Lightningをカスタマイザーとcss(スタイルシート)でカスタマイズ
Lightningをカスタマイズするにはテーマカスタマイザーを利用するか、同時に開発されている無料の多機能プラグイン「VK All in One Expansion Unit(通称:ExUnit)」を利用することが安全で近道だと思います。今時のビジネスサイトやブログを作る上で必要な機能を網羅、併せて利用する事によって、コーポレートサイトやお店のホームページ、ブログなど簡単にカスタマイズする事ができます。WordPressテーマ・ディレクトリから利用できるテーマですがそのカスタマイズ性は秀逸と言えます。
Lightning
WordPress.org | Lightning |
バージョン | 14.13.2 |
最終更新 | 2021年11月25日 |
有効インストール | 60000+ |
WordPressバージョン | 5.6.0以上 |
WordPress標準では「投稿」「固定ページ」の2系統しか使えませんが、ExUnitの機能を使えば簡単に他の投稿系統(カスタム投稿タイプ)を増やせます。その場合もタイトルタグやパンくずリストなどは自動的に最適化され、更に各投稿タイプ用のサイドバーウィジェットエリアが自動で追加されるなどの機能を備えているので、投稿タイプに応じて自分でテンプレートファイルを作成しなくてもそのまま利用できます。
カスタマイズの手順
Lightning をカスタマイズする方法は大きく分けて、テーマカスタマイザーを使う、cssの追加をする、直接テンプレート(PHP)ファイルを書き換えるになります。プラグインを利用すると素早く安全にカスタマイズすることも可能です。
プラグインを利用するにしても、直接テンプレート(PHP)ファイルを書き換えるにしてもリスクが発生するので、バックアップ環境は整えておかれることを推奨します。
Lightning をカスタマイズするには下記の手順で行います。
- WEBサイトの構成を考える (※注1)
- 不要な機能を削除する
- 必要な拡張機能(プラグイン)を追加する
- グローバルナビゲーションやサイドメニューを作る
- TOPページを作る
- 発信者情報ページを作る
- お知らせや、ブログ(製品やサービスをカテゴリーに構成する)を設置する
※ 注1)固定ページ・投稿ページのコンテンツを書き出す。そしてカテゴリーやタグを振り分ける。などの設計書・制作ガイドラインを作成しておくと作業をスムースに進めることができ、修正が発生しても最小限の工程で完結できるようになります。
テーマカスタマイザー
Lightning のカスタマイズは大きく分けて機能とデザイン性になります。どちらも手段が複数ありますので、事前に理解して取り組まれるとよいでしょう。特にテーマのコードを直接編集する方法はリスクも高いので、よく理解されている方以外にはおすすめできません。
テーマカスタマイザーは、テーマによって内容は異なっていますが、基本的な項目、メニューや、ウィジェット、フォントや色、レイアウトなどを変更することができます。テーマによってはスライダーや動画に関する設定ができるものもあります。スタイルシートは追加CSSに必要なものだけ追加することができます。(全てのページに出力されるのであまり使わないCSSは追加しない方がページを軽くすることができる)

Lightning をカスタマイズする最も簡単な方法は、標準搭載されているカスタマイザーを使用することです。(ログインしている状態で)サイトを閲覧し、画面上部にある管理バー内の「カスタマイズ」をクリックするか、管理画面で、「外観」 > 「カスタマイズ」をクリックする方法です。Lightning のカスタマイザーの内容は以下のようになっています。カスタマイズ機能が豊富に用意されていて、テンプレートファイルをカスタマイズしなくてもよいほど充実しています。
サイト基本情報 | サイトのタイトル(WordPressで既に設定していれば変更の必要はなし キャッチフレーズ サイトアイコン 512 × 512pX |
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メニュー | Lightningのメニューは以下の3つがデフォルト、位置はヘッダー部とフッター部の指定ができます。 HeaderNavigation FooterNvigation FooterSiteMap |
ウィジェット | Lightningのウィジェットは豊富に用意されていてテンプレートファイルのカスタマイズをしなくてもデフォルトで十分利用できます。 サイドバー(トップページ) サイドバー(共通上部) サイドバー(共通下部) トップページコンテンツエリア上部 フッター上部 フッターウィジェットエリア1 フッターウィジェットエリア2 フッターウィジェットエリア3 |
Lghtningデザイン設定 | デザインスキンによって簡単にデザインを変更できる 280 x 60 のロゴ画像が使える トップページを1カラムにする トップページデフォルトの投稿リストや固定ページを表示しない 投稿詳細ページで最終更新日を表示しない 投稿詳細ページで投稿者名を表示しない |
Lightningトップページスライドショー | 1900 × 600pxのスライド画像をスライドさせて表示することができる。 |
Lightningトップページ PR Block | トップページにPR したいページへのリンクと画像を簡単に設置できる。 |
WordPressテーマディレクトリのテーマは審査に適合しないと登録できないのでその点では安心して利用することができます。企業のサイトにも適したデザイン、コールツーアクションの実装、様々なニーズに対応できる公式テーマの一つといえるでしょう。
css(スタイルシート)をカスタマイズ
部分的に色を変更したり、文字の大きさを変更したりしたいのであればcss(スタイルシート)を追加することになります。cssの(スタイルシート)を追加する場合は、テーマカスタマイザーの「css追加」を利用するか、テンプレートファイルの「style.css」に追加することになります。
テーマカスタマイザーの「css追加」は複雑なコード編集は苦手ですが、テーマの更新に上書きされることはありません。逆にテンプレートファイルの「style.css」は上書きされるので、子テーマで対応するか、バックアップをとり対応するかになります。
テンプレートファイル(PHP)のカスタマイズ
テンプレートファイル(テーマファイル)のカスタマイズは、外観 → テーマファイルエディタで編集することになります。テンプレートファイルの構成は各テーマによって異なっていますが概ね以下のようなファイルで構成されています。
- スタイル(style.css)
- テーマの関数
- 404テンプレート
- コメント
- テーマフッター
- テーマヘッダー
- 検索フォーム
- 単一テンプレート
テンプレートファイルを直接編集してカスタマイズすることもできます。ただ、この方法は高度な知識を必要とされますので、十分な知識をお持ちの方におすすめなります。記述ミスによって画面が表示されなくなったり、管理画面にログインすらできなくなったりすることもあります。
VK All in One Expansion Unit でカスタマイズ
VK All in One Expansion UnitをLightningにインストールして有効化すると以下のカスタマイズができるようになります。
- トップページにPR Blockを設置できる
- ウィジェットエリアに会社情報やロゴを表示できる
- 子ページを自動で一覧表示できる
- お問い合わせ先情報を表示できる
- コールツーアクションを一括挿入でき、ページごとに表示内容を変更できる
WordPressテーマとは
WordPressのテーマとは、サイト全体のテンプレートのことです。テーマは複数のファイルの集合体で、デザインなどの内容が一式セットになっています。そのため、テーマを変更すれば複雑な処理を行うことなく、デザインや構成、機能などを変えることができます。テーマは、インターネット上で無料ダウンロードできるものから、有料で販売されているものもあります。自分で作成したテーマをアップロードして使用することも可能です。
テーマの種類
WordPressには大きく分けると有料テーマと無料テーマの2種類があります。一般的には無料テーマは無償で利用でき、開発者のサイトなどからダウンロードすることで利用できるようになっています。無料で利用できるテーマには、wordpress.orgのテーマディレクトリからダウンロードできる公認テーマもあります。
有料テーマ
デザインや機能面に優れサポートも充実しているのが有料テーマの強みです。10000円~20000円前後で入手することができ、WordPressを使って収益を考える副業やビジネスをしたい方にはこちらがよいかもしれません。
無料テーマ
無料とは思えないほど機能やデザインが充実しているテーマもあります。ただ、無料がゆえに途中で更新がストップしたり、開発が終了されることもあります。無料テーマは開発者の宣伝目的や有料版へのステップとして提供されていることもあると認識しておきましょう。
WordPress公認テーマ
wordpress.orgのテーマディレクトリには役10,000に及ぶテーマがあり自由に選ぶことができます。公認テーマはwordpressによって審査され、安心して利用することができるといえます。半面、デザインや機能は育て上げる面もあり初心者にはハードルが高いかもしれません。サポートはありませんのでwordpress.orgやネットから情報か自力で解決しなければなりません。
有料テーマのメリット
テーマには、テーマディレクトリからダウンロードして利用できるものの他に、有料で配布される有料テーマがあります。利用するメリットには以下のものがあります。
- デザイン性が高くなる
- 業種・目的に合ったテーマを選びやすい
- カスタマイズをしなくても使える
- プラグイン・ウィジェットの機能が充実している
- 記事の装飾機能が充実している
- 記事の作成に集中できる
- 無料テーマよりもSEOが強い
wordpress.org で公開されているテーマは無料で利用できることが魅力ですが、カスタマイズやプラグインの導入などが必要です。その点有料テーマはカスタマイズの柔軟性やプラグインを利用しなくても十分機能をもたされているので、関連のスキルを学習することなくサイトの運用を開始できます。