WordPressのMySQLデータベースをバックアップする

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【WordPressのバックアップ】

WordPressのバックアップは、サイトの安全性を保つために非常に重要です。バックアップの方法には、手動で行う方法とプラグインを使って自動でバックアップする方法、レンタルサーバーのバックアップ機能を利用する方法があります。

手動でのバックアップは、サーバー上のWordPressインストールフォルダ(wp-content、wp-includes、wp-adminなど)をFTPクライアント(FileZillaなど)を使ってダウンロードします。そして、データベースのバックアップ: phpMyAdminなどのツールを使って、WordPressのデータベースをエクスポートします。

プラグインは次のようなものが多く利用されています。

  • UpdraftPlus: 自動バックアップとクラウドストレージ(Google Drive、Dropboxなど)への保存が可能です。
  • BackWPup: 定期的なバックアップと復元機能が充実しています。

MySQLデータベースをバックアップ

WEBサーバー上のWordPressインストールフォルダや画像などはFTPソフトでダウンロードすることができるのですが、データベースファイルはダウンロードすることはできません。そこで、PHPMyAdminを使ってデータベースをエクスポートします。

PHPMyAdminはレンタルサーバーのコントロールパネルからログインするようになります。ユーザー名とパスワードが必要になるので、レンタルサーバー契約時のドキュメント等に目を通して確認しておきましょう。

データのエクスポート

  1. PHPMyAdminにログイン
    ブラウザからPHPMyAdminのURLにアクセスし、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。
  2. エクスポートしたいデータベースを選択
    左側のサイドバーからエクスポートしたいデータベース名をクリックします。
  3. エクスポートタブをクリック
    上部のメニューから「エクスポート」タブを選択します。
  4. エクスポート方法の選択
    • クイック:基本的なエクスポート設定です。
    • 詳細:詳細な設定が可能です。
  5. フォーマットの選択
    一般的には「SQL」を選びます。
  6. エクスポートの開始

データのインポート

  1. PHPMyAdminにログイン
    • ブラウザでPHPMyAdminのURLにアクセスし、ユーザー名とパスワードを入力してログインします。
  2. 対象のデータベースを選択
    • 左側のサイドバーからインポートしたいデータベースをクリックします。
  3. インポートタブをクリック
    • 上部のメニューから「インポート」タブを選択します。
  4. インポートファイルの選択
    • 「ファイルを選択」ボタンをクリックし、インポートしたいSQLファイル(例:.sql)を選びます。
  5. フォーマットの確認
    • 通常は「SQL」が選択されていますが、必要に応じて他のフォーマットも選択可能です。
  6. インポート設定の確認
    • 必要に応じて設定を調整します(例:文字コード、圧縮形式など)。
  7. インポートの実行
    • ページ下部の「実行」ボタンをクリックします。
  8. 完了メッセージの確認
    • インポートが成功すると、「インポートは正常に完了しました」というメッセージが表示されます。

インポートの注意点

  • 大きなファイルの場合、アップロード制限(upload_max_filesizeやpost_max_size)が設定されていることがあります。必要に応じてphp.iniの設定を変更してください。
  • SQLファイルにエラーがあるとインポートが失敗します。エラー内容を確認し、修正してください。

バックアップができるプラグイン

BackWPup

BackWPupは自動で定期的にWordPrssのバックアップを取ってくれるWordPressプラグインです。インストールすればサイトのバックアップをとることができます。HTMLで記述しているWEBサイトでは一般的にローカルPCでページを作成しFTPソフトを使ってWEBサーバにアップロードするので自然とローカルPCにコンテンツが残っていますが、WordPressはWEBサーバ上で編集するためバックアップがありません。

UpdraftPlus

UpdraftPlusはワンクリックでバックアップや復元ができるプラグインです。バックアップの保存先として自サーバーの他に、Dropbox、Google ドライブ、Amazon S3 、UpdraftVault、FTP、メールなどのクラウドに保存できます。バックアッププラグインには、「BackWPup」や「Duplicator」等がありますが、「UpdraftPlusは」ワンクリックでバックアップや復元ができるので特にお勧めしたいです。

【レンタルサーバーのバックアップ】

WordPressはプラグインの更新やテーマのカスタマイズ時にエラーを発生してしまうことがあります。エラーによって不測の事態に陥ってしまった場合、やはり安心なのはレンタルサーのバックアップ機能です。レンタルサーバーによっては高機能なバックアップが装備され毎日自動でバックアップしてくれるものもあります。

  • ロリポップ >> 自動バックアップ・無料
  • ConoHa >> 自動バックアップ期間14日間
  • リトルサーバー >> バックアップ期間7日間
  • WordPress最適化SSDサーバー >> 自動バックアップ
  • KAGOYA >> 指定したスケジュールでバックアップ
  • さくら >> 8世代の自動バックアップ

※サービス内容は変更されることがありますので、公式サイトで確認してください。

WordPress運用のポイント

WordPressは非常に人気のあるコンテンツ管理システム(CMS)で、ブログやウェブサイトの作成・運営に広く利用されています。そんなWordPressの運用にあたっては考慮すべきポイントがいくつかあります。

テーマの選定とカスタマイズ】適切なテーマを選び、必要に応じてカスタマイズすることで、サイトのデザインやユーザビリティを向上させることができます。

【プラグインの管理】必要な機能を追加するためにプラグインを使用しますが、不要なプラグインは削除し、定期的に更新することが推奨されます。これにより、セキュリティリスクを軽減できます。

※有料WordPressテーマはカスタマイズが容易で、豊富な機能が装備されているのでおすすめといえるでしょう。

【定期的なバックアップ】データの損失を防ぐために、定期的にバックアップを取ることが重要です。プラグインを利用することやレンタルサーバーのバックアップを活用しましょう。

セキュリティ対策】WordPressは人気があるため、攻撃の対象になりやすいです。セキュリティプラグインの導入や、定期的なパスワード変更、SSL証明書の導入などが推奨されます。

パフォーマンスの最適化】サイトの表示速度を向上させるために、キャッシュプラグインの利用や画像の最適化を行うことが重要です。

【SEO対策】検索エンジン最適化(SEO)を意識したコンテンツ作成や、SEOプラグインの活用が重要です。これにより、検索結果での表示順位を向上させることができます。

ユーザーエンゲージメント】コメント機能やSNSとの連携を活用し、訪問者とのコミュニケーションを促進することも大切です。

※SEO対策やSNSとの連携は専門知識も要求されます、外部サービスの利用を検討されてはいかがでしょう。

有料WordPressテーマのメリット

WordPressテーマには、テーマディレクトリからダウンロードして利用できるものの他に、無料で公開されているもの、WEB制作会社等から販売されているものがあります。有料テーマを利用するメリットには以下のものがあります。

  • デザイン性が高くなる
  • 業種・目的に合ったテーマを選びやすい
  • カスタマイズをしなくても使える
  • プラグイン・ウィジェットの機能が充実している
  • 記事の装飾機能が充実している
  • 記事の作成に集中できる
  • 無料テーマよりもSEOが強い

wordpress.org で公開されているテーマは無料で利用できることが魅力ですが、カスタマイズやプラグインの導入などが必要です。その点有料テーマはカスタマイズの柔軟性やプラグインを利用しなくても十分機能をもたされているので、関連のスキルを学習することなくサイトの運用を開始できます。