WordPressのSEO定番プラグイン【All in One SEO Pack】

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All in One SEO Packの概要

All in One SEO PackはWordPressのSEOに定番と言えるプラグインです。記事ごとにタイトルやディスクリプション(抜粋)を細かく指定できます。重要な部分を一括して管理することができます。

「All in One SEO Pack」はWordPressのSEO対策プラグインの定番ともいえるものです。記事ごとにタイトルやディスクリプション(抜粋)を細かく指定でき、SEOに重要な部分を一括して管理することができます。検索エンジンでの上位表示を狙うためだけではなく、メタタグを記事ごとに細かく設定することで検索エンジンの検索結果に表示される内容をユーザーにも最適化することができます。その他にGoogleガイドラインで推奨されているメタ要素やXML Sitemapを扱うことができるようにもなっています。

プラグインの名称AIOSEO
有効インストール数3百万以上
WordPressバージョン5.3以降
検証済み最新バージョン6.4.2
PHPバージョン7以降
言語全56言語
All in One SEO Pack

※最新の情報を公式ページで確認ください

使い方(設定)

「All in One SEO Pack」は以下の項目を設定することでSEO対策をすることができます。

  • 一般設定
  • ホームページ設定
  • タイトル設定
  • カスタム投稿タイプ設定
  • ウェブマスター認証
  • Google設定
  • Noindex設定
  • 詳細設定

■一般設定

一般設定はCanonical URL、ページネーションをCanonical URLsにしない等のSEO設定をすることができます。

  • Canonical URL
  • ページネーションをCanonical URLsにしない
  • カスタムCanonical URLを有効化
  • 元のタイトルを利用
  • Schema.org マークアップを使用
  • ログの重要なイベント
設定内容
Canonical URLチェックをいれておきましょう。チェックを入れることでcanonicalタグが作成されるようになります。canonicalタグを使わないで重複ページをそのまま放置してしまうと、Googleから「コピーコンテンツ」とみなされたり、リンク(被リンク)が分散してしまったり、といった悪影響が生じます。(canonicalタグを設定したページはインデックスに登録去れません)
ページネイションをCanonical URLsにしないページネイションは長い文章をページに分割して各ページのリンクを並べアクセスしやすくしたものです。1ページを数ページに分割したときにURLを正規化することで重複扱いされることを防ぐものです。デフォルトではチェックされていません。
カスタム Canonical URL を有効化チェックを付けると、投稿や固定ページへ個別にcanonicalを設定できるようになります。
元のタイトルを利用デフォルトでは無効になっています。サイトのテーマやその他のアクティブなプラグインが、サイト内のタイトルタグを書き込むオールインワンSEOパックに干渉している場合は、この機能を有効にする必要があります。
Schema.org マークアップを使用schema.orgの仕様に従ってHTMLにマークアップする事で、Google,Yahoo!,Microsoftなどの検索エンジンに正確な情報を収集してもらい、ユーザーに最適な検索結果を提供するというものです。Googleは将来的にランキングへの関与を示唆していますが、現状では影響はないとされています。
ログの重要なイベントチェックを入れると All in One SEO Pack はプラグインディレクトリに重要なイベントのログ(all-in-one-seo-pack.log) をデバッグのために作ります。
一般設定

■用語解説

用語解説
canonicalとはページの内容が類似もしくは重複しているURLが複数存在する場合に、検索エンジンからのページ評価が分散されないよう、正規のURLがどれなのかを検索エンジンに示すために用いる記述です。ページのヘッダータグ内に下記のように記述するようになっています。
<link rel=”canonical” href=”重複するページのURL” />
ページネーションとは長くなった文章を複数のページに分割して、情報を読みやすくしたナビゲーションのことをいいます。
Canonicalタグ関連動画GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏がウェブマスター向けビデオで「製品のレビューページを単一のURLとして指定できますか?」という質問に回答しています。
https://www.youtube.com/watch?v=AXnbBsRbKDA
All in One SEO Packの使い方(設定)

■ホームページ設定

トップページのページタイトルとディスクリプションを設定することができます。
「ホームページ設定」で設定できるのは以下の内容になっています。

  • ホームタイトル
  • ホームディスクリプション
  • 代わりに固定フロントページを利用する
設定内容
ホームタイトルホームページのタイトルを設定することができます。ホームページのタイトルはテーマによっては独自の設定をしている場合もあります。ソースを確認後適切な設定にすることが望まれます。また、設定後は重複になっていないかなどソースの確認をお忘れなく。
ホームディスクリプションホームページのディスクリプションを設定することができます。ディスクリプションは検索インディックでスニペットとして利用されることも多く、ユーザーにわかり易い魅力的な文章にすることをお勧めします。Googleは自動的にページ内よりスニペットを作成してくれます。サイトのトップページに固定ページを指定していないと新着情報が表示されるケース多く、ページタイトルとマッチしないものなってしまうこともあるので、ホームディスクリプションを設定しておくことがお勧めになります。
代わりに固定フロントページを利用する固定ページのフロントページで設定したホームタイトルとホームディスクリプションを利用したいのであれば、有効にします。
All in One SEO Packの使い方(設定)

■タイトル設定

「タイトル設定」では、「タイトルを書き換える」を有効にすることでページごとのタイトルをAll in One SEO Packで書き換えることができるようになります。ページタイトルはSEOにおいても最も重要といえるところです適切に設定しましょう。

  • ホームページタイトル形式
  • 固定ページフォーマット
  • 投稿タイトルフォーマート
  • カテゴリータイトルのフォーマット
  • アーカイブのタイトルフォーマット
  • 日付アーカイブのタイトル型式
  • 投稿者アーカイブのタイトル型式
  • タグのタイトルフォーマット
  • 検索時のタイトルフォーマット
  • ディスクリプションの型式
  • 404エラーのタイトルフォーマット
  • 複数ページのフォーマット

WordPressは標準でページ編集画面のタイトル項目に入力された文字列がタイトルタグとH1タグに採用されます。ページタイトルはSEO対策の中でも最も重要なものです、変更することで逆効果になってしまうことがありますので十分注意して設定してください。デフォルトでは下記のように設定されています。

■デフォルト

<title>ページタイトル</title>

<h1>ページタイトル</h1>

製品ページなどでは、製品カテゴリーを付加したい場合があります、ページ毎にカテゴリー名を記述することもできますが、All in One SEO Packで設定しておくと自動的に付加してくれます。

ページタイトルにカテゴリーを付加する例

<title>ページタイトル | カテゴリー</title>

<h1>ページタイトル</h1>

タイトルタグを次のように制御することができます。

%page_title% | %blog_title% とすると、ページのタイトル | ブログのタイトル(WordPressの設定サイトのタイトル)となります。

%category_title%カテゴリー
%tag%タグ
%blog_title%ブログのタイトル
%blog_description%ブログのディスクリプション
All in One SEO Packの使い方(設定)

公開後のページタイトルの変更

タイトルの変更はネット上でも取り上げられています。変更をしない方がよいという意見と問題はないが注意すべきであるとに分かれいるようです。弊社の考えは、必然性のある変更はするべきで、上位表示のためだけに変更することは避けるべきととらえています。タイトルを変更することでペナルティ扱いを受けることはあまりないようです。しかしサイト全体に渡って変更した場合は流入は減少し回復に一定期間(1ケ月~3ケ月ほど・ページ数によっても異なる)必要なようです。

タイトルの変更は以下の目的で行うべきでしょう

  • 読みやすくする・わかりやすくする
  • タイトルの意味が通じるようにする
  • コンテンツと関連している

All in One SEO Packの「カスタム投稿設定」

カスタム投稿を設定している場合に「All in One SEO Pack」を適用させるには「カスタム投稿用のSEO」を有効にする必要があります。「カスタム投稿設定」では「カスタム投稿用のSEO」、「SEOを行う投稿タイプ」、「詳細設定」を設定することになります。

カスタム投稿用のSEOカスタム投稿タイプでAll in One SEO Packを利用するものを有効にします。
SEOを行う投稿タイプ投稿・固定ページ・メディアなどのSEOをする場合はチェックボックスをチェックします。
詳細設定有効にするとカスタムタイトルを変更できるようになります。
All in One SEO Packの使い方(設定)

■表示設定

表示設定のカスタム投稿タイプの列ラベルを表示は、どの画面にSEOタイトルやSEOキーワードのラベルを表示するかを選ぶことができます。利用しないものはチェックをしなくても問題ありません。よく利用されるのは、固定ページ、投稿などです。

チェックが入れられたページには「All in One SEO Pack」の設定枠が表示され入力できるようになります。

■ウエブマスター認証

ウェブマスター認証ではGoogleウェブマスター(Search Console)、Bing webマスターセンター、Pinterest のサイト検証をすることができます。

GoogleウェブマスターツールGoogleウェブマスターツールの認証コードを入力します。
Bing webマスターセンターBing webマスターセンターの認証コードを入力します。
Pinterest のサイト検証Pinterest の認証コードを入力します
All in One SEO Packの使い方(設定)
  • Google Search Console
  • Google Search Console は、Google 検索結果でのサイトのパフォーマンスを監視、管理できる Google の無料サービスです。自分のサイトが Google 検索結果に表示されるようにするために Search Console に登録する必要はありませんが、登録するととサイトが Google にどのように認識されるかを確認し、検索結果でのサイトのパフォーマンスを最適化できるようになります。
  • Pinterest
  • Pinterestは、ネット上のWEBサイト、もしくはPinterest上にある画像を自分のボード上に集めることができる画像収集サービスです。

■Google設定

Google設定ではGoogle+デフォルトプロフィールやその他Googleとの連携に関連することを設定をすることができます。

設定内容
Google+デフォルトプロフィールGoogle+のプロフィールのURLを設定することができます。著作を明示しておきたい場合には設定をお勧めします。
Google+ プロフィールを無効化チェックすると、ユーザープロフィール画面から Google+ のフィールドが削除されます。
サイトリンク検索ボックスを表示Google での検索結果の横に Google のサイトリンク検索ボックスを表示するためのマークアップを追加できます。すべてのサイトがこの新しい機能の対象になります。ただし必ずしも表示されるわけではなく、Googleが表示するにふさわしいと判断したサイトに適用されます。
優先サイト名を設定Google にあなたのウェブサイトのための好ましい名前を伝えるためにマークアップを追加できます。
高度な作成者情報オプション有効にすると、ウェブサイトで Google+ の著者情報を管理するための詳細オプションが表示されます。
GoogleアナリティクスIDGoogle Analytics を連携させアクセス解析をするためにGoogle Analytics のIDを入力します。利用しているテーマによっては同機能がテーマ側にあることもあります。
All in One SEO Packの使い方(設定)

■noindex設定

「noindex」を設定できるのは投稿や固定ページをはじめメディアページなどデフォルトでnoindexを付加することができます。その他にも「日付別アーカイブにnoindexを使用」など必要に応じて設定可能になっています。

設定意味
noindexをデフォルト投稿や固定ページ、メディアなど、デフォルトでインディックスさせない
nofollowをデフォルトページ評価の受け渡しをしない
NOODPをデフォルトDMOZ(Open directory Project)に登録されている説明として表示しない。DOMZは2017年3月17日利用できなくなります。
NOYDIRをデフォルトYahoo!カテゴリーからの引用をしない。NOYDIRのサポートは終了しています。記述しても問題はない。
カテゴリーをnoindexにするチェックするとカテゴリーに適用される
日付別アーカイブにnoindexを使用日付別アーカイブに適用される
投稿者アーカイブにnoindexを使用投稿者アーカイブに適用される
タグをnoindexにするタグに適用される
検索ページにnoindexを使用検索ページに適用される
404ページにnoindexを使用404ページに適用される
All in One SEO Packの使い方(設定)

■sitemap.xmlから「noindex」ページを除外する

Googleにプラグイン等を利用してsitemap.xmlを送信している場合には「noindex」を設定したページはsitemap.xmlから除外するようにした方が良いようです。All in One SEO Packを使って送信している場合には「サイトマップから除外する」にチェックをすれば除外されます。また、メディアなど添付を「noindex」としていてもsitemap.xmlで送信しているとindexされることがあるのでこちらも設定を確認するようにしてください。

サイトマップにはクロール・インデックスさせたいURLを記述するものです。従って次のものは記述しないほうがよいURLとなります。

  • robots.txtでブロックしているURL
  • noindexで検索結果から非表示にしているURL
  • 404エラーを返しているURL
  • リダイレクト元のURL

■詳細設定

ディスクリプションを自動生成、自動生成説明文に本文を使用、自動生成された説明でショートコードを実行、ページ区切り付きページの説明を削除、長いディスクリプションを短縮しない、投稿メタフィールドの保護を解除、その他を設定することができます。

設定内容
ディスクリプションを自動生成「ディスクリプションを自動生成」にチェックをするとディスクリプションが抜粋や内容から自動生成されたものになります。投稿の抜粋がない場合は投稿コンテンツの最初の320文字が自動的に生成されます。
自動生成説明文に本文を使用「自動生成説明文に本文を使用」にチェックをすると投稿の抜粋ではなく本文からメタディスクリプションを自動生成されます。本文先頭より引用されるので、適切な文章になるように注意しなければなりません。
自動生成された説明でショートコードを実行「自動生成された説明でショートコードを実行」は、ショートコードによってコンテンツが構成されている場合に自動生成時に読み飛ばされることがあるため自動生成自前にショートコードを実行するオプションです。
ページ区切り付きページの説明を削除「ページ区切り付きページの説明を削除 」にチェックをするとページ区切りを採用している場合に2ぺージ移行には必要ないので説明を付けないようにします。
長いディスクリプションを短縮しない「長いディスクリプションを短縮しない」は、説明の長さにかかわらず、説明文を切り捨てられるのを防ぐ場合はチェックします。デフォルトでは、Meta Descriptionsを160文字に切り詰めます。説明を切り捨てずにそのまま出力したい場合、このボックスにチェックを入れてください。
投稿メタフィールドの保護を解除「投稿メタフィールドの保護を解除」は、XMLRPCを使用するために内部ポストメタフィールドの保護を解除するにはチェックします。わからない場合、オフのままにしてください。
親投稿への添付ファイルをリダイレクトします「親投稿への添付ファイルをリダイレクトします」にチェックをすると、メディア添付ファイルのURLを親の投稿にリダイレクトします。
固定ページを除外する「固定ページを除外する」は、All in One SEO Pack から除外するページのリストをここにカンマで区切って入力します。
投稿のヘッダーに追加記入「投稿のヘッダーに追加記入」フィールドに入力されたコードは、すべての投稿のHEADに出力されます。HTML、JavaScript、およびjQueryを入力することができます。PHPはできません。
固定ページのヘッダーに追加記入「固定ページのヘッダーに追加記入」フィールドに入力するコードは、すべてのページのHEADに出力されます。
フロントページのヘッダー追加「フロントページのヘッダー追加」フィールドに入力するコードは、サイトの先頭ページのHEADに出力されます。
追加ブログページヘッダー「追加ブログページヘッダー」フィールドに入力するコードは、サイトのブログページのHEADに出力されます
All in One SEO Packの使い方(設定)

SEOでしなければならないこと

2022年Googleは、AI を使ってユーザーのニーズにあうサイトを上位に表示させようとしています。このためユーザーの意図(何かをしようと考えている事柄)や目的を考えて SEO を進めることが重要で、それは常に変化し続けます。

  1. 専門性(特定の分野についてのみ深く関わっているさま。高度な知識や経験を要求される。)を重視したコンテンツが上位表示の可能性が高くなっています。ユーザー検索の意図を考慮し、オリジナルのコンテンツを作る。
  2. 質の高い被リンク(リンク元のサイトの品質や関連性などで評価される)を獲得する。企業サイトでは取引先等のサイトも関連性は高いとみなされているので有効性はあります。しかし、関連性があったとしても SNS からの被リンクは原則効果はありません(Google公表)。
  3. 変化に応じたサイトの運用をする。コンテンツの評価や被リンクの関連性は変更が加えられることもあります。変化に対応するサイトの運用に配慮も大切です。

検索エンジン最適化とは、検索結果で自サイトが上位に表示されるようウェブサイトの構成などを調整を意味します。サーチエンジン最適化や検索エンジン対策とも呼ばれ、検索エンジマーケティングとあわせて用いられる場合も多い。ユーザーが求める情報を見つけ出すために利用するキーワードを見つけ出し、キーワードに対して適切なコンテンツとして提供が大前提になります。

求められるコンテンツを提供

ユーザーが求めるコンテンツを作るのは第一になりますが、合わせて以下の内容を持つコンテンツにすることも大切です。

  • ユーザーが検索したキーワードにコンテンツ(ページの内容)が合っているのか
  • E-A-T と YMYL 指標に沿った情報になっているか

E-A-T とは次のようなコンテンツを指していますが、具体的なものではなく、対策は難しいといえます。

Expertise(専門性)コンテンツがそのジャンルで優れた知識や経験スキルを持っているか
Authoritativeness(権威制)コンテンツがそのジャンルでどれくらい認められているか
Trustworthiness(信頼性)コンテンツが信用できるものか
E-A-T とは

これらは、情報の発信がだれであるか、発信者が企業であればどんな企業なのかなども含まれます。また信頼性を得るには情報の根拠や経験によるものなのかで表現できることもあります。


※YMYL とは Your Money Your Life の略でお金や生活にかかわるジャンルのことです。

SEOで重要なこと

SEOで重要なことは、検索エンジンからサイトに訪れる人を増加させるのが目的で、サイトの成果を向上させる施策をすることです。特定のキーワードで検索された場合の検索結果で、自分のサイトを上位に表示させるように、ページやサイト、さらにサイト外の要因を調整します。

最も大切なのはキーワードの選定と検索エンジンの評価になります。どんなコンテンツが評価されているのか(ユーザーが求めている情報なのか?)を探り出し、ユーザーがこの情報を検索するためにどのようなキーワードを利用しているのかを探しだすことです。

プラグインの使い方

WordPressプラグインの使い方は、プラグインの種類によって大きく異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。

1. プラグインのインストール:

  • WordPress管理画面から: 「プラグイン」>「新規追加」で検索するか、アップロードしてインストールします。
  • FTP: プラグインのZIPファイルを解凍し、wp-content/plugins フォルダにアップロードします。

2. プラグインの有効化:

  • インストール後、「プラグイン」>「インストール済みプラグイン」の画面で、有効化したいプラグインの「有効化」ボタンをクリックします。

3. プラグインの設定:

  • 有効化すると、WordPressの管理画面のメニューに新しい項目が追加されたり、「設定」の中にプラグイン専用の項目が表示されたりします。
  • それぞれのプラグインによって設定項目が異なるため、プラグインの提供元のドキュメントや説明をよく読んで設定を行いましょう。
  • プラグインによっては、有効化するだけで特に設定が不要なものもあります。

一般的なプラグインの利用方法:

  • 設定画面を探す: 有効化したプラグインの設定は、通常、WordPress管理画面の左側メニューにあるか、「設定」メニューの中にあります。プラグイン名で検索してみましょう。
  • ドキュメントを確認する: 多くのプラグインには、詳しい使い方が記載されたドキュメント(英語の場合もあります)があります。プラグインの公式サイトやインストール後のメッセージなどを確認してみてください。
  • 他のユーザーの情報を参考にする: 同じプラグインを使っている人のブログ記事や解説動画なども参考になることがあります。

プラグインのメリットとデメリット

WordPressプラグインとは、「WordPressの機能を拡張するもの」です。 WordPressは、標準搭載する機能を最低限に抑えて、用途に応じてプラグインで機能拡張するように設計されています。注意したいのが、互換性エラーです。互換性エラーとは、例えば古いままのテーマやプラグインが、最新のWordPressバージョンに適合していないために起こるエラーのことです。プラグインの多くは有志が提供しているもので、更新やサポートは作成者にゆだねられています。 プラグインに依存した機能の実装を行うと、作成者による更新が止まってしまった場合、セキュリティやWordPressのバージョンアップに対応できなくなることがあります。その点有料WordPressテーマは最初から機能が拡張され、継続して更新されるのでトラブルのリスクが低くなっています。

WordPress最大の特徴の一つとして「プラグイン」があります。標準のWordPressにはない機能(プログラム)が「プラグイン」という形で配布されており、それらを追加インストールする事によって、Webサイトに様々な拡張機能を持たせる事が出来ます。しかしながら、プラグインやテーマとのマッチング、プラグイン同士の相性で不具合が発生することもあります。また、数多くのプラグインを利用すると表示速度に影響を与えたり、悪意のあるプログラムが含まれたものもあり注意が必要です。

メリット

  • 必要な機能を簡単に導入することができる
  • 管理画面だけで柔軟に対応できる
  • 難易度の高いコーディングをしなくてすむ
  • アップデートに伴い、プログラムの更新がされ対応してくれる

デメリット

  • 数が多くなると、サイトが重くなる
  • 数が多くなると、管理しきれなくなる
  • 他のプラグインと競合したり、バグがあったりするものもある
  • サポートが途中で終わることがある

そして、最も注意したいのは、WordPressのコアプログラム(PHPのバージョンアップ)の進化等によってプラグインが利用できなくなることもあります。このようなリスクを避けたいのであれば、最初から機能が組み込まれている有料テーマの利用、バックアップ機能や高速かつセキュリティに対応したレンタルサーバーの利用が推奨されます。

プラグインの注意点

WordPressのプラグインを利用する際の注意点は多岐にわたりますが、特に重要な点を以下にまとめました。

1. 信頼性:

  • 公式ディレクトリの利用: 基本的にはWordPressの公式プラグインディレクトリからインストールしましょう。ある程度の審査はされていますが、完全に安全とは限りません。
  • 評価とレビューの確認: 他のユーザーの評価やレビューを参考にしましょう。高評価が多く、肯定的なコメントが多いプラグインは比較的信頼できます。
  • 最終更新日の確認: 長期間更新されていないプラグインは、セキュリティ上の脆弱性が放置されている可能性や、最新のWordPressのバージョンに対応していない可能性があります。最終更新日が1年以上前のものは注意が必要です。
  • 開発者の確認: 信頼できる開発者や企業が提供しているプラグインか確認しましょう。

2. セキュリティ:

  • 必要最低限のプラグインに: 多くのプラグインをインストールすると、セキュリティリスクが増加する可能性があります。本当に必要なものだけを選びましょう。
  • 不要なプラグインは削除: 使わなくなったプラグインは無効化するだけでなく、完全に削除しましょう。無効化されたプラグインにもセキュリティ上の脆弱性が残る可能性があります。
  • 常に最新の状態に: プラグインは定期的にアップデートされます。セキュリティアップデートも含まれるため、常に最新バージョンに保ちましょう。自動アップデートの設定も検討しましょう。

3. 互換性:

  • テーマとの相性: 利用しているWordPressテーマとの互換性を確認しましょう。相性が悪いと、サイトのデザインが崩れたり、正常に動作しなくなることがあります。
  • 他のプラグインとの競合: 複数のプラグインを導入すると、互いに干渉し合い、予期せぬ不具合が発生することがあります。新しいプラグインを導入する際は、事前にバックアップを取り、慎重にテストしましょう。

4. パフォーマンス:

  • サイトの速度: プラグインによっては、サイトの表示速度を遅くする可能性があります。導入前に、そのプラグインがパフォーマンスに与える影響を考慮しましょう。

具体的な対策:

  • バックアップ: プラグインのインストールやアップデート前には、必ずサイト全体のバックアップを取りましょう。
  • テスト環境: 本番環境にいきなり導入するのではなく、可能であればテスト環境で動作確認を行いましょう。

WordPressのプラグインは非常に便利ですが、上記のような点に注意して安全かつ快適に利用してください。

WordPress運用のポイント

WordPressは非常に人気のあるコンテンツ管理システム(CMS)で、ブログやウェブサイトの作成・運営に広く利用されています。そんなWordPressの運用にあたっては考慮すべきポイントがいくつかあります。

テーマの選定とカスタマイズ】適切なテーマを選び、必要に応じてカスタマイズすることで、サイトのデザインやユーザビリティを向上させることができます。

【プラグインの管理】必要な機能を追加するためにプラグインを使用しますが、不要なプラグインは削除し、定期的に更新することが推奨されます。これにより、セキュリティリスクを軽減できます。

※有料WordPressテーマはカスタマイズが容易で、豊富な機能が装備されているのでおすすめといえるでしょう。

【定期的なバックアップ】データの損失を防ぐために、定期的にバックアップを取ることが重要です。プラグインを利用することやレンタルサーバーのバックアップを活用しましょう。

セキュリティ対策】WordPressは人気があるため、攻撃の対象になりやすいです。セキュリティプラグインの導入や、定期的なパスワード変更、SSL証明書の導入などが推奨されます。

パフォーマンスの最適化】サイトの表示速度を向上させるために、キャッシュプラグインの利用や画像の最適化を行うことが重要です。

【SEO対策】検索エンジン最適化(SEO)を意識したコンテンツ作成や、SEOプラグインの活用が重要です。これにより、検索結果での表示順位を向上させることができます。

ユーザーエンゲージメント】コメント機能やSNSとの連携を活用し、訪問者とのコミュニケーションを促進することも大切です。

※SEO対策やSNSとの連携は専門知識も要求されます、外部サービスの利用を検討されてはいかがでしょう。

有料WordPressテーマのメリット

WordPressテーマには、テーマディレクトリからダウンロードして利用できるものの他に、無料で公開されているもの、WEB制作会社等から販売されているものがあります。有料テーマを利用するメリットには以下のものがあります。

  • デザイン性が高くなる
  • 業種・目的に合ったテーマを選びやすい
  • カスタマイズをしなくても使える
  • プラグイン・ウィジェットの機能が充実している
  • 記事の装飾機能が充実している
  • 記事の作成に集中できる
  • 無料テーマよりもSEOが強い

wordpress.org で公開されているテーマは無料で利用できることが魅力ですが、カスタマイズやプラグインの導入などが必要です。その点有料テーマはカスタマイズの柔軟性やプラグインを利用しなくても十分機能をもたされているので、関連のスキルを学習することなくサイトの運用を開始できます。