WordPressの内部リンク管理に役立つプラグイン
WordPressのサイト内リンク(内部リンク)管理に役立つプラグインですね。SEO対策としても非常に重要です。
いくつかの人気のあるプラグインやタイプがありますので、主なものをいくつかご紹介します。
おすすめのサイト内リンク管理プラグイン
| プラグイン名 | 主な機能 | 特徴・メリット |
| Interlinks Manager | 🔗 内部リンクのクリック数やCTRの追跡(分析機能) 🔗 キーワードに基づいたリンクの自動生成 🔗 内部リンクの分布の可視化 | 分析とコントロールに重点を置いており、リンクの効果測定を重視したい場合に特におすすめです。無料版もあります。 |
| Internal Link Juicer | 🔗 定義したキーワードに基づいて自動で内部リンクを生成 🔗 投稿ごとのリンク数制限など、細かな設定が可能 | 内部リンクの自動化を強力に進めたい場合に優れています。無料版も強力です。 |
| Link Whisper | 🔗 記事作成中に関連性の高いリンクをAIが提案 🔗 リンクの構築と最適化に特化 | 手動でのリンク構築を効率化したい、より関連性の高いリンクを見つけたい場合に最適です。(主に有料) |
| All in One SEO (AIOSEO) – Link Assistant | 🔗 SEO総合プラグインの一部機能 🔗 リンクの機会を発見し、最適な配置を提案 | すでにAIOSEOを使用している場合、追加機能としてリンク管理が強力に利用できます。 |
| Rank Math | 🔗 SEO総合プラグインの一部機能 🔗 ブロックエディタ内で内部リンクの推奨を提供 | AIOSEOと同様に、Rank MathをメインのSEOプラグインにしている場合に便利です。 |
選択のポイント
サイト内リンク管理プラグインは、大きく分けて以下のタイプがあります。
- 自動化・提案型(Link Whisper, Internal Link Juicer, AIOSEO, Rank Mathなど):
- キーワードやAIに基づいて、自動でリンクを貼ったり、リンクの候補を提案したりする機能。リンク構築の手間を減らしたい場合に有効です。
- 分析・可視化型(Interlinks Managerなど):
- 既存の内部リンク構造や、リンクからのクリック効果(CTR)を測定し、サイト内のリンクを最適化したい場合に役立ちます。
あなたのサイトの目的や現在の課題(例:記事が増えすぎてリンク管理が大変、リンクのクリック率を改善したい、など)に応じて、最適なプラグインを選ぶと良いでしょう。
Interlinks Managerの使い方
WordPressプラグイン「Interlinks Manager」(Internal Links Managerという名称も見られます)は、主に内部リンクの最適化と管理を支援するための多機能プラグインです。
主な使い方と機能は以下の通りです。
1. 内部リンクの自動化(AIL: Automatic Internal Links)
特定のキーワードを登録し、そのキーワードが記事中に出現した際に、指定したリンク先URLへ自動的にリンクを設定できます。
- キーワードの登録:
- 管理画面のメニューから「Internal Links Manager」(または類似の項目)に進み、「新規リンクを追加」(または「Add New」)を選択します。
- キーワードとリンクしたいURL(投稿、固定ページ、または任意のURL)を設定します。
- 内部タイトル:管理用のタイトルを付けます。
- 詳細設定:
- リンク数: 1記事あたりの最大リンク数や、無制限(-1)を設定できます。
- 優先順位: 複数のキーワードが競合した場合の優先度を設定します(値が大きいほど優先)。
- 大文字・小文字の区別: 設定できます。
- 別窓・同窓: リンクの開き方を選択できます。
- 部分入れ替え(日本語対応): 日本語で適切に動作させるために、このオプションにチェックを入れることが推奨されます。
2. リンク状況のチェックと分析
サイト内の内部リンクに関する詳細なデータをチェックし、最適化に役立てることができます。
- 手動リンク数(MIL: Manual Interlinks)の確認:
- 各投稿に含まれる手動で設置された内部リンクの数を確認できます。
- 初期設定で目安となるリンク数が設定されており(例: 1000文字に対して1リンク)、それに対して多すぎるか少ないかを判断するのに役立ちます。
- 被リンク数とリンクの強さ(Juice)の確認:
- 各投稿が他の投稿からどれだけリンクされているか(被リンク数)や、その内部リンクの価値(強さ/Juice)を計算して確認できます。
- クリック数の計測:
- 自動生成されたリンクのクリック数を日別で計測・確認できます。
3. 内部リンクの提案
投稿の編集画面で、その投稿に最適な内部リンクを提案してくれる機能もあります。これにより、リンク切れや不足しているリンクを防ぎ、網羅性の高いコンテンツ作成を支援します。
4. 一般設定(Options)
- リンク化する/しないページの指定:
- ホワイトリスト(リンク化するURL)やブラックリスト(リンク化しないURL)を設定できます。
- 除外設定:
- リンクを付与しないHTML要素(セレクター)などを指定できます。
- 統計(クリック計測)の有効/無効:
- クリック計測を無効にしたり、ログイン時には計測しない設定などが可能です。
⚠️ 注意点:
- このプラグインは有償版と無償版(Internal Link Manager)がある場合があり、機能に違いがある可能性があります。
- 日本語で自動リンク機能を使用する際は、「部分入れ替え」のオプションにチェックを入れることで、単語の区切りを適切に認識しやすくなります。
Internal Link Juicerの基本的な使い方
WordPressプラグインの Internal Link Juicer は、設定したキーワードに基づいて、自動で内部リンクを生成 してくれるツールです。
基本的な使い方は以下のステップになります。
1. プラグインのインストールと有効化
まず、WordPressの管理画面から「Internal Link Juicer」を検索し、インストールして有効化します。
2. リンクのアンカーとなるキーワードを設定する
リンクを貼りたい元の記事(リンクの飛び先となる記事)の編集画面を開き、Internal Link Juicerの設定フィールドでアンカーキーワードを設定します。
- 投稿または固定ページの編集画面を開きます。
- 通常、編集画面の右側などに表示される [Internal Links] のフィールドを見つけます。
- アンカーとしたい キーワード を入力し、[キーワードを追加] をクリックします。
- 複数のキーワードを設定する場合は、1つずつ追加するか、コンマ (
,) で区切ってまとめて追加できます。
- 複数のキーワードを設定する場合は、1つずつ追加するか、コンマ (
ポイント: このキーワードが、他の記事で出現した場合に、自動的にこの元の記事へのリンクに変換されます。
3. 設定の確認と調整
プラグインの基本設定画面(WordPress管理画面の「設定」や「ツール」配下など)で、リンクの生成ルールを調整できます。
- リンク数の制限: 1つの記事に貼る内部リンクの最大数や、特定の記事へのリンク数を制限できます。キーワードが多く出てくる場合に、リンクを増やしすぎないように調整可能です。
- 投稿タイプのホワイトリスト: リンクを生成する対象とする投稿タイプ(例:投稿、固定ページなど)を選択できます。
- 一致度の設定: 完全一致するキーワードだけでなく、一部が一致する場合にもリンクを生成するかどうかを設定できます(Pro版など)。
- キーワード間のギャップ(間隔)の設定: 2つの単語の間に他の文字が入っていてもリンクを設定できるようにする機能もあります(Pro版など)。
4. 自動生成されたリンクの確認
キーワードを設定した後、そのキーワードを含む別の記事をサイト上で確認してみましょう。設定したキーワードが自動でリンクに変換されているはずです。そのリンクをクリックすると、ステップ2でキーワードを設定した元の記事に飛ぶことができます。
このプラグインを使うことで、手動でリンクを貼る手間を省き、サイトの回遊率向上やSEO強化に役立てることができます。
Link Whisperの使い方
Link Whisper(リンクウィスパー)は、WordPressの内部リンクを効率的に設定するためのプラグインです。主な使い方は以下の通りです。
記事作成・編集時の使い方
- 記事の作成または編集を行います。
- 記事本文を入力していると、Link Whisperが関連性の高い内部リンクの候補を自動的に表示します。
- 表示された候補の中からリンクしたい記事を選び、アンカーテキスト(リンクの文字列)を編集してから、自動で内部リンクを追加できます。
- これにより、わざわざ別の記事を探したり、エディターでページを開き直したりする手間が省けます。
内部リンクの監査・追加機能
- 内部リンクがほとんど、または全くない記事(孤立したページ)を見つけ出す機能があります。
- この機能を使って孤立したページを特定し、内部リンク提案ツールを使用して、そのページへリンクを張ることができます。
- これにより、サイト全体のリンク構造を強化し、ユーザーや検索エンジンが記事を見つけやすくします。
要点まとめ
| 機能 | 特徴 |
| 自動提案 | 記事作成中に、関連性の高い内部リンク候補を編集可能なアンカーテキスト付きで提案。 |
| 効率化 | エディター内でリンク設定が完結するため、内部リンク設定の手間が大幅に削減。 |
| 監査 | 内部リンクが少ない「孤立したページ」を特定し、リンクを追加するサポート。 |
Link Whisperは、特に記事数が多いサイトや、内部リンク戦略を強化したい場合に非常に役立つツールです。
All in One SEO (AIOSEO) のLink Assistantの使い方
All in One SEO (AIOSEO) のLink Assistantは、ウェブサイトの内部リンクを簡単に管理・改善するための機能です。
主に以下の機能と使い方があります。
1. リンク候補の確認と追加
Link Assistantの主な機能は、記事への内部リンクの提案です。
- 場所: WordPressの管理画面メニューにある AIOSEO → Link Assistant に移動します。
- 概要画面: ここで、サイト全体のリンクに関する統計情報(孤立した投稿数、内部リンク数など)を確認できます。
- 投稿/ページごとの確認: 記事の一覧が表示され、各投稿の右側にある矢印アイコンをクリックするか、「リンク提案」タブに移動することで、その記事に対して設定できる内部リンクの候補を確認できます。
- AIOSEOが関連性の高いコンテンツを自動的に検出し、リンクの候補(URLとアンカーテキストの提案)を表示します。
- 候補を確認し、問題なければワンクリックでリンクを記事に追加できます。(追加先の記事を直接編集する必要はありません。)
2. 孤立した投稿の特定と改善
孤立した投稿(Orphaned Posts)とは、他のどの記事からも内部リンクされていない投稿のことです。
- Link Assistantの画面で、孤立した投稿のリストを確認できます。
- これらの投稿は検索エンジンに見つけられにくい(クロールされにくい)ため、Link Assistantを使って関連性の高い記事からリンクを貼ることで、SEOパフォーマンスの改善に役立ちます。
3. コーナーストーンコンテンツ(Cornerstone Content)の優先
コーナーストーンコンテンツとは、サイト内で最も重要で包括的な記事のことです。
- AIOSEOの設定で、重要な記事をコーナーストーンコンテンツとして設定できます。
- Link Assistantは、このコーナーストーンコンテンツへのリンクを優先的に提案するようになります。これにより、重要な記事の権威性を高めることができます。
主な手順のまとめ
- WordPress管理画面の左メニューから All in One SEO (AIOSEO) を開きます。
- Link Assistant をクリックします。
- 表示された画面で、「孤立した投稿」 を確認したり、投稿/ページの一覧から個別の記事のリンク提案を確認します。
- リンク提案のリストから、適切なアンカーテキストとリンク先の記事を選択し、ワンクリックで追加します。
この機能を使うことで、手動で記事を編集して内部リンクを探し、追加する手間を大幅に減らすことができます。
Rank Mathの使い方
はい、WordPressプラグインのRank Mathは、SEO対策を効率的に行うための多機能なツールです。基本的な使い方と主要な設定の流れを説明します。
Rank Mathの導入と初期設定
- インストールと有効化
- WordPressの管理画面から「プラグイン」>「新規追加」へ移動します。
- 検索窓に「Rank Math」と入力し、検索結果に表示されたプラグインを「インストール」し、「有効化」します。
- アカウント連携とセットアップウィザード
- 有効化後、Rank Mathアカウント(無料または有料)を連携するよう求められる場合があります。
- その後、セットアップウィザードが起動します。これに従って、ウェブサイトの基本情報(サイトの種類、会社/個人など)、Google Search ConsoleやAnalyticsとの連携(任意)、サイトマップの設定など、初期設定を行います。通常は「Easy」モードで進めるのが簡単です。
- モジュールの選択
- Rank Mathのダッシュボード(
Rank Math SEO>ダッシュボード)で、必要な機能(モジュール)をオン/オフで選択できます。例えば、「SEO分析」「サイトマップ」「404モニター」「リダイレクト」など、サイトに合わせて必要な機能のみを有効にします。
- Rank Mathのダッシュボード(
記事・固定ページでの使い方
Rank Mathの主要な機能は、投稿や固定ページの編集画面(GutenbergまたはClassic Editor)に統合されています。
- Rank Math SEOパネルを開く
- 編集画面の右上にあるRank Mathのアイコン(またはスコア表示)をクリックして、SEOパネルを開きます。
- フォーカスキーワードの設定
- 記事で最もターゲットにしたいキーワード(フォーカスキーワード)を1つ以上入力します(無料版では通常1つ)。
- SEOスコアの確認と最適化
- キーワードを入力すると、Rank Mathが記事を分析し、100点満点のSEOスコアと最適化のチェックリストを表示します。
- チェックリスト(ベーシックSEO、追加、タイトル/メタ、コンテンツの読みやすさなど)に従って、記事を修正・改善していきます。
- 例: 「フォーカスキーワードがタイトルに含まれていません」「コンテンツの単語数が少なすぎます」「外部リンクがありません」など。
- スニペットの編集
- 「スニペットを編集」をクリックして、検索結果に表示されるタイトルとメタディスクリプション(概要文)を設定します。ここが非常に重要です。
- フォーカスキーワードを含め、クリックしたくなる魅力的なタイトルと説明文にしましょう。
- 「スニペットを編集」をクリックして、検索結果に表示されるタイトルとメタディスクリプション(概要文)を設定します。ここが非常に重要です。
- 詳細設定
- 「詳細」タブでは、記事ごとの
noindex/nofollow設定や、Canonical URLなどを個別に設定できます。
- 「詳細」タブでは、記事ごとの
- スキーマ(リッチスニペット)の設定
- 「Schema」タブでは、記事のタイプ(ブログ投稿、記事、FAQ、レシピなど)を選択し、構造化データ(スキーママークアップ)を追加できます。これにより、検索結果にリッチスニペット(評価の星や写真などを含む)が表示されやすくなります。
その他の主要な設定項目
管理画面の Rank Math SEO メニューから、サイト全体の詳細な設定が可能です。
- 一般設定 (
一般設定)- パンくずリストの有効化と設定
- robots.txtや.htaccessの編集(上級者向け)
- タイトルとメタタグ (
タイトルとメタ)- 投稿タイプやタクソノミー(カテゴリ/タグ)ごとのタイトルやメタディスクリプションのテンプレートを設定します。
- 検索エンジンにインデックスさせたくないページ(例: 空のタグアーカイブ)に自動で
noindexを付与する設定なども重要です。
- サイトマップ設定 (
サイトマップ設定)- XMLサイトマップを有効化し、サイトマップに含める投稿タイプやタクソノミー、画像を含めるかどうかなどを設定します。
- 404モニターとリダイレクト
- 404エラーを監視し、ページを削除・移動した場合にリダイレクト(転送)を設定することで、SEOへの悪影響を防ぎます。
Rank Mathは機能が多いため、まずは初期設定と記事作成時のSEOパネルの活用から始めるのがおすすめです。
プラグインのリスクを回避する

WordPressプラグインの利用には、ウェブサイトの機能拡張というメリットがある一方で、いくつかのセキュリティや安定性に関するリスクが伴います。
主なリスク
1. セキュリティの脆弱性
プラグインにセキュリティ上の欠陥(脆弱性)が含まれていると、それを悪用したサイバー攻撃の標的になる可能性があります。
- 不正アクセス・サイトの改ざん:脆弱性を突かれて管理画面に不正アクセスされたり、ウェブサイトの内容が改ざんされたりします。
- 情報漏洩:ユーザーの個人情報や機密データが盗み出されるリスクがあります。
- マルウェア感染:悪意のあるコードやマルウェアを仕込まれ、サイト訪問者に被害が及んだり、サイトがDDoS攻撃などの犯罪の踏み台に利用されたりする可能性があります。
- 未更新のプラグイン:開発が停止されたり、長期間更新されていないプラグインは、既知の脆弱性が修正されないまま放置され、特に危険性が高まります。
2. ウェブサイトの安定性・パフォーマンスへの影響
- 動作の競合(コンフリクト):複数のプラグイン同士、またはWordPress本体やテーマとの相性が悪く、機能不全やレイアウトの崩れ、エラーが発生することがあります。
- 表示速度の低下:特に多くのプラグインを導入しすぎると、ウェブサイトの読み込みに必要なリソースが増加し、表示速度が遅くなることがあります。
3. メンテナンスの手間とコスト
- 更新の必要性:セキュリティを維持し、WordPress本体のアップデートに対応するため、プラグインも定期的に最新版へ更新する必要があります。この更新作業や、更新後に問題が発生しないかの確認(動作確認)に手間がかかります。
- 互換性の問題:WordPress本体のメジャーアップデートや、他のプラグインの更新により、特定のプラグインが動作しなくなる互換性の問題が生じることがあります。
リスクを最小限に抑える対策
これらのリスクを避けるためには、以下の点に注意することが重要です。
- 信頼できるソースからのみ導入する:WordPress公式プラグインディレクトリなど、信頼できる提供元からのみプラグインをダウンロードし、導入前に評価やレビュー、最終更新日、インストール数などを確認しましょう。
- 定期的な更新:WordPress本体、テーマ、そしてすべてのプラグインを常に最新の状態に保ちましょう。
- 不要なプラグインの削除:使用していないプラグインは無効化するだけでなく、サーバーから削除しましょう。
- 導入数を絞る:本当に必要な機能に絞り込み、プラグインの導入数は最小限に抑えましょう。
有料テーマはプラグインのリスク回避につながることがある
WordPressの有料テーマを使うことで、ある程度はプラグインのリスク回避につながることがありますが、完全にリスクを避けられるわけではありません。以下のポイントで詳しく解説します。
有料テーマで回避できるリスク
1. 基本機能がテーマに含まれている
有料テーマには、以下のような機能が最初から組み込まれていることが多いです:
- SEO対策
- デザインのカスタマイズ(色・フォント・レイアウト)
- SNS連携
- パンくずリスト
- 目次表示
- 広告管理
- カスタムウィジェット
このため、追加のプラグインを入れずに済む=プラグインによるバグやセキュリティリスクを減らせます。
それでもプラグインが必要なケース
高度な機能はプラグインが必要
- ECサイト機能(WooCommerce)
- 多言語化(Polylang、WPML)
- 会員制サイト(MemberPressなど)
- バックアップやセキュリティ(UpdraftPlus、Wordfence)
- 高速化(キャッシュ系プラグイン)
有料テーマでも、これらの機能まではカバーしきれません。つまり、信頼できるプラグイン選びは必須です。
⚠️ 注意点
| リスク | 有料テーマでの軽減可否 | コメント |
|---|---|---|
| プラグイン間の競合 | △ | 内蔵機能で代用できれば回避可 |
| セキュリティの脆弱性 | △ | プラグイン削減で多少減るが、ゼロではない |
| アップデートによる不具合 | △ | 有料テーマは保守されていることが多いが、プラグインとの相性次第 |
| サポートの欠如 | ◯ | 有料テーマはサポート付きが多く、安心感あり |
結論:リスクは減らせるがゼロにはできない
- 有料テーマで必要最低限の機能が揃えば、プラグインを減らせるのでリスク軽減につながります。
- ただし、どうしても必要なプラグインは信頼性・更新頻度・レビューをしっかり確認して使うことが重要です。
補足アドバイス
- テーマとプラグインの相性問題もあるため、有名なテーマ(例:SWELL、JIN:R、THE THORなど)+評判の良いプラグインの組み合わせが安心です。
- 子テーマを使うことで、カスタマイズ時のトラブルも回避しやすくなります。
おすすめ有料テーマ
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補足情報
- ザ・トール: SEOと収益化を最重視する設計で、アフィリエイターやブロガーに人気が高いテーマです。
- エマノン: 特にBtoBやサービス業など、Webからの顧客獲得(リードジェネレーション)を重視するビジネスサイト構築に適しています。
- ストークSE: モバイルでの見やすさに徹底的にこだわり、余計な装飾を排したデザインが特徴です。商品の魅力を際立たせたいサイトにも向いています。
- リキッドプレス: 豊富なラインナップの中から目的特化型のテーマを選べるのが大きなメリットです。例えば、ニュースサイトならLIQUID MAGAZINE、企業サイトならLIQUID CORPORATEなどがあります。




