装を行うと、作成者による更新が止まってしまった場合、セキュリティやWordPressのバージョンアップに対応できなくなることがあります。
WP Maintenance Modeの使い方
WP Maintenance Mode で「メンテナンス中」のメッセージを表示するには、設定からメンテナンスモードを有効化します。操作は、ダッシュボード → 設定 → WP Maintenance Mode と進み、一般タグの状態を有効化にします。メンテナンスモードが有効化されている状態でサイトにアクセスすると「メンテナンス中です」のメッセージが表示されます。この文章は自由に変更することができます。
「WP Maintenance Mode」の設定は「一般」「デザイン」「モジュール」とタブでグループ化されています。「一般」はメンテナンスモードを有効にするかどうか、「デザイン」は表示する内容をデザインすることができ、「モジュール」では公開するまでのカウントダウン・ソーシャルネットワークを表示・問い合わせを表示・Googleアナリティクスを使用するかなどを設定することができます。
設定項目 | 内容 |
---|---|
一般 | 【状態】— 有効化するとメンテナンスモード 【検索エンジンボットをバイパス】— メンテナンスモード中はクロールをバイパスする 【管理者画面にアクセス可能な権限】 — Editer,Author,Comtributor,Subscriberから選択、管理者は常にアクセスできます。 |
デザイン | 「メンテナンス中」にサイトにアクセスがあった場合に表示させるページをデザインします。 |
モジュール | 公開までのカウントダウンを表示 ソーシャルネットワークを表示 問い合わせを表示 Googleアナリティクスを使用する |
プラグインのメリットとデメリット
WordPress最大の特徴の一つとして「プラグイン」があります。標準のWordPressにはない機能(プログラム)が「プラグイン」という形で配布されており、それらを追加インストールする事によって、Webサイトに様々な拡張機能を持たせる事が出来ます。しかしながら、プラグインやテーマとのマッチング、プラグイン同士の相性で不具合が発生することもあります。また、数多くのプラグインを利用すると表示速度に影響を与えたり、悪意のあるプログラムが含まれたものもあり注意が必要です。
メリット | デメリット |
---|---|
必要な機能を簡単に導入することができる | 数が多くなると、サイトが重くなる |
管理画面だけで柔軟に対応できる | 数が多くなると、管理しきれなくなる |
難易度の高いコーディングをしなくてすむ | 他のプラグインと競合したり、バグがあったりするものもある |
アップデートに伴い、プログラムの更新がされ対応してくれる | サポートが途中で終わることがある |
そして、最も注意したいのは、WordPressのコアプログラム(PHPのバージョンアップ)の進化等によってプラグインが利用できなくなることもあります。このようなリスクを避けたいのであれば、最初から機能が組み込まれている有料テーマの利用、バックアップ機能や高速かつセキュリティに対応したレンタルサーバーの利用が推奨されます。
プラグインのエラーを回復
プラグインのエラーは更新中に発生することが多く、画面が真っ白になったりします。プラグインが利用できなくなるだけではなく、WordPressにログインできなくなったりWEBサイトが表示されなくなったりすることもあります。プラグインの更新中は自動的にメンテナンスモードになりサイトにアクセスできなくなります。更新が終了すれば自動的にメンテナンスモードが解除されアクセスできるようになっていますが、更新中に何らかの原因で失敗してしまうとメンテナンスモードが解除されずアクセスできないといった状態になるわけです。>> プラグインのエラーが発生した時の回復方法
WordPressはさまざまな拡張機能によってサイトを魅力的なものにしてくれるのですが、エラーが発生するリスクは常にあるといえます。万一のエラー発生に、レンタルサーバーのバックアップで備えておきましょう
プロモーション
wordpress.org で公開されているテーマは無料で利用できることが魅力ですが、カスタマイズやプラグインの導入などが必要です。その点、有料テーマはカスタマイズの柔軟性が高く、プラグインを利用しなくてもサイトの運用が可能です。