テーマのカスタマイズ方法「Wellington」
「Wellington」をカスタマイズするには、大きく分けて機能とデザイン性をカスタマイズすることになります。どちらも手段が複数ありますので、事前に理解して取り組まれるとよいでしょう。特にテーマのコードを直接編集する方法はリスクも高いので、よく理解されている方以外にはおすすめできません。
Wellington
WordPress.org | Wellington |
バージョン | 2.1.8 |
最終更新 | 2022年10月19日 |
有効インストール | 5,000+ |
WordPressバージョン | 5.2以上 |
PHPバージョン | 5.6以上 |

WordPressを利用したブログマーケティングをされている方におすすめのテーマです。 最新のテーマSTORK19ではブロックエディタ(Gutenberg)にも最適化され、 マニュアルなしでも利用可能なほどシンプルで使いやすいテーマとなります。
おすすめ有料テーマ
※公式テーマでサイトを運用する場合は、フォントの大きさなどをカスタマイズしたくなります。カスタマイズをするにはスタイルシート・cssの知識などが必要になってくるので、初心者の方には少しハードルが高いかもしれません。また、機能も最低限でプラグインの導入が必要になります。その点、日本語で開発された 有料テーマ を利用すると最初から設計されているので、スムーズにサイトを作り上げ、運用することができるのではないでしょうか。
表示例
「Wellington」のトップページ表示例です。インストール後カスタマイズしていない状態です。

カスタマイズ
カスタマイズするには、大きく分けて機能とデザイン性をカスタマイズすることになります。どちらも手段が複数ありますので、事前に理解して取り組まれるとよいでしょう。特にテーマのコードを直接編集する方法はリスクも高いので、よく理解されている方以外にはおすすめできません。
テーマをカスタマイズする方法は大きく分けて、テーマカスタマイザーを使う、cssの追加をする、直接テンプレート(PHP)ファイルを書き換えるになります。プラグインを利用すると素早く安全にカスタマイズすることも可能です。
プラグインを利用するにしても、直接テンプレート(PHP)ファイルを書き換えるにしてもリスクが発生するので、バックアップ環境は整えておかれることを推奨します。
カスタマイズの手順
Wellington をカスタマイズするには下記の手順で行います。
- WEBサイトの構成を考える (※注1)
- 不要な機能を削除する
- 必要な拡張機能(プラグイン)を追加する
- グローバルナビゲーションやサイドメニューを作る
- TOPページを作る
- 発信者情報ページを作る
- お知らせや、ブログ(製品やサービスをカテゴリーに構成する)を設置する
※ 注1)固定ページ・投稿ページのコンテンツを書き出す。そしてカテゴリーやタグを振り分ける。などの設計書・制作ガイドラインを作成しておくと作業をスムースに進めることができ、修正が発生しても最小限の工程で完結できるようになります。
テーマカスタマイザー
Wellington のテーマカスタマイザーでは、色や背景画像、メニューやウィジェットに設置する内容などをカスタマイズします。
サイト基本情報 | サイトのタイトル キャッチフレーズ |
---|---|
ヘッダー画像 | 画像を指定(1200 x 280推奨) |
背景 | 背景色を指定 |
メニュー | 1ケ所の表示位置がある |
ウィジェット | ウィジェットは以下の3ケ所 サイドバー ヘッダー マガジンホームページ |
テーマ設定 | 一般設定 テーマレイアウト >> 左サイドバー or 右サイドバー ブログ設定 ブログタイトル ブログの説明 ブログレイアウト >> 1 or 2カラム 概要の長さ 続きを読むテキスト 投稿設定(利用するならチェック) Post Details 日付を表示 投稿者を表示 個別投稿 Display Categories Display Tags Display Previous/next Navigation アイキャッチ画像 Display images on blog and archives Display images on Single postos 投稿スライダー 投稿スライダーを有効化 テーマ情報 |
追加css | スタイルシートを追加します |
※ デザインやカスタマイズはちょっと苦手な方には作業を代行してくれるサービスがあります。サイトの制作依頼ではなく部分的に苦手だったり、時間が取れない作業を依頼することもできるので一度サーチしてみてはどうでしょう。

WordPressのカスタマイズやサイトの制作依頼先を簡単に比較検討できるサービスです。ホームページ制作、LP制作、WEBサイト修正、カスタム、コンサル、バナー、ヘッダーデザインなどをプロ仕様から格安など多くのサービスから目的にあったものを探しだすことができます。
css(スタイルシート)
部分的に色を変更したり、文字の大きさを変更したりしたいのであればcss(スタイルシート)を追加することになります。cssの(スタイルシート)を追加する場合は、テーマカスタマイザーの「css追加」を利用するか、テンプレートファイルの「style.css」に追加することになります。
テーマカスタマイザーの「css追加」は複雑なコード編集は苦手ですが、テーマの更新に上書きされることはありません。逆にテンプレートファイルの「style.css」は上書きされるので、子テーマで対応するか、バックアップをとり対応するかになります。
テンプレートファイル(PHP)
テンプレートファイル(テーマファイル)のカスタマイズは、外観 → テーマファイルエディタで編集することになります。テンプレートファイルの構成は各テーマによって異なっています。
- スタイル(style.css)
- テーマの関数(functions.php)
- RTLスタイルシート(rtl.css)
- 404テンプレート(404.php)
- アーカイブ(archive.php)
- コメント(comment.php)
- テーマフッター(footer.php)
- テーマヘッダー(header.php)
- 投稿ページ(home.php)
- メインインデックスのテンプレート(index.php)
- 個別投稿ページ(page.php)
- 検索結果(search.php)
- 検索フォーム(searchform.php)
- サイドバー(sidebar.php)
- 個別投稿(single.php)
- Centered Layout 固定ページテンプレート
- Full-width Layout 固定ページテンプレート
- Magazine Homepage 固定ページテンプレート
テンプレートファイルを直接編集してカスタマイズすることもできます。ただ、この方法は高度な知識を必要とされますので、十分な知識をお持ちの方におすすめなります。記述ミスによって画面が表示されなくなったり、管理画面にログインすらできなくなったりすることもあります。
WordPressテーマ
WordPressのテーマとは、サイト全体のテンプレートのことです。テーマは複数のファイルの集合体で、デザインなどの内容が一式セットになっています。そのため、テーマを変更すれば複雑な処理を行うことなく、デザインや構成、機能などを変えることができます。テーマは、インターネット上で無料ダウンロードできるものから、有料で販売されているものもあります。また、自分で作成したテーマをアップロードして使用することも可能です。
無料テーマ
wordpress.orgのテーマディレクトリには約10,000に及ぶテーマがあり自由に選ぶことができます。公認テーマはwordpressによって審査され、安心して利用することができるといえます。半面、デザインや機能は育て上げる面もあり初心者にはハードルが高いかもしれません。サポートはありませんのでwordpress.orgやネットから情報か自力で解決しなければなりません。
WEB制作会社から配布される無料テーマもあります。無料とは思えないほど機能やデザインが充実しているテーマもあります。ただ、無料がゆえに途中で更新がストップしたり、開発が終了されることもあります。無料テーマは開発者の宣伝目的や有料版へのステップとして提供されていることもあると認識しておきましょう。
WordPress無料テーマは文字通り無料なので、最初のうちは気軽に試すことが可能です。合うテーマを見つけるまでテーマを無料で変えられるのは大きなメリットです。使いたいテーマが見つかった後は、同じテーマで運用するようにしましょう。WordPressはテーマごとに仕様が異なるので、運用途中の変更はデザインレイアウトが崩れる可能性があるのであまりおすすめはできません。
無料テーマのデメリットとしては、製品版のお試し(機能が制限されたり)として配布されたり、個人的に配布されたりしていて、サポートや更新が終了してしまうことがあります。そのまま使えることもありますが、数年後には他のテーマに変更することになることが多いようです。
テーマの注意点
テーマの更新には、機能の追加・変更などのほかに、セキュリティ向上や不具合の修正なども含まれるため、常に最新の状態にアップデートしておくことです。また、テーマを更新すると、カスタマイズは初期化してしまいます。更新する度にカスタマイズし直すのは手間がかかるので、「子テーマ」の利用が推奨されています。子テーマを作る理由はテーマを直接カスタマイズしてしまうと、テーマのバージョンアップによって変更した内容が上書きされてしまうからです。子テーマは、親テーマの機能やスタイルを引き継いでいます。子テーマにカスタマイズを加えておけば、テーマを更新した後もカスタマイズした状態をそのまま引き継げます。
表示速度やセキュリティにも注意
テーマを利用する場合、レンタルサーバー の表示速度やバックアップ機能についても注意しましょう。テーマによっては、複雑なデザインや機能が豊富で、少し表示が遅いものもあります。ページが表示されないとユーザーが立ち去ってしまうことになりかねません。また、無料だからというわけではないのですが、悪意のあるプログラム(ソース)があるもや最新のセキュリティに対応できていないものも存在します。表示速度やセキュリティについてはサーバーに依存する側面も強くあります。この点を踏まえたレンタルサーバー選びも検討しておきましょう。
【まとめ】
WordPressテーマのカスタマイズは、管理画面の、テーマをカスタマイズできる機能(テーマカスタマイザー)を使います。 この機能を使えば、Webサイト全体のデザインやレイアウトを確認しながらカスタマイズができます。 カスタマイズと同時にプレビューも確認できるため、かんたんに作業ができます。