「WP Multibyte Patch」はマルチバイト文字の不具合の修正をするWordPressプラグインです。「WP Multibyte Patch」は日本語環境で正しく動作させるために必要な機能が含まれています。特に設定はする必要はなく、有効化するだけです。WordPressをインストールするとデフォルトでインストールされています。
このページの内容
「WP Multibyte Patch」の概要
マルチバイト文字の不具合を修正をしてくれる。お問い合わせフォームなどを設置する場合には「WP Multibyte Patch」のインストールをしておかないと文字化けを発生させてしまいます。
※文字化けが発生する原因は、「HTMLファイル自体の文字コードと、ブラウザが解釈した文字コードが異なるとき」に発生します。例えば、Shift_JISで保存されたHTMLファイルを、ブラウザがUTF-8だと認識して、UTF-8で表示してしまうと文字化けが発生するということです。
- 名称は「WP Multibyte Patch」
- ライセンスは無償
- 必須WordPressバージョン4.5
- 検証済みバージョン4.9.1
- 日本語含む14ケ国語
- インストール数900,0000+
- 設定は不要、有効化しておけばよい
「WP Multibyte Patch」の使い方

「WP Multibyte Patch」がマルチバイト文字(日本語)の不具を修正してくれる内容は次のようなものです。サイト内にお問い合わせフォームなどを設置する場合には「WP Multibyte Patch」のインストールをしておかないと文字化けを発生させてしまいます。
「WP Multibyte Patch」は以下のような機能を持っています。
- 投稿抜粋の不具合
- 文字数カウントの修正
- メール送信の修正
- ファイル名の文字化け修正
「WP Multibyte Patch」の設定
「WP Multibyte Patch」は特に設定の必要はなく、デフォルトで標準的な設定値が割り当てられるようになっているので、有効化しておくだけでよいです。「WP Multibyte Patch」の設定値を変更する必要がある場合は、wpmp-config-sample-ja.php を wpmp-config.php に変名し内容を編集してから下記のように配置してください。(WP_CONTENT_DIR を変更している場合はその中に置いてください。)
/wp-content/wpmp-config.php
「WP Multibyte Patch」のインストールや更新時エラーの対処
「WP Multibyte Patch」をインストールするには、ダッシュボード → プラグイン → 新規追加 → 検索 → プラグイン名で検索 → インストール → 有効
プラグインはインストール時や更新時にエラーを起こしてしまうことがあります。エラーによってはサイトが表示できなくなるだけではなく、WordPressにログインできなくなったりWEBサイトを利用できなくなったりすることもあります。
エラー:メンテナンスモードが消えない
更新中は自動的にメンテナンスモードになりサイトにアクセスできなくなります。更新が終了すれば自動的にメンテナンスモードが解除されアクセスできるようになっています。更新中に何らかの原因で失敗してしまうとメンテナンスモードが解除されずアクセスできないといった状態になるわけです。対処としては次の2つが代表的なものになっています。
対処1「.maintenance」を削除
更新中は「.maintenance」というファイルが作成されメンテナンスモードに入ります。更新が成功しているのに解除されない場合はこのファイルを削除してやれば解除されサイトが表示されるようになります。 まず、FTPソフトを使ってWordPressをインストールしたフォルダにアクセスします。次に、「.maintenance」というファイルが作成されているはずなのでこのファイルを削除します。これで作業は終了しメンテナンスモードが解除されました。
- FTPソフトでWordPressインストールフォルダにアクセス
- ルート直下の「.maintenance」を削除する
- WordPress管理画面からは操作できない
対処2プラグインを削除
「.maintenance」ファイルがないのにサイトが表示されない場合はプラグインを削除してみることです。但し、複雑な設定をしていて影響をしているのか確信が持てない時や複数のプラグインを更新中にエラーが発生して、どれかわからない場合はいきなり削除するのではなくフォルダ名を変更するとよいでしょう。
WordPressインストールフォルダに格納されています。例えば、「WP-Maltibyte Patch」ならば「/wp-content/plugins/wp-multibyte-patch/」となっています。この「/wp-multibyte-patch/」を「/wp-multibyte-patch-back/」とかに変更して状況が改善されるかを確認し、不要と確定した場合に削除するとよいでしょう。
- FTPソフトでWordPressフォルダにアクセス
- プラグインフォルダ名を変更してみる
- エラーの原因プラグインが確定したら削除する
- WordPress管理画面からは操作できない
WordPressのプラグインとは
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。 WordPress のコアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったものを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。 WordPress Codex日本語版(公式オンラインマニュアル)
プラグインの多用は表示速度やメンテナンス性などに影響を与えるので必要なものに留める方が良いようです。また、インストールするサーバ環境や干渉、テーマとのマッチングの問題も発生します。
WordPressプラグインのメリットとデメリット
導入メリットは以下のものでしょうか。
- 必要な機能を簡単に導入することができる
- 管理画面だけで柔軟に対応できる
- 難易度の高いコーディングをしなくてすむ
- WordPressのアップデートに伴い、アップデートがかかり、対応してくれる
導入には次のようなデメリットもあります。
- 数が多くなると、サイトが重くなる
- 数が多くなると、管理しきれなくなる
- 他のプラグインと競合したり、バグがあったりするものもある
- サポートが途中で終わるものもある
「WP Multibyte Patch」はマルチバイト文字の不具合の修正をしてくれます。「WP Multibyte Patch」は日本語環境で正しく動作させるために必要な機能が含まれたWordPressプラグインです。特に設定はする必要はなく、有効化するだけです。