WordPressのバックアッププラグインには、BackWPupやDuplicato等がありますが、UpdraftPlusはワンクリックでバックアップや復元ができるので特にお勧めしたいプラグインです。バックアップの保存先としてはWordPressインストールサーバーの他に、Dropbox、Google ドライブ、Amazon S3 (またはその互換)、UpdraftVault、Rackspace Cloud、FTP、DreamObjects、Openstack Swift、メールなどのクラウドに直接バックアップできます。有料版は、Microsoft OneDrive、Microsoft Azure、Google Cloud Storage、Backblaze B2、SFTP、SCP、WebDAV へのバックアップにも対応しています。
このページの内容
UpdraftPlusの概要
UpdraftPlusは、バックアップと復元を簡素化します。これは世界で最もランクが高く、最も人気のあるスケジュールバックアッププラグインであり、現在アクティブなインストール数は300万を超えています。ファイルとデータベースのバックアップをクラウドにバックアップし、シングルクリックで復元します!UpdraftPlus・プラグインディレクトリより引用
- UpdraftPlus【プラグイン・ディレクトリ】
- UpdraftPlusでできることは、「サイトのバックアップが簡単にできる」
- ライセンスは無償
- WordpRESSバージョンは3.2以上
- 検証済みバージョンは5.6
- 管理画面の言語は全30言語に対応
- 有効インストール数は3百万以上
UpdraftPlusの使い方
UpdraftPlusは 1.データのバックアップ 2.復元 3.バックアップファイルの削除 4.バックアップのスケジュールができます。手動でバックアップをするには、ダッシュボードから設置 → UpdraftPlus BackUPs と進むと下の画面に移動します。画面右側の「今すぐバックアップ」をクリックするとサーバー上に ZIPファイルでバックアップされます。

UpdraftPlusのインストールや更新時エラーの対処
UpdraftPlusをインストールするには、ダッシュボード → プラグイン → 新規追加 → 検索 → 「UpdraftPlus」で検索 → インストール → 有効
プラグインはインストール時や更新時にエラーを起こしてしまうことがあります。エラーによってはサイトが表示できなくなるだけではなく、WordPressにログインできなくなったりWEBサイトを利用できなくなったりすることもあります。
エラー:メンテナンスモードが消えない
更新中は自動的にメンテナンスモードになりサイトにアクセスできなくなります。更新が終了すれば自動的にメンテナンスモードが解除されアクセスできるようになっています。更新中に何らかの原因で失敗してしまうとメンテナンスモードが解除されずアクセスできないといった状態になるわけです。対処としては次の2つが代表的なものになっています。
対処1「.maintenance」を削除
更新中は「.maintenance」というファイルが作成されメンテナンスモードに入ります。更新が成功しているのに解除されない場合はこのファイルを削除してやれば解除されサイトが表示されるようになります。 まず、FTPソフトを使ってWordPressをインストールしたフォルダにアクセスします。次に、「.maintenance」というファイルが作成されているはずなのでこのファイルを削除します。これで作業は終了しメンテナンスモードが解除されました。
- FTPソフトでWordPressインストールフォルダにアクセス
- ルート直下の「.maintenance」を削除する
- 管理画面からは操作できない
対処2プラグインを削除
「.maintenance」ファイルがないのにサイトが表示されない場合はプラグインを削除してみることです。但し、複雑な設定をしていて影響をしているのか確信が持てない時や複数のプラグインを更新中にエラーが発生して、どれかわからない場合はいきなり削除するのではなくフォルダ名を変更するとよいでしょう。
WordPressインストールフォルダに格納されています。例えば、「WP-Maltibyte Patch」ならば「/wp-content/plugins/wp-multibyte-patch/」となっています。この「/wp-multibyte-patch/」を「/wp-multibyte-patch-back/」とかに変更して状況が改善されるかを確認し、不要と確定した場合に削除するとよいでしょう。
- FTPソフトでWordPressフォルダにアクセス
- プラグインフォルダ名を変更してみる
- エラーの原因プラグインが確定したら削除する
- 管理画面からは操作できない
WordPressのバックアップ
WordPressは大きく分けて、「テーマ」、「プラグイン」、「メディア」、「データーベース」で構成されています。このうち「テーマ」、「プラグイン」、「メディア」はWordPressのWEBサイト内にあり、「データーベース」はSQLサーバー内に格納されているので2本立てでバックアップをする必要があります。つまり、一般的なHTMLで構成されたWEBサイトのようにFTP等を使ってダウンロードしても復旧はできないと言えます。また作業にはサーバー等の知識も必要とされ一般の方には敷居が高いので、バックアップのできるプラグインを利用されることをおすすめします。
WordPressのバックアップをすべき時
WordPressは常にシステムが更新されています。小さなバージョンアップの場合はあまり問題ないといえますが、メジャーアップデートのように大きく変更される場合、プラグインが動作しないこともあるので、更新前にバックアップしておくと安心です。また、レンタルサーバー側のPHPのバージョンアップやSqlサーバーの入れ替えなどによっても不具合が発生することもあります。アナウンスがあった場合には早めにバックアップすることが望ましいです。
スタイルシートの大幅な変更によってもデザインの崩れなどがあるのでバックアップした方が良いでしょう。特にテンプレートファイルを直接編集する場合は必須と言えます。画面が真っ白なってしまってから悔やんでも遅くなるのは避けたいですね。
バックアップができるプラグイン
「Duplicator」はバックアップがまるごとできるWordPressのプラグイン
「Duplicator」は、WordPressのサイトを丸ごとコピーしてバックアップできるプラグインです。サイトを移行する場合などに、移行先のデータベースだけを用意すれば、新しいサーバは空でOKなプラグインです。
WordPressプラグイン
プラグインの多用は表示速度やメンテナンス性などに影響を与えるので必要なものに留める方が良いようです。また、インストールするサーバ環境や干渉、テーマとのマッチングの問題も発生します。
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。 WordPress のコアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったものを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。 WordPress Codex日本語版(公式オンラインマニュアル)
プラグインのメリットとデメリット
プラグインを使うメリットは以下のものでしょうか。
- 必要な機能を簡単に導入することができる
- 管理画面だけで柔軟に対応できる
- 難易度の高いコーディングをしなくてすむ
- WordPressのアップデートに伴い、アップデートがかかり、対応してくれる
導入には次のようなデメリットもあります。
- 数が多くなると、サイトが重くなる
- 数が多くなると、管理しきれなくなる
- 他のプラグインと競合したり、バグがあったりするものもある
- サポートが途中で終わるものもある
UpdraftPlusはワンクリックでバックアップや復元ができるので特にお勧めしたいプラグインです。バックアップの保存先としてはWordPressインストールサーバーの他に、Dropbox、Google ドライブ、Amazon S3 (またはその互換)、UpdraftVault、Rackspace Cloud、FTP、DreamObjects、Openstack Swift、メールなどのクラウドに直接バックアップできます。有料版は、Microsoft OneDrive、Microsoft Azure、Google Cloud Storage、Backblaze B2、SFTP、SCP、WebDAV へのバックアップにも対応しています。
