Twenty Sixteen(WordPressテーマ)をカスタマイズ
Twenty Sixteenの概要
Twenty Sixteen をカスタマイズするには、大きく分けて機能面とデザイン性をカスタマイズすることになります。最初に取り組むべきは、テーマカスタマイザーを使う、cssの追加をすることでしょう。どちらも手段が複数ありますので、事前に理解して取り組まれるとよいでしょう。
Twenty Sixteen は ずっと人気の WordPress レイアウト — ブログとウェブサイト用に完全に動作する、オプションの右サイドバーのある水平の題字 — に対するモダンな試みです。美しいデフォルトカラースキームのカラーオプション、モバイルファーストのアプローチによる調和した柔軟なグリッド、細部にまで非の打ち所がない上品さを備えています。Twenty Sixteen は WordPress の外観をどこであろうとも美しく見せるでしょう。
WordPressテーマ「Twenty Sixteen」は、2016年にリリースされたWordPressの公式デフォルトテーマです。モダンで洗練されたデザインが特徴で、ブログとウェブサイトの両方に適したレイアウトを持っています。
主な特徴:
- レスポンシブデザイン: スマートフォン、タブレット、PCなど、様々なデバイスで美しく表示されます。
- カスタマイズ性:
- カラーオプション: 美しいデフォルトカラースキームに加え、背景色、テキスト色、リンク色などをカスタマイズできます。
- ヘッダー画像: カスタムヘッダー画像をアップロードして、サイトの個性を演出できます。
- 背景画像: 背景画像を設定することも可能です。
- メニュー: カスタムメニューを作成し、サイトのナビゲーションを自由に設定できます。
- ウィジェット: サイドバーとフッターにウィジェットを追加して、様々な機能を追加できます。
- 柔軟なレイアウト: オプションの右サイドバーがあり、ブログとウェブサイトの両方に適しています。サイドバーなしの1カラムレイアウトも可能です。
- 投稿フォーマット: 標準、画像、動画、引用など、様々な投稿フォーマットに対応しています。
- アクセシビリティ: アクセシビリティにも配慮した設計となっています。
Twenty Sixteenの活用:
- ブログ: シンプルで読みやすいデザインは、ブログに最適です。
- ウェブサイト: カスタマイズオプションを活かして、企業のウェブサイトやポートフォリオサイトなど、様々な種類のウェブサイトを作成できます。
Twenty Sixteenは、シンプルでありながらも洗練されたデザインと、基本的なカスタマイズ機能を備えた、扱いやすいテーマと言えるでしょう。
※最新の情報を公式ページで確認ください
WordPressテーマのカスタマイズ
WordPressテーマのカスタマイズ方法はいくつかあり、目的や技術レベルによって最適な方法が異なります。
一般的なカスタマイズ方法:
- WordPress管理画面のカスタマイザー:
- 「外観」>「カスタマイズ」からアクセスできます。
- サイトのタイトル、ロゴ、色、フォント、背景画像、メニュー、ウィジェットなど、テーマが対応している範囲で視覚的にカスタマイズできます。
- メリット: コーディングの知識がなくても比較的簡単に操作できます。
- デメリット: カスタマイズできる範囲はテーマによって異なります。
- テーマのオプション設定:
- 多くのテーマには、独自のオプション設定画面が用意されています。
- 「外観」メニューの下や、個別のメニュー項目として表示されることが多いです。
- レイアウト、投稿・固定ページの表示設定、広告設定など、テーマ固有の詳細な設定が可能です。
- メリット: コーディングなしで高度なカスタマイズができる場合があります。
- デメリット: オプションの項目や内容はテーマによって大きく異なります。
- CSSの編集:
- 「外観」>「カスタマイズ」>「追加CSS」からCSS(カスケーディングスタイルシート)を記述することで、デザインを細かく調整できます。
- メリット: デザインに関する幅広いカスタマイズが可能です。
- デメリット: CSSの知識が必要です。
- テーマファイルの編集:
- FTPソフトなどを利用して、テーマのPHPファイルやCSSファイルを直接編集する方法です。
- メリット: サイトの構造や機能を根本的に変更できます。
- デメリット: PHP、HTML、CSSなどの専門知識が必要です。誤った編集はサイトの表示を壊す可能性があります。初心者には推奨されません。
- 子テーマの利用:
- 親テーマを直接編集するのではなく、子テーマを作成してカスタマイズする方法です。
- 親テーマがアップデートされても、子テーマで行ったカスタマイズは上書きされずに残ります。
- メリット: 親テーマのアップデートに影響を受けずにカスタマイズできます。
- デメリット: ある程度の知識が必要です。
テーマカスタマイザー
「Twenty Sixteen」のカスタマイズ内容は以下の表のようになっています。
サイト基本情報 |
|
---|---|
ヘッダー画像 | 画像を指定できる(1200 x 280推奨) |
背景画像 | 背景画像を指定できる |
メニュー | 2ケ所の表示位置がある |
ウィジェット | 3ケ所
|
ホームページ設定 | トップページを最新の投稿か固定ページにする |
テーマをカスタマイズするには、大きく分けて機能面とデザイン面をカスタマイズすることになります。最初に取り組むべきは、テーマカスタマイザーを使う、cssの追加をすることでしょう。どちらも手段が複数ありますので、事前に理解して取り組まれるとよいでしょう。プラグインを利用すれば高度なカスタマイズが可能になります。プログラムスキルをお持ちの場合は、直接テンプレート(PHP)ファイルを書き換えるカスタマイズになります。コードを直接編集する方法はリスクも高いので、よく理解されている方以外にはおすすめできません。
css(スタイルシート)でカスタマイズ
部分的に色を変更したり、背景や囲みを装飾、文字の大きさを変更したりしたいのであればcss(スタイルシート)を追加することになります。「スタイルシート・css」記述するには、「テンプレートファイルに直接記述」する、「テーマカスタマイザーで記述」する。「プラグインを使って記述」などの方法があります。
ブロックエディタ対応のテーマではブロックごとにタイポグラフィ(「文字や文章を読みやすく、または美しく見せるための技術」)を指定できるので、文字の大きさや色を指定したい場合は、こちらを利用されたほうが良いでしょう。
注意点)スタイルシート・cssが大きくなりすぎると表示速度に影響を及ぼすこともあるので注意が必要です。
テーマカスタマイザーの「css追加」は複雑なコード編集は、編集エリアが狭く操作しづらいですが、テーマの更新よって上書きされることはありません。逆にテンプレートファイルの「style.css」は上書きされるので、子テーマで対応するか、バックアップをとり対応するかになります。推奨は「css追加」となっています。
css(スタイルシート)を追加するには、ダッシュボードの 外観 → カスタマイズ → 追加css と進みコードを追加します。スタイルシートを適用させるには編集ブロックに 高度な設定で 「追加 css クラス」にクラス名を記述します。スタイルはブロック対して適用されるようになっています。複数のブロックに適応させたいならブロックをグループ化しておきます。
ページごとに css を記述したい場合はプラグインを利用すると良いでしょう。「VK All in one Expansion Unit」の cssカスタマイズ を有効にしておくと、ページごとに スタイルシートを追加することができます。
テーマによってはあらかじめ、ページごとに css を記述できるようにしたものもあります。複雑なデザインを施したいサイトの場合はこちらを選ぶとよいかもしれません。
テンプレートファイル(PHP)でカスタマイズ
テンプレートファイル(テーマファイル)のカスタマイズは、外観 → テーマファイルエディタで編集することになります。テンプレートファイルの構成は各テーマによって異なっていますが概ね以下のようなファイルで構成されています。
- スタイル(style.css)
- テーマの関数
- 404テンプレート
- コメント
- テーマフッター
- テーマヘッダー
- 検索フォーム
- 単一テンプレート
テンプレートファイルを直接編集してカスタマイズすることもできます。ただ、この方法は高度な知識を必要とされますので、十分な知識をお持ちの方におすすめなります。記述ミスによって画面が表示されなくなったり、管理画面にログインすらできなくなったりすることもあります。
子テーマを作成する
テンプレートファイルを直接編集してサイトを運用するなら子テーマを作成しましょう。なぜならWordPressは頻繁にアップデートが繰り返されソースコードが上書きされてしまい、再びカスタマイズをしなければならなくなってしまうからです。
「子テーマ」は、WordPressでウェブサイトやブログのデザイン・レイアウトを構築する際に、「親テーマ」と連動して機能するもうひとつのテーマです。 WordPressのデザインテンプレートは、「テーマ」を有効化させることで構築されます。
WordPressのカスタマイズ手順
WordPressをカスタマイズするには下記の手順で行うとよいでしょう。
- WEBサイトの構成を考える (※注1)
- 不要な機能を削除する
- 必要な拡張機能(プラグイン)を追加する
- グローバルナビゲーションやサイドメニューを作る
- TOPページを作る
- 企業サイトなどは、会社案内や事業内容などを作る
- お知らせや、ブログ(製品やサービスをカテゴリーに構成する)を設置する
※ 注1)固定ページ・投稿ページのコンテンツを書き出す。そしてカテゴリーやタグを振り分ける。などの設計書・制作ガイドラインを作成しておくと作業をスムースに進めることができ、修正が発生しても最小限の工程で完結できるようになります。