WordPressブログを始めたばかりでとりあえず入れておくと良いプラグイン

とりあえず入れておくと良いWordPressプラグイン

WordPressブログを始めたばかりの方へ、とりあえず入れておくと良いプラグインをいくつかご紹介します。ブログの目的や内容によって最適なプラグインは異なりますが、ここでは多くのブログで共通して役立つ、基本的な機能を提供するものを中心に選びました。

以下に挙げるプラグインは、セキュリティ、SEO、パフォーマンス、利便性の向上に役立ちます。

  1. Akismet Anti-Spam
    • 概要: スパムコメントからブログを保護するプラグインです。WordPressをインストールするとデフォルトで入っていることが多いですが、有効化にはAPIキーの取得が必要です。
    • 選定理由: コメントスパムは非常に多く、放置するとブログの信頼性を損ねるだけでなく、管理の手間も増大します。必須と言えるでしょう。
  2. All in One SEO (AIOSEO) または Yoast SEO
    • 概要: 検索エンジン最適化(SEO)のための多機能プラグインです。メタディスクリプションの設定、XMLサイトマップの生成、ソーシャルメディア連携など、SEOに関する多くの設定を簡単に行えます。
    • 選定理由: 検索エンジンからのアクセスを増やすためにはSEO対策が不可欠です。どちらのプラグインも非常に高機能で、初心者でも使いやすいインターフェースを提供しています。お好みのほうを選んでください。
  3. Site Kit by Google
    • 概要: Googleアナリティクス、Google Search Console、Google AdSenseなどのGoogleサービスをWordPressダッシュボードから一元管理できるプラグインです。
    • 選定理由: 自分のブログがどれくらい見られているか、どのようなキーワードで検索されているかなどを把握することは、ブログ運営において非常に重要です。個別に連携する手間が省けます。
  4. WP Super Cache または LiteSpeed Cache
    • 概要: ブログの表示速度を向上させるキャッシュ系プラグインです。WordPressはPHPで動的にページを生成するため、キャッシュを使うことで表示が高速化されます。
    • 選定理由: ページの表示速度は、ユーザー体験だけでなくSEOにも影響します。特にブログ記事が増えてくると、表示速度の遅延が顕著になることがあります。LiteSpeed CacheはLiteSpeedサーバーを利用している場合に特に高いパフォーマンスを発揮します。
  5. UpdraftPlus – Backup/Restore
    • 概要: WordPressのバックアップと復元を簡単に行えるプラグインです。定期的なバックアップを自動で行う設定も可能です。
    • 選定理由: WordPressの更新、プラグインの追加、テーマの変更など、ブログの運用には予期せぬトラブルがつきものです。万が一のデータ損失に備え、必ずバックアップを取る習慣をつけましょう。
  6. Broken Link Checker
    • 概要: ブログ内の切れたリンク(404エラーになるリンク)を自動で検出し、報告してくれるプラグインです。
    • 選定理由: 切れたリンクが多いと、ユーザーの利便性を損ねるだけでなく、SEO評価にも悪影響を与える可能性があります。
  7. Contact Form 7
    • 概要: お問い合わせフォームを簡単に作成できるプラグインです。
    • 選定理由: 読者からの質問や企業からの連絡を受け付けるためにも、お問い合わせフォームはほぼ必須です。

プラグイン導入時の注意点

  • 必要最低限に留める: プラグインを入れすぎると、サイトが重くなったり、プラグイン同士の競合で不具合が発生したりする可能性があります。本当に必要なものだけを選びましょう。
  • 定期的な更新: プラグインは常に最新の状態に保ちましょう。セキュリティ脆弱性の修正や新機能の追加が行われます。
  • 評価と最終更新日を確認: プラグインをインストールする際は、評価の高さ、インストール数、最終更新日などを確認し、信頼できるものを選びましょう。
  • バックアップを取ってから導入: 新しいプラグインを導入する前や、複数のプラグインを更新する前には、必ずバックアップを取ることを強くおすすめします。

これらのプラグインを導入することで、ブログの基盤がしっかり整い、安心してブログ運営を始めることができるでしょう。ブログの成長に合わせて、さらに便利なプラグインを検討していくと良いです。

プラグインを意識したレンタルサーバーの選び方

多くのプラグインを使う予定であれば、最初からWordPressに特化・最適化されているレンタルサーバーを選ぶのが最も確実で快適です。

WordPress適性ランキング表

順位サーバー名特徴・強み弱み・注意点WordPress適性
1位ConoHa WING(コノハ)高速表示・国内最速級、WordPress簡単セットアップ、独自ドメイン永久無料、初心者〜上級者まで幅広く対応料金はやや高め◎ 非常に適している
2位KAGOYA(カゴヤ)WordPress専用サーバー「KUSANAGI」搭載で超高速、法人利用率高く安定性抜群、セキュリティ強化個人利用にはややオーバースペック、料金は中〜高◎ 高速・安定志向に最適
3位さくらレンタルサーバー老舗で信頼性高い、料金安め、安定稼働、サポート充実表示速度はConoHaやKAGOYAに劣る○ 安定志向に適している
4位LOLIPOP(ロリポップ)初心者向け、料金安い、WordPress簡単インストール、利用者が多く情報豊富高負荷サイトには不向き、速度は中程度△ 個人ブログや小規模サイト向け
5位リトルサーバー月額150円〜と圧倒的低価格、WordPress全プラン対応、無料SSL・自動バックアップあり容量・転送量が小規模向け、サポートはメール中心で即応性に不安△ 趣味ブログや学習用に最適

解説

  • ConoHa WINGは「速さ・使いやすさ・機能」のバランスが最も良く、WordPress利用者に人気。
  • KAGOYAは法人やビジネスサイトに強く、KUSANAGIによる超高速化が魅力。速度重視なら最適。
  • さくらレンタルサーバは老舗で安心感があり、安定性重視の人におすすめ。
  • LOLIPOPは初心者向けで安価だが、速度や高負荷対応は弱め。
  • リトルサーバーは「とにかく安くWordPressを始めたい人」向け。小規模サイトや学習用に良いが、商用や大規模には不向き。

WordPressテーマ目的別比較表

WordPressテーマを選ぶにはデザインだけでなく、汎用性、アップデートの継続性、サポート体制、そして表示速度やSEO対策の強さといった要素を総合的に考慮することが重要です。目的にあった長く安心して使えるテーマを選ぶようにしたいものです。そこで、目的別に整理したWordPressテーマ比較表を以下にまとめました。 各テーマの特徴や利用目的を簡潔に比較できるようにしています。

テーマ名主な目的・特徴適した用途
RE:DIVER(リダイバー)高速表示・SEO最適化に強い。アフィリエイトや収益化を意識した設計。アフィリエイトブログ、収益化重視の個人ブログ
GOLD BLOG(ゴールドブログ)ブログ運営に特化。シンプルで使いやすく、初心者でも扱いやすい。個人ブログ、情報発信サイト
THE THOR(ザ・トール)SEO・デザイン・収益化機能を網羅したオールインワンテーマ。広告管理やランキング機能も搭載。アフィリエイト、企業サイト、収益化ブログ
Emanon(エマノン)ビジネス向けデザイン。企業サイトやサービス紹介に適したテーマ。コーポレートサイト、サービス紹介ページ
LIQUID PRESS(リキッドプレス)WordPress公式登録の国産テーマ。企業サイトからブログまで幅広く対応。初心者でも安心。企業サイト、オウンドメディア、ブログ、LP
STORK SE(ストークSE)モバイルファースト設計。1カラムデザインでコンテンツを際立たせる。直感的操作が可能。ブログ、アフィリエイト、ブランディングサイト
GOLD MEDIA(ゴールドメディア)メディア運営に特化。SEO内部構造が強力で、収益化や効率的な運営を支援。WEBメディア、アフィリエイトサイト、企業サイト

補足ポイント

  • 収益化重視なら「RE:DIVER」「THE THOR」「GOLD MEDIA」が強力。
  • 初心者向けブログなら「GOLD BLOG」「STORK SE」が扱いやすい。
  • 企業サイト・ビジネス用途なら「Emanon」「LIQUID PRESS」が安心。
  • メディア運営に特化したい場合は「GOLD MEDIA」が最適。

こうして見ると、「ブログ中心」か「企業サイト中心」か「収益化・メディア運営中心」かで選ぶテーマが大きく変わります。 あなたが作りたいサイトはどのタイプに近いですか?