Intuitive Custom Post Orderは記事を並び替えるプラグイン
Intuitive Custom Post Orderとは
WordPressプラグイン「Intuitive Custom Post Order」は、WordPressの投稿、固定ページ、カスタム投稿タイプ、カスタムタクソノミー(カテゴリー、タグなど)、サイト(マルチサイトの場合)の表示順を、ドラッグ&ドロップで直感的に変更できる便利なプラグインです。
主な特徴は以下の通りです。
- 直感的な操作: WordPressの管理画面上で、項目をドラッグ&ドロップするだけで簡単に並び順を変更できます。
- 幅広い対応: 投稿(Post)だけでなく、カスタム投稿タイプ、カスタムタクソノミー(カテゴリーやタグ)、固定ページなど、さまざまな種類のコンテンツの並び替えに対応しています。
- 設定の柔軟性: 設定画面で、どの投稿タイプやタクソノミーで並び替え機能を有効にするかを選択できます。
- 開発者向けの機能:
WP_Queryやget_posts()などで、並び順のパラメータ(orderbyやorder)を独自に上書きすることも可能です。ただし、デフォルトの並び順(orderby=date, order=DESC)に戻す場合は、orderby=default_dateという独自のパラメータを使用する必要がある点に注意が必要です。 - 無料: 無料で利用できます。
利用シーンの例:
- お知らせ記事やイベント情報の表示順を、日付順ではなく手動で並び替えたい場合。
- ポートフォリオサイトで、作品の並び順を自由に調整したい場合。
- 商品一覧の表示順を、人気順やおすすめ順に手動で変更したい場合。
注意点:
- 特定のバージョン(例えば3.1.5)で並び替えができないなどの問題が報告されることがあります。もし不具合が発生した場合は、プラグインのバージョンを確認し、必要に応じてダウングレードや開発者コミュニティの情報を参照することが推奨されます。
- キャッシュ系のプラグインを使用している場合、並び替えがすぐに反映されないことがあります。その場合は、キャッシュのクリアを試みてください。
- テーマや他のプラグインとの競合により、意図した通りに動作しない可能性もあります。問題が発生した場合は、他のプラグインを一時的に無効化して試すなどのトラブルシューティングが必要です。
このプラグインは、WordPressサイトのコンテンツ管理において、柔軟な並び替えを実現するための非常に便利なツールと言えるでしょう。
利用数
WordPressプラグイン Intuitive Custom Post Order の現在のアクティブインストール数は400,000以上です。
これはWordPress.orgのプラグインページに記載されている情報に基づいています。
利用料
WordPressプラグイン「Intuitive Custom Post Order」は、無料で利用できます。
投稿やカスタム投稿タイプの並べ替えをドラッグ&ドロップで直感的に行える便利なプラグインとして知られています。
使い方
WordPressプラグイン「Intuitive Custom Post Order」は、投稿記事、固定ページ、カスタム投稿タイプ、カテゴリー、タグなどの表示順をドラッグ&ドロップで直感的に並び替えられる非常に便利なプラグインです。
基本的な使い方を以下に説明します。
1. プラグインのインストールと有効化
- WordPressの管理画面にログインします。
- 左メニューの「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
- 検索窓に「Intuitive Custom Post Order」と入力し、検索結果に表示されたプラグインの「今すぐインストール」をクリックします。
- インストールが完了したら、「有効化」をクリックします。
2. 並び替え設定
プラグインを有効化しただけでは、まだ並び替え機能は有効になっていません。どの要素を並び替えの対象にするか設定が必要です。
- WordPressの管理画面の左メニューから「設定」→「並び替え設定」をクリックします。
- 並び替えを有効にしたい項目(例:投稿、固定ページ、カテゴリー、タグ、カスタム投稿タイプなど)にチェックを入れます。
- 画面下部の「更新」ボタンをクリックして設定を保存します。
3. 並び替えの実行
設定が完了したら、実際にドラッグ&ドロップで並び替えを行います。
- 並び替えを設定した対象の一覧画面に移動します。
- 投稿の場合: 左メニューの「投稿」→「投稿一覧」
- 固定ページの場合: 左メニューの「固定ページ」→「固定ページ一覧」
- カテゴリーの場合: 左メニューの「投稿」→「カテゴリー」
- タグの場合: 左メニューの「投稿」→「タグ」
- カスタム投稿タイプの場合: 該当のカスタム投稿タイプの一覧画面
- 一覧に表示されている項目(投稿記事、ページ、カテゴリーなど)をマウスでクリックし、そのままドラッグ(引きずって移動)します。
- 希望の場所に移動したら、マウスのボタンを離します(ドロップ)。
- 保存ボタンなどはありません。ドラッグ&ドロップで移動した時点で並び順が反映されます。 ページを更新して並び順が変更されていることを確認してください。
ポイントと注意点
- 直感的な操作: ドラッグ&ドロップだけで簡単に並び替えができるのが最大の特長です。
- 対象の選択: 「並び替え設定」で並び替えたい項目にチェックを入れるのを忘れないでください。
- 即時反映: 並び替えはドラッグ&ドロップが完了した時点で自動的に保存され、すぐに反映されます。特別な保存ボタンを押す必要はありません。
- 複数ページにわたる場合: 投稿記事が1ページに表示する件数を超えてページングされている場合、現在のページ内での並び替えのみが可能です。他のページの並び順には影響しません。
- Elementorなどとの連携: Elementorなどのページビルダーを使用している場合、表示順のクエリ設定で「Menu Order」を選択し、順序を「ASC」に設定することで、Intuitive Custom Post Orderで設定した並び順が反映されます。
Intuitive Custom Post Orderは、WordPressサイトのコンテンツ管理を効率化するための非常に強力なツールです。ぜひ活用してみてください。
注意点
WordPressプラグイン「Intuitive Custom Post Order」は、投稿、固定ページ、カスタム投稿タイプ、カスタムタクソノミーなどをドラッグ&ドロップで簡単に並べ替えできる便利なプラグインです。しかし、いくつか注意点があります。
主な注意点としては、以下のようなものが挙げられます。
- 特定のバージョンでの不具合:
- 過去に、バージョン3.1.5で並べ替えが正常に機能しないという不具合が報告されていました。これは、ドラッグ&ドロップで項目をつかめない、または並べ替えが反映されないといった症状です。
- この問題は、バージョン3.1.5.1で修正されたと報告されていますが、もし同様の症状に遭遇した場合は、古いバージョン(例えば3.1.4.1や3.1.3)にダウングレードすることで解決できたケースもあります。
- 対策: 最新バージョンにアップデートしても不具合が解消しない場合は、一時的に旧バージョンを試す、または公式サイトやサポートフォーラムで最新の情報を確認することが推奨されます。
- 設定の再構成(バージョンアップ時):
- 大きなバージョンアップがあった場合(特にシステムの大幅な変更があった場合)、既存の設定を再構成する必要がある場合があります。これは、プラグインが新しいデータベースシステムなどに移行した場合に発生します。
- 対策: プラグインのアップデートを行う際は、事前にバックアップを取り、もし設定がリセットされたり、並べ替えが反映されなくなったりした場合は、プラグインの設定画面で再度並べ替え対象の項目にチェックを入れて更新を試みてください。
- 権限に関する問題:
- 管理者権限以外のユーザー(投稿者など)で並べ替えが機能しない場合があります。
- 対策: 「User Role Editor」などの権限管理プラグインを使用して、Intuitive Custom Post Orderに関連する特定の権限を付与することで解決できる場合があります。具体的な権限名はプラグインのドキュメントやサポートフォーラムで確認すると良いでしょう。
get_posts()での挙動:- テーマ内で
get_posts()関数を使用し、デフォルトの並び順(orderby = date, order = DESC)を上書きしたい場合、通常通りorderbyとorderのパラメータを指定しても反映されないことがあります。この場合、独自のパラメータであるorderby = default_dateを使用する必要があるとのことです。 - 対策: テーマ側で並び順を明示的に指定している場合は、プラグインのドキュメントを確認し、適切なパラメータを使用してください。
- テーマ内で
- ページの表示件数やカテゴリーソートとの連携:
- ページング(複数ページにわたる表示)やカテゴリーでのソートが有効な場合でも、並べ替えは選択された項目にのみ影響し、他のページの並び順や非表示の項目には影響を与えません。これは意図された挙動であり、注意点というよりは機能特性と言えます。
- 今後の更新頻度:
- プラグインの更新がしばらく行われていない場合、WordPress本体や他のプラグインとの互換性の問題が発生する可能性があります。
- 対策: プラグインの最終更新日を定期的に確認し、あまりにも古い場合は代替プラグインの検討も視野に入れると良いでしょう。
Intuitive Custom Post Orderは非常に便利なプラグインですが、これらの注意点を理解しておくことで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズに利用することができます。何か問題が発生した場合は、まずはWordPressの管理画面の「設定」→「並び替えの設定」で並べ替えの対象が正しく選択されているかを確認し、プラグインのバージョン、テーマや他のプラグインとの競合の可能性も考慮に入れてトラブルシューティングを行うと良いでしょう。
プラグインのリスクを回避する

WordPressプラグインの利用には、ウェブサイトの機能拡張というメリットがある一方で、いくつかのセキュリティや安定性に関するリスクが伴います。
主なリスク
1. セキュリティの脆弱性
プラグインにセキュリティ上の欠陥(脆弱性)が含まれていると、それを悪用したサイバー攻撃の標的になる可能性があります。
- 不正アクセス・サイトの改ざん:脆弱性を突かれて管理画面に不正アクセスされたり、ウェブサイトの内容が改ざんされたりします。
- 情報漏洩:ユーザーの個人情報や機密データが盗み出されるリスクがあります。
- マルウェア感染:悪意のあるコードやマルウェアを仕込まれ、サイト訪問者に被害が及んだり、サイトがDDoS攻撃などの犯罪の踏み台に利用されたりする可能性があります。
- 未更新のプラグイン:開発が停止されたり、長期間更新されていないプラグインは、既知の脆弱性が修正されないまま放置され、特に危険性が高まります。
2. ウェブサイトの安定性・パフォーマンスへの影響
- 動作の競合(コンフリクト):複数のプラグイン同士、またはWordPress本体やテーマとの相性が悪く、機能不全やレイアウトの崩れ、エラーが発生することがあります。
- 表示速度の低下:特に多くのプラグインを導入しすぎると、ウェブサイトの読み込みに必要なリソースが増加し、表示速度が遅くなることがあります。
3. メンテナンスの手間とコスト
- 更新の必要性:セキュリティを維持し、WordPress本体のアップデートに対応するため、プラグインも定期的に最新版へ更新する必要があります。この更新作業や、更新後に問題が発生しないかの確認(動作確認)に手間がかかります。
- 互換性の問題:WordPress本体のメジャーアップデートや、他のプラグインの更新により、特定のプラグインが動作しなくなる互換性の問題が生じることがあります。
リスクを最小限に抑える対策
これらのリスクを避けるためには、以下の点に注意することが重要です。
- 信頼できるソースからのみ導入する:WordPress公式プラグインディレクトリなど、信頼できる提供元からのみプラグインをダウンロードし、導入前に評価やレビュー、最終更新日、インストール数などを確認しましょう。
- 定期的な更新:WordPress本体、テーマ、そしてすべてのプラグインを常に最新の状態に保ちましょう。
- 不要なプラグインの削除:使用していないプラグインは無効化するだけでなく、サーバーから削除しましょう。
- 導入数を絞る:本当に必要な機能に絞り込み、プラグインの導入数は最小限に抑えましょう。
有料テーマはプラグインのリスク回避につながることがある
WordPressの有料テーマを使うことで、ある程度はプラグインのリスク回避につながることがありますが、完全にリスクを避けられるわけではありません。以下のポイントで詳しく解説します。
有料テーマで回避できるリスク
1. 基本機能がテーマに含まれている
有料テーマには、以下のような機能が最初から組み込まれていることが多いです:
- SEO対策
- デザインのカスタマイズ(色・フォント・レイアウト)
- SNS連携
- パンくずリスト
- 目次表示
- 広告管理
- カスタムウィジェット
このため、追加のプラグインを入れずに済む=プラグインによるバグやセキュリティリスクを減らせます。
それでもプラグインが必要なケース
高度な機能はプラグインが必要
- ECサイト機能(WooCommerce)
- 多言語化(Polylang、WPML)
- 会員制サイト(MemberPressなど)
- バックアップやセキュリティ(UpdraftPlus、Wordfence)
- 高速化(キャッシュ系プラグイン)
有料テーマでも、これらの機能まではカバーしきれません。つまり、信頼できるプラグイン選びは必須です。
⚠️ 注意点
| リスク | 有料テーマでの軽減可否 | コメント |
|---|---|---|
| プラグイン間の競合 | △ | 内蔵機能で代用できれば回避可 |
| セキュリティの脆弱性 | △ | プラグイン削減で多少減るが、ゼロではない |
| アップデートによる不具合 | △ | 有料テーマは保守されていることが多いが、プラグインとの相性次第 |
| サポートの欠如 | ◯ | 有料テーマはサポート付きが多く、安心感あり |
結論:リスクは減らせるがゼロにはできない
- 有料テーマで必要最低限の機能が揃えば、プラグインを減らせるのでリスク軽減につながります。
- ただし、どうしても必要なプラグインは信頼性・更新頻度・レビューをしっかり確認して使うことが重要です。
補足アドバイス
- テーマとプラグインの相性問題もあるため、有名なテーマ(例:SWELL、JIN:R、THE THORなど)+評判の良いプラグインの組み合わせが安心です。
- 子テーマを使うことで、カスタマイズ時のトラブルも回避しやすくなります。
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| リキッドプレス (LIQUID PRESS) | 用途別に豊富なテーマ(マガジン、コーポレートなど)が用意されている 高いSEO対策と構造化データ対応 多言語対応機能(LIQUID CORPORATEなど) カスタマイザーでの直感的な編集が可能 | メディアサイト(ブログ)、多言語対応が必要な企業サイト、目的に合わせたテーマを選びたいサイト |
補足情報
- ザ・トール: SEOと収益化を最重視する設計で、アフィリエイターやブロガーに人気が高いテーマです。
- エマノン: 特にBtoBやサービス業など、Webからの顧客獲得(リードジェネレーション)を重視するビジネスサイト構築に適しています。
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- リキッドプレス: 豊富なラインナップの中から目的特化型のテーマを選べるのが大きなメリットです。例えば、ニュースサイトならLIQUID MAGAZINE、企業サイトならLIQUID CORPORATEなどがあります。




