XML Sitemap & Google News feedsはXMLサイトマップを送信するプラグイン
XML Sitemap & Google News feedsとは
「XML Sitemap & Google News feeds」は、WordPressサイトのXMLサイトマップとGoogleニュースサイトマップを生成・管理するためのプラグインです。
主な機能と特徴:
- XMLサイトマップの自動生成:
- ブログの投稿、固定ページ、投稿者アーカイブ、カスタム投稿タイプ、カテゴリー、タグなど、サイト内のあらゆるコンテンツを網羅したXMLサイトマップを自動的に作成します。
- これにより、Googleなどの検索エンジンのクローラーがサイトの構造を正確に把握しやすくなり、ページのインデックス登録を促進します。
- 個々の投稿や固定ページをサイトマップから除外する設定も可能です。
- サイトマップの優先度(検索エンジンにどれくらいの頻度でクロールしてほしいか)や最終更新日時なども細かく設定できます。
- 特集画像や添付画像もサイトマップに含めることができます。
- Googleニュースサイトマップの生成:
- Googleニュースにサイトを登録している場合、ニュースサイトマップを生成できます。
- これにより、最新のニュース記事がGoogleニュースに素早く反映されるようになります。
- プロ版では、複数の投稿タイプをニュースサイトマップに含めたり、キーワードやストックティッカー(株価情報)を追加したりする機能もあります。
- 多言語サイト対応:
- PolylangやWPMLといった多言語プラグインを使用しているサイトでも互換性があり、すべての言語のサイトマップを等しくインデックス化できます。
- robots.txtのルール追加:
- WordPressの管理画面から、
robots.txt
に新しいルールを追加し、サイトの特定の部分のインデックス化をさらに細かく制御できます。
- WordPressの管理画面から、
- キャッシュプラグインとの互換性:
- WP Super Cache、W3 Total Cacheなどの主要なキャッシュプラグインと互換性があり、サイトマップのパフォーマンス向上に役立ちます。
- 人間が読めるサイトマップ:
- XLSスタイルシートが同梱されており、生成されたサイトマップを人間が読みやすい形式で確認できます。
なぜこのプラグインが必要なのか?
- SEO対策: 検索エンジンがサイトのコンテンツをより効率的に発見し、インデックス登録するのを助けるため、検索結果での表示機会を増やし、SEOに良い影響を与えます。
- 更新情報の迅速な伝達: サイトの更新があった際に、検索エンジンにその情報を迅速に伝えることができます。
- ユーザビリティ向上 (間接的): XMLサイトマップは主に検索エンジン向けですが、サイト構造が明確になることで、結果的にユーザーがサイトを理解しやすくなることにも繋がります。
かつては「Google XML Sitemaps」というプラグインが広く利用されていましたが、開発の変更や不具合報告などがあり、現在は「XML Sitemap & Google News feeds」がその代替として人気を集めています。
使い方 (基本的な流れ):
- インストールと有効化: WordPressの管理画面から「プラグイン」→「新規追加」で「XML Sitemap & Google News」を検索し、インストールして有効化します。
- 表示設定の確認: 「設定」→「表示設定」で「XML サイトマップインデックス」にチェックが入っていることを確認します。必要であれば「Google ニュースサイトマップ」にもチェックを入れます。
- XMLサイトマップ設定: 「設定」→「XMLサイトマップ」から、サイトマップに含める投稿タイプや除外する項目、優先度などを細かく設定します。
- Googleサーチコンソールへの登録: 生成されたXMLサイトマップのURL(通常は
yourblog.url/sitemap.xml
)をGoogleサーチコンソールに登録します。これにより、Googleにサイトマップの存在を知らせ、クローラーによる巡回を促します。
このプラグインは、WordPressサイトのSEOを強化し、検索エンジンからのアクセスを増やす上で非常に有効なツールです。
利用数
WordPressプラグイン「XML Sitemap & Google News」の有効インストール数は100,000以上です。
この情報は、通常、WordPress.orgのプラグインページなどで確認できます。
利用料
WordPressプラグイン XML Sitemap & Google News feeds は、無料で利用できます。
このプラグインはGPLライセンスで提供されており、個人利用・法人利用を問わず無料で利用可能です。
利用料 | 詳細 |
無料 | GPLライセンスに基づき、自由に使用・改変・配布が可能です。 |
注意点として、検索結果には似た名前のプラグインとして「XML Sitemap Generator for Google」の情報も含まれていますが、これも同様にGPLライセンスで無料で利用できます。ご自身が利用したいプラグインがどちらかをご確認ください。
XML Sitemap & Google News feedsの使い方
「XML Sitemap」という名前のプラグインはいくつかありますが、特に「XML Sitemap Generator for Google (旧 Google XML Sitemaps)」というプラグインが広く使われています。ここでは、このプラグインを主軸に一般的な使い方を解説します。
XMLサイトマップとは?
XMLサイトマップは、ウェブサイト内のすべてのページのリスト、最終更新日、優先度などを記述したXML形式のファイルです。検索エンジンがウェブサイトを効率的にクロールし、コンテンツを正確にインデックスするために役立ちます。これにより、SEO(検索エンジン最適化)に良い影響を与え、検索結果での表示機会を増やすことができます。
XML Sitemapプラグインの基本的な使い方
- プラグインのインストールと有効化
- WordPressの管理画面にログインします。
- 左メニューの「プラグイン」→「新規追加」をクリックします。
- 検索窓に「XML Sitemap Generator for Google」と入力して検索します。
- 該当のプラグインが見つかったら、「今すぐインストール」をクリックし、インストールが完了したら「有効化」をクリックします。
- 基本的な設定
- プラグインを有効化すると、WordPress管理画面の左メニュー「設定」に「XML Sitemaps」という項目が表示されます。これをクリックします。
- 設定画面が表示されます。基本的に、デフォルト設定のままでもXMLサイトマップは自動生成されますが、必要に応じて調整できます。
- 「基本的な設定」:
- 「HTML形式でのサイトマップを含める」という項目がありますが、これは通常チェックを外してXMLサイトマップのみを出力するようにします。
- 「サイトマップを自動で構築しない」のチェックは通常は外したままで、自動生成されるようにします。
- 「出力するコンテンツの選択 (Sitemap コンテンツ)」:
- サイトマップに含めるコンテンツ(投稿、固定ページ、カテゴリー、タグなど)を選択できます。通常は、インデックスさせたいコンテンツにチェックが入っていることを確認します。
- 特定のカテゴリーやページをサイトマップから除外したい場合は、それぞれの項目で設定できます(除外したいカテゴリーIDやページIDを入力)。
- 「更新頻度の設定 (Change Frequencies)」:
- 各コンテンツの種類(投稿、固定ページなど)の更新頻度を設定できます。これはあくまで検索エンジンへの「ヒント」であり、必ずしもその頻度でクロールされるわけではありません。一般的には、ブログ投稿などは「毎日」または「毎週」、固定ページは「毎月」など、更新頻度に合わせて設定します。
- 「優先順位の設定 (Priorities)」:
- 各コンテンツの優先順位を設定できます。これは0.0から1.0までの値で設定し、重要度の高いページ(トップページなど)に高い値を設定します。通常は「自動計算しない」でデフォルトのままでも問題ありません。
- 設定が完了したら、ページ最下部の「設定を更新」ボタンをクリックして保存します。
- XMLサイトマップの確認
- プラグインの設定画面の上部に「あなたのサイトマップのインデックスファイルのURL」が表示されています。このURLは通常、
https://あなたのドメイン名/sitemap.xml
のような形式です。 - このURLをブラウザで開いて、XMLサイトマップが正しく表示されるか確認します。XML形式でずらっと表示されていれば問題ありません。
- プラグインの設定画面の上部に「あなたのサイトマップのインデックスファイルのURL」が表示されています。このURLは通常、
- Googleサーチコンソールへの登録
- XMLサイトマップを生成したら、Googleサーチコンソール(旧Googleウェブマスターツール)に登録することで、Googleにサイトマップの存在を知らせ、効率的なインデックスを促します。
- Googleサーチコンソールにログインし、登録したいプロパティ(ウェブサイト)を選択します。
- 左メニューの「サイトマップ」をクリックします。
- 「新しいサイトマップの追加」の欄に、先ほど確認したXMLサイトマップのURL(例:
sitemap.xml
)を入力し、「送信」ボタンをクリックします。 - 「成功しました」と表示されれば登録完了です。
よくある質問と注意点
- サイトマップのURLがわからない場合: プラグイン設定画面の上部に表示されるURLを確認してください。
- 「XML Sitemaps」プラグインが見つからない場合: WordPressの公式プラグインディレクトリで検索するか、別の同様の機能を持つプラグイン(例:Yoast SEO、All in One SEOなどのSEOプラグインにもサイトマップ機能が内蔵されています)を検討してください。
- HTMLサイトマップとの違い: XMLサイトマップは検索エンジン向け、HTMLサイトマップはサイト訪問者向けです。このプラグインは主にXMLサイトマップを生成します。
- サイト更新時の自動更新: 「XML Sitemap Generator for Google」プラグインは、新しい記事を公開したり、既存の記事を更新したりすると、自動的にサイトマップを更新してくれます。
この手順で、WordPressサイトのXMLサイトマップを簡単に生成し、検索エンジンに最適化することができます。
口コミ・評価
良い点として挙げられていること:
- 動作が安定している:以前有名だった他のサイトマッププラグイン(Google XML Sitemapsなど)が開発停止や不具合で問題になった後、このプラグインが安定して動作するため推奨されることが多いようです。
- 細かい設定ができる:詳細な設定が可能であることが評価されています。
- 特定のテーマとの相性が良い:SWELLなどの特定のWordPressテーマとの相性が良いという意見もあります。
考慮すべき点(デメリットや注意点)として挙げられていること:
- 静的ファイルは作成されない:サイトマップの静的なファイル(物理ファイル)は生成されません。
- ファイルやフォルダのアクセス権変更などができない:ファイルやフォルダのアクセス権の変更、移動、微調整といった操作はできません。
- robots.txtの生成に関する制約:
- WordPressがサブディレクトリにインストールされていると、
robots.txt
は生成されません。 - URLがスラッシュ区切りではない場合も、
robots.txt
は生成されません。
- WordPressがサブディレクトリにインストールされていると、
これらの口コミは、このプラグインが現在のWordPressサイトマップ生成プラグインの選択肢として、安定性と多機能性で評価されていることを示しています。
実際に導入を検討される場合は、ご自身のWordPress環境や必要な機能(特に静的ファイル生成やrobots.txtの挙動など)と照らし合わせてみてください。
プラグインが最小でも魅力的なウェブサイトが作成できる
WordPressの有料テーマは、プラグインに関して有利になる点がいくつかあります。
主に、多機能性や開発者による配慮により、プラグインの数を減らしたり、特定の機能での競合や相性を気にしなくて済むという利点があります。
■有料テーマがプラグインで有利な点
1. 独自機能の搭載によるプラグイン削減
多くの有料テーマは、以下のようなブログ運営やサイト制作に必要な機能をテーマ自体に標準搭載しています。
- SEO対策機能(構造化データ対応、メタタグ設定など)
- 高速化機能(キャッシュ機能、CSS/JS最適化など)
- 装飾機能(ボックス、ボタン、アコーディオンなどの独自ブロックやショートコード)
- 広告管理機能
- SNS連携機能
これらの機能がテーマに含まれているため、個別のプラグインをインストールする必要がなくなります。結果として、サイトの表示速度向上や管理の簡素化につながります。
2. 独自プラグインとの連携・互換性の保証
一部の有料テーマは、テーマ専用の公式プラグインを提供している場合があります。これは、テーマの機能をさらに拡張しつつ、テーマとの互換性が保証されているため、機能の競合や不具合のリスクを最小限に抑えられます。
3. プラグインとの競合が起こりにくい設計
有料テーマは、一般的に主要な人気プラグイン(例:SEOプラグイン、セキュリティプラグイン、フォームプラグインなど)との互換性を考慮して設計・開発されています。そのため、無料テーマと比較して、テーマ側の機能とプラグイン側の機能が干渉し合って不具合が発生するリスクが低い傾向にあります。
4. サポート体制の充実
有料テーマの多くは購入者向けのサポート(フォーラムやメールサポートなど)が充実しています。プラグインを導入した際に不具合が発生した場合でも、開発元に相談できるため、問題解決がスムーズに進むことが多いです。
注意点もあります
- 機能の重複: テーマに標準搭載されている機能と同等の機能を持つプラグインをインストールすると、機能が競合してサイトが不安定になったり、表示が崩れたりする可能性があります。有料テーマを使用する際は、テーマの標準機能とプラグインの機能が重複しないか確認が必要です。
- テーマ依存の機能: テーマに含まれる機能は、テーマを切り替えると使えなくなることがあります。特に独自ブロックやショートコードで作成した部分は、テーマ変更時にレイアウトが崩れやすいので注意が必要です。
テーマ名 | 主な特徴・強み | 適したサイト |
ザ・トール (THE THOR) | 国内最高クラスのSEO最適化と高速表示 プロ仕様の美しいデザインを簡単に実現(着せ替え機能あり) アフィリエイトに役立つランキング作成機能やCTAが充実<記事装飾機能が豊富で、読みやすいコンテンツ作成を支援 | アフィリエイトブログ、本格的なメディアサイト、集客を重視するビジネスサイト |
エマノン (Emanon) | Web集客・ビジネス利用に特化した機能が豊富 CTA(行動喚起)、LP(ランディングページ)、メルマガ専用ページなどを簡単に作成 企業サイト、オウンドメディアに適したデザイン WooCommerce対応でネットショップにも利用可能(Premium) | コーポレートサイト、企業ブログ、オウンドメディア、リード獲得を目的としたビジネスサイト |
ストークSE (STORK SE) | 「誰が使っても美しいデザイン」を追求したモバイルファースト設計 シングルカラム(1カラム)レイアウトに特化し、コンテンツへの集中度が高い ブロックエディタに最適化され、直感的な操作が可能 シンプルかつ洗練されたデザインで、汎用性が高い | 商品・サービスのブランディングサイト、ミニマルな企業サイト、シンプルで美しいブログ |
リキッドプレス (LIQUID PRESS) | 用途別に豊富なテーマ(マガジン、コーポレートなど)が用意されている 高いSEO対策と構造化データ対応 多言語対応機能(LIQUID CORPORATEなど) カスタマイザーでの直感的な編集が可能 | メディアサイト(ブログ)、多言語対応が必要な企業サイト、目的に合わせたテーマを選びたいサイト |
補足情報
- ザ・トール: SEOと収益化を最重視する設計で、アフィリエイターやブロガーに人気が高いテーマです。
- エマノン: 特にBtoBやサービス業など、Webからの顧客獲得(リードジェネレーション)を重視するビジネスサイト構築に適しています。
- ストークSE: モバイルでの見やすさに徹底的にこだわり、余計な装飾を排したデザインが特徴です。商品の魅力を際立たせたいサイトにも向いています。
- リキッドプレス: 豊富なラインナップの中から目的特化型のテーマを選べるのが大きなメリットです。例えば、ニュースサイトならLIQUID MAGAZINE、企業サイトならLIQUID CORPORATEなどがあります。