Browser Shotsはサイトのスナップショットを表示するプラグイン
Browser Shotsとは
「Browser Shots」は、現在「Browser Screenshots」という名称に変更されています。
このプラグインは、WordPressの投稿や固定ページ内で、指定したURLのウェブサイトのスクリーンショット(画面キャプチャ)を簡単に表示できる機能を提供します。
主な特徴は以下の通りです。
- ショートコードで簡単挿入: 記事内に特定のショートコード(例: 
)を入力するだけで、スクリーンショットが表示されます。 - 自動生成: スクリーンショットは自動で生成されるため、手動でキャプチャを撮って画像をアップロードする手間が省けます。
 - サイズ指定: 画像の幅や高さをショートコード内で指定できます。
 - 動的な表示: 引用元のサイトの外観が変われば、自動的にスクリーンショットも更新される場合があります。
 - 外部サイトの紹介に便利: 他のウェブサイトを紹介する記事などで、視覚的に分かりやすく表示する際に非常に役立ちます。
 
特に、複数のサイトを紹介するまとめ記事などを作成する際に、手軽にスクリーンショットを挿入できるため、作業時間の短縮にも繋がります。
旧名が「Browser Shots」であるため、ウェブ上ではまだその名前で紹介されている記事も多く見られますが、現在は「Browser Screenshots」として提供されています。
Browser Shotsの使い方
WordPressプラグイン「Browser Shots」は、指定したウェブサイトのスクリーンショット画像を簡単に記事内に埋め込むことができる便利なツールです。
基本的な使い方は非常にシンプルで、主にショートコードを使用します。以下に一般的な使い方を説明します。
1. プラグインのインストールと有効化
まず、通常のWordPressプラグインと同様に、「Browser Shots」をインストールして有効化します。
- WordPressの管理画面にログインします。
 - 「プラグイン」>「新規追加」をクリックします。
 - 検索ボックスに「Browser Shots」と入力し、検索します。
 - プラグインが見つかったら、「今すぐインストール」をクリックし、インストールが完了したら「有効化」をクリックします。
 
2. ショートコードの挿入
Browser Shotsの機能は、記事の投稿画面(投稿または固定ページ)でショートコードを挿入することで利用できます。
基本的なショートコードの形式は以下の通りです。
[browser-shot url="サイトのURL"]
Code language: JSON / JSON with Comments (json)
url:スクリーンショットを表示したいウェブサイトのURLを指定します。
例:Googleのスクリーンショットを表示する場合
[browser-shot url="https://www.google.com/"]
Code language: JSON / JSON with Comments (json)
3. 画像サイズ(幅と高さ)の指定
スクリーンショットの画像のサイズもショートコードで指定することができます。width(幅)とheight(高さ)の属性を追加します。
[browser-shot url="サイトのURL" width="画像の幅" height="画像の高さ"]
Code language: JSON / JSON with Comments (json)
width:画像の横幅をピクセル単位で指定します(例:600)。height:画像の高さをピクセル単位で指定します(例:400)。
例:Googleのスクリーンショットを幅600px、高さ400pxで表示する場合
[browser-shot url="https://www.google.com/" width="600" height="400"]
Code language: JSON / JSON with Comments (json)
注意点:
- 画像の生成: Browser Shotsは、外部のサービスを利用してスクリーンショット画像を生成している場合があります。そのため、画像が表示されるまでに若干の時間がかかったり、外部サービスの状態によって表示されない場合があることを理解しておいてください。
 - 最新情報: プラグインのバージョンアップやWordPress本体のアップデートによって、機能やショートコードの仕様が変更される可能性があります。もし上記の方法でうまくいかない場合は、プラグインの公式ドキュメントや提供元の情報も確認してみることをお勧めします。
 
このように、Browser Shotsプラグインは、数行のショートコードを挿入するだけで、簡単にウェブサイトのスクリーンショットを記事に追加できる便利なツールです。
Browser Shotsの注意点
いくつか注意点があります。主に以下の点が挙げられます。
- 画質の粗さ: 生成されるスクリーンショットの画質が粗いという報告があります。大きなサイズでの利用には向いておらず、CSSでサイズを調整して使用することが推奨されています。
 - マルチバイト文字(日本語など)の文字化け: スクリーンショット内で日本語などのマルチバイト文字が文字化けする可能性があるとされています。これは妥協するしかない点かもしれません。
 - プラグインの更新状況: 一般的にWordPressプラグイン全般に言えることですが、長期間更新されていないプラグインはセキュリティ上のリスクが高まる可能性があります。WordPress本体や他のプラグインとの互換性問題も発生しやすくなります。利用前に最終更新日を確認し、活発にメンテナンスされているかどうかが重要です。
 - セキュリティ脆弱性: WordPressプラグインは、その性質上、セキュリティ脆弱性の標的になりやすいです。Browser Screenshotsに特化した最新の脆弱性情報はすぐには見つかりませんでしたが、どのプラグインを使用するにしても、定期的にセキュリティ情報を確認し、常に最新バージョンに更新することが非常に重要です。
 - 代替手段の検討: もし画質や日本語対応が重要であれば、このプラグインに頼るのではなく、手動でスクリーンショットを撮影してアップロードしたり、より高機能な画像生成サービスを利用したりすることも検討する価値があります。
 
これらの注意点を考慮し、ご自身のWebサイトの要件と照らし合わせて、Browser Screenshotsの利用を判断してください。
プラグインのリスクを回避する

WordPressプラグインの利用には、ウェブサイトの機能拡張というメリットがある一方で、いくつかのセキュリティや安定性に関するリスクが伴います。
主なリスク
1. セキュリティの脆弱性
プラグインにセキュリティ上の欠陥(脆弱性)が含まれていると、それを悪用したサイバー攻撃の標的になる可能性があります。
- 不正アクセス・サイトの改ざん:脆弱性を突かれて管理画面に不正アクセスされたり、ウェブサイトの内容が改ざんされたりします。
 - 情報漏洩:ユーザーの個人情報や機密データが盗み出されるリスクがあります。
 - マルウェア感染:悪意のあるコードやマルウェアを仕込まれ、サイト訪問者に被害が及んだり、サイトがDDoS攻撃などの犯罪の踏み台に利用されたりする可能性があります。
 - 未更新のプラグイン:開発が停止されたり、長期間更新されていないプラグインは、既知の脆弱性が修正されないまま放置され、特に危険性が高まります。
 
2. ウェブサイトの安定性・パフォーマンスへの影響
- 動作の競合(コンフリクト):複数のプラグイン同士、またはWordPress本体やテーマとの相性が悪く、機能不全やレイアウトの崩れ、エラーが発生することがあります。
 - 表示速度の低下:特に多くのプラグインを導入しすぎると、ウェブサイトの読み込みに必要なリソースが増加し、表示速度が遅くなることがあります。
 
3. メンテナンスの手間とコスト
- 更新の必要性:セキュリティを維持し、WordPress本体のアップデートに対応するため、プラグインも定期的に最新版へ更新する必要があります。この更新作業や、更新後に問題が発生しないかの確認(動作確認)に手間がかかります。
 - 互換性の問題:WordPress本体のメジャーアップデートや、他のプラグインの更新により、特定のプラグインが動作しなくなる互換性の問題が生じることがあります。
 
リスクを最小限に抑える対策
これらのリスクを避けるためには、以下の点に注意することが重要です。
- 信頼できるソースからのみ導入する:WordPress公式プラグインディレクトリなど、信頼できる提供元からのみプラグインをダウンロードし、導入前に評価やレビュー、最終更新日、インストール数などを確認しましょう。
 - 定期的な更新:WordPress本体、テーマ、そしてすべてのプラグインを常に最新の状態に保ちましょう。
 - 不要なプラグインの削除:使用していないプラグインは無効化するだけでなく、サーバーから削除しましょう。
 - 導入数を絞る:本当に必要な機能に絞り込み、プラグインの導入数は最小限に抑えましょう。
 
有料テーマはプラグインのリスク回避につながることがある
WordPressの有料テーマを使うことで、ある程度はプラグインのリスク回避につながることがありますが、完全にリスクを避けられるわけではありません。以下のポイントで詳しく解説します。
有料テーマで回避できるリスク
1. 基本機能がテーマに含まれている
有料テーマには、以下のような機能が最初から組み込まれていることが多いです:
- SEO対策
 - デザインのカスタマイズ(色・フォント・レイアウト)
 - SNS連携
 - パンくずリスト
 - 目次表示
 - 広告管理
 - カスタムウィジェット
 
このため、追加のプラグインを入れずに済む=プラグインによるバグやセキュリティリスクを減らせます。
それでもプラグインが必要なケース
高度な機能はプラグインが必要
- ECサイト機能(WooCommerce)
 - 多言語化(Polylang、WPML)
 - 会員制サイト(MemberPressなど)
 - バックアップやセキュリティ(UpdraftPlus、Wordfence)
 - 高速化(キャッシュ系プラグイン)
 
有料テーマでも、これらの機能まではカバーしきれません。つまり、信頼できるプラグイン選びは必須です。
⚠️ 注意点
| リスク | 有料テーマでの軽減可否 | コメント | 
|---|---|---|
| プラグイン間の競合 | △ | 内蔵機能で代用できれば回避可 | 
| セキュリティの脆弱性 | △ | プラグイン削減で多少減るが、ゼロではない | 
| アップデートによる不具合 | △ | 有料テーマは保守されていることが多いが、プラグインとの相性次第 | 
| サポートの欠如 | ◯ | 有料テーマはサポート付きが多く、安心感あり | 
結論:リスクは減らせるがゼロにはできない
- 有料テーマで必要最低限の機能が揃えば、プラグインを減らせるのでリスク軽減につながります。
 - ただし、どうしても必要なプラグインは信頼性・更新頻度・レビューをしっかり確認して使うことが重要です。
 
補足アドバイス
- テーマとプラグインの相性問題もあるため、有名なテーマ(例:SWELL、JIN:R、THE THORなど)+評判の良いプラグインの組み合わせが安心です。
 - 子テーマを使うことで、カスタマイズ時のトラブルも回避しやすくなります。
 
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補足情報
- ザ・トール: SEOと収益化を最重視する設計で、アフィリエイターやブロガーに人気が高いテーマです。
 - エマノン: 特にBtoBやサービス業など、Webからの顧客獲得(リードジェネレーション)を重視するビジネスサイト構築に適しています。
 - ストークSE: モバイルでの見やすさに徹底的にこだわり、余計な装飾を排したデザインが特徴です。商品の魅力を際立たせたいサイトにも向いています。
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