WordPressデフォルトテーマは使えるのか

デフォルトテーマは、ワードプレスが公式で発表している標準テーマのことで、WordPressのバージョンによって変更されることがあります。デフォルトテーマは、使用中のテーマに何か不具合や問題が発生し際に、WordPress側で自動的に切り替えるためのセーフティ的な役割ももっています。

デフォルトテーマ

WordPress.orgの制作チームによって作成されるデフォールトテーマ、1年に1テーマの頻度で発表されています。どちらかといえば必要最小限の機能で、シンプルなデザインになっています。機能面ではプラグインを追加すること、デザイン面ではカスタマイズすることが前提のようになっています。

シンプルな構成であるがゆえにカスタマイズのしやすさ、プラグインによる機能の拡張が容易であると言えます。しかしながら、初心者の方がすぐにサイトを運用できるかという点では疑問が残ります。WordPress.org のテーマディレクトリや無料・有料テーマを利用することもご検討されると良いでしょう。

Twenty Twenty-Three

Twenty Twenty-Three

Twenty Twenty-Three は、WordPress 6.1 で導入された新しいデザインツールを活用するために設計された2023年版のデフォルトテーマです。クリーンでまっさらなベースを出発点として、WordPress コミュニティのメンバーによって作成された10種類の多様なスタイルバリエーションが含まれています。複雑なサイトでも驚くほどシンプルなサイトでも、同梱のスタイルから素早く直感的に作成したり、自分で作成して完全にカスタマイズしたりできます。

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デフォルトテーマのテーマカスタマーザー

2021年まではテーマカスタマイザーを使ってデザインをカスタマイズするようになっています。カスタマイズできる内容は、色、メニューやウイジェットとシンプルなものになっていて、大幅なデザインの変更は困難といえます。もちろん、テンプレートファイルを直接変更すれば可能ですが、テーマのアップデートなどで苦労するかもしれません。

2022年からはブロックエディタによるフルサイトデザインに変更されフルサイトデザイン方式になりつつあります。将来的にはこちらに移行していくのかもしれません。そのときには、ブロックをページ内に貼り付けたパターンが配布されようになりパターンを選びカスタマイズすることでサイトが出来上がるようになってくるのではないでしょうか。

デフォルトテーマはシンプルで拡張性も十分高いのですが、デザイン性をサイトに求めるならば、他の公式テーマや有料テーマを推奨します。反面、情報中心のサイトを作り上げるならば、デフォルトテーマが推奨といえます。

WordPressのテーマを変更する手順

テーマを変更するには、管理画面からダウンロードし有効化するという流れになるのですが、いきなり有効化するのは少しリスクがあります。ウイジェットなどはテーマによって取り扱いが異なります、そこで以下の手順で変更されることを推奨します。

  1. 変更前にバックアップする
  2. ダッシュボード・外観 よりテーマディレクトリにアクセスする
  3. ライブプレビューを確認し表示の調整を行う
  4. 有効化して公開
  5. 公開後の確認作業を行う

※ライブプレビューで確認して表示の調整をするには、ダッシュボードの 外観 画面でインストールしたテーマの有効化ボタンの右側 ライブプレビューボタンをクリックします。

テーマカスタマイザーによる調整ができるので、修正が終わったら左上部の「有効化して公開」ボタンをクリックします。公開後にはスタイルシートを修正、確認、設定します。以下の点については公開後早期にチェックするようにしましょう。

  • 外部のツールと連携している場合は正しく動作しているか
  • スタイルシートが正しく設定されているか
  • 不要なプラグインは削除する。

テーマの選び方

テーマを選ぶ際にはにはレスポンシブデザインかどうかは着目しましょう。レスポンシブデザインとは、スマートフォンやタブレット・PC別に1つのデザインで表示できるようにしたものです。サイトの内容によってはスマホユーザーが少ないこともあるでしょうが、Googleはモバイル端末での表示を標準と考えていますので、この点からも対応すべきポイトです。

  • レスポンシブデザインなのか
  • デザインをカスタマイズしやすいか
  • ダウンロード数(利用されている数)が多いのか
  • ブロックエディタに対応しているのか
  • 日本語に対応しているのか
  • テーマは安全なのか

有料テーマ

WordPress有料テーマはおしゃれでカスタマイズしやすいのが大きなメリットです。 WEBサイト運用するための機能も標準として装備されているので、プラグインの追加をしなくても十分使用することが可能です。

無料テーマはシンプルなものが多く、他のサイトとデザインが同じようになってしまうこともあります。 しかし、有料テーマであればカスタマイズしやすくなっているため、好みのサイトを作成しやすいのが特徴です。

有料WordPressテーマを比較

無料テーマ

wordpress.org からダウンロードできるテーマやWEB制作会社から提供される無料テーマもあります。無料とは思えないほど機能やデザインが充実しているテーマもあります。ただし、無料がゆえに途中で更新がストップしたり、開発が終了されることもあります。無料テーマは開発者の宣伝や有料版へのステップとして提供されていることもあると認識しておきましょう。

wordpress.org のテーマはディレクトリ登録時に事前に審査が行われるので、製作者サイトからの直ダウンロードに比較すれば安全といえるでしょう。ただし、サポートはありませんのでwordpress.orgやネットの情報で自力で解決しなければなりません。

WordPressは、HTMLやCSSなどのWEB制作スキルがなくても、記事を作成したり更新ができる、世界で最も利用されているCMS(Contents Management System)です。高度なカスタマイズもプラグインを使えば、セキュリティ・バックアップ・画像最適化・フォーム作成・マーケティング・SEO等が初心者でも簡単にできます。自社のイメージに合った有料テーマを利用すれば素早くビジネスサイトを運用でき、ビジネス用途に必要な、お問い合わせや資料請求、新規顧客開拓や既存顧客に対するフォローアップなど自社で対応できるようになります。独自ドメインの取得も年間数百円~、レンタルサーバーも月額数百円~と格安の時代です。ぜひ、自社でビジネスサイトを運用する環境を整え、新規顧客を開拓していきましょう!