多様なスタイルバリエーションのデフォルトテーマ「Twenty Twenty-Three(2023年)」

Twenty Twenty-Three は、WordPress 6.1 で導入された新しいデザインツールを活用するために設計された2023年版のデフォルトテーマです。クリーンでまっさらなベースを出発点として、WordPress コミュニティのメンバーによって作成された10種類の多様なスタイルバリエーションが含まれています。複雑なサイトでも驚くほどシンプルなサイトでも、同梱のスタイルから素早く直感的に作成したり、自分で作成して完全にカスタマイズしたりできます。

Twenty Twenty-Three(WordPressデフォルトテーマ)

Screenshot of ja.wordpress.org

Twenty Twenty-Three

Twenty Twenty-Three は、WordPress 6.1 で導入された新しいデザインツールを活用するために設計されています。Twenty Twenty-Twoの流れからみても今後はこの方式(ブロックエディタ方式)が標準になるのかもしれません。

WordPress.orgTwenty Twenty-Three
バージョン1.3
最終更新日2023年11月7日
有効インストール100万以上
WordPressバージョン6.1以上
PHPバージョン5.6以上
Twenty Twenty-Three の概要 2023年11月

「Twenty Twenty-Three」は WordPress 5.9 からの 新しい機能「フルサイト編集(FSE)」で動作します。1カラムになっています。サイドバーはありません。ヘッダー/フッター幅は1000pxになってます。ウィジェットエリアはありません。すべてブロックでまかなうようになっています。

カスタマイズ

Twenty Twenty-Threeのカスタマイズは従来のテーマと異なりまったく新しいデザインになっています。従来型になれた方は少し戸惑うかもしれません。ブロックエディターを使用して、webサイトの外観をカスタマイズします。

操作は、 外観 → エディター → デザイン とすすみます。ここでは、テンプレート と テンプレートパーツからカスタマイズを行います。

テンプレート の内容

テンプレートを使用してサイトのレイアウトを表現します。

404デッドリンクやURLの入力間違いなど存在しないページを閲覧した場合に表示されます
アーカイブ個別の投稿者、カテゴリー、タグ、タクソノミー、カスタム投稿タイプ、日付などを含む任意のアーカイブを表示します。より特化したテンプレート 例:カテゴリーまたはタグ が見つからない場合、このテンプレートがフォールバックとして機能します。
空白任意の投稿やページに手動で適用できるカスタムテンプレートです。
ブログ(代替え)任意の投稿やページに手動で適用できるカスタムテンプレートです。
ホームホームページ上に、または静的ホームページが設定されている場合には投稿ページ上に投稿を表示します。
インデックスより特化されたテンプレートが定義されていない場合に、全てのページのフォールバックテンプレートとして使用します。
固定ページカスタムテンプレートが適用されていないか専用テンプレートが存在しない限り、全ての静的ページを表示します。
検索訪問者がウエブサイトで行った際に表示されます。
個別投稿その投稿にカスタムテンプレートが適用されていないか、専用テンプレートが存在しない限り、ウエブサイトに単一の投稿を表示します。

テンプレートパーツ

テンプレートパーツはレイアウトの小さなパーツであり複数のテンプレートで再利用でき常に同じ外観になります。一般的なテンプレートパーツには、サイトのヘッダー、フッターがあります。

  • コメント
  • フッター
  • ヘッダー
  • 投稿メタ

「Twenty Twenty-Three」 は、WordPress 6.1 で導入された新しいデザインツールを活用するために設計されたテーマです。これまでのテーマはある程度枠決めされたデザインをカスタマイズして作り上げるものでしたが、0から作り上げるといってもいいくらい自由度の高いテーマになっています。

テーマ名インストール数最終更新日
2023年Twenty Twenty-three100百万以上2023年8月8日
2022年Twenty Twenty-Two 600,000+2023年6月13日
2021年Twenty Twenty-One700,000+2023年6月13日
2020年Twenty Twenty400,000+2023年11月7日
2019年Twenty Nineteen200,000+2023年6月13日
2017年Twenty Seventeen600,000+2023年6月13日
2016年Twenty Sixteen100,000+2023年6月13日
2015年Twenty Fifteen100,000+2023年8月8日
2014年Twenty Fourteen90,000+2023年8月8日
2013年Twenty Thirteen50,000+2023年6月13日
2012年Twenty Twelve90,000+2023年8月8日
2011年Twenty Eleven100,000+2023年8月8日
2010年Twenty Ten70,000+2023年11月7日
年別デフォルトテーマ

WordPressテーマの注意点

WordPressのテーマとは、サイト全体のテンプレートのことです。テーマは複数のファイルの集合体で、デザインなどの内容が一式セットになっています。そのため、テーマを変更すれば複雑な処理を行うことなく、デザインや構成、機能などを変えることができます。テーマは、インターネット上で無料ダウンロードできるものから、有料で販売されているものもあります。また、自分で作成したテーマをアップロードして使用することも可能です。

テーマの更新には、機能の追加・変更などのほかに、セキュリティ向上や不具合の修正なども含まれるため、常に最新の状態にアップデートしておくことです。また、テーマを更新すると、カスタマイズは初期化してしまいます。更新する度にカスタマイズし直すのは手間がかかるので、「子テーマ」の利用が推奨されています。子テーマを作る理由はテーマを直接カスタマイズしてしまうと、テーマのバージョンアップによって変更した内容が上書きされてしまうからです。子テーマは、親テーマの機能やスタイルを引き継いでいます。子テーマにカスタマイズを加えておけば、テーマを更新した後もカスタマイズした状態をそのまま引き継げます。

テーマを利用する場合、レンタルサーバー の表示速度やバックアップ機能についても注意しましょう。テーマによっては、複雑なデザインや機能が豊富で、少し表示が遅いものもあります。ページが表示されないとユーザーが立ち去ってしまうことになりかねません。また、無料だからというわけではないのですが、悪意のあるプログラム(ソース)があるもや最新のセキュリティに対応できていないものも存在します。表示速度やセキュリティについてはサーバーに依存する側面も強くあります。この点を踏まえたレンタルサーバー選びも検討しておきましょう。

■テーマのご紹介

・国産WordPress公式テーマで、安心のメールサポート
・SEO対策済、レスポンシブ、モバイルフレンドリー対応
・最新のブロックエディター対応、ノーコードでデザイン

開発・販売元リキッドデザイン株式会社
利用ユーザー大企業・メディア
特徴WordPress公式テーマとプレミアムテーマが提供されている
用途企業サイト・ブロガー・美しいデザインでサイトを作りたい

有料テーマ

公式テーマは無料で利用できて魅力的なテーマが多いのですが、有料テーマはデザインや機能面に優れサポートも充実しているのが特徴です。10000円~20000円前後で入手することができ、WordPressを使って収益を考える副業やビジネスをしたい方にはこちらがおすすめになります。高機能で柔軟性の高い公式テーマはオリジナルなサイトを構築できますが、反面、初心者の方にはハードルが高いと言えます。できる限り簡単な操作でサイトをビジネスに活用されたいなら、有料テーマがおすすめです。

無料テーマ

wordpress.orgのテーマディレクトリには約10,000に及ぶテーマがあり自由に選ぶことができます。公認テーマはwordpressによって審査され、安心して利用することができるといえます。半面、デザインや機能は育て上げる面もあり初心者にはハードルが高いかもしれません。サポートはありませんのでwordpress.orgやネットから情報か自力で解決しなければなりません。

WEB制作会社から配布される無料テーマもあります。無料とは思えないほど機能やデザインが充実しているテーマもあります。ただ、無料がゆえに途中で更新がストップしたり、開発が終了されることもあります。無料テーマは開発者の宣伝目的や有料版へのステップとして提供されていることもあると認識しておきましょう。

WordPress無料テーマは文字通り無料なので、最初のうちは気軽に試すことが可能です。合うテーマを見つけるまでテーマを無料で変えられるのは大きなメリットです。使いたいテーマが見つかった後は、同じテーマで運用するようにしましょう。WordPressはテーマごとに仕様が異なるので、運用途中の変更はデザインレイアウトが崩れる可能性があるのであまりおすすめはできません。

無料テーマのデメリットとしては、製品版のお試し(機能が制限されたり)として配布されたり、個人的に配布されたりしていて、サポートや更新が終了してしまうことがあります。そのまま使えることもありますが、数年後には他のテーマに変更することになることが多いようです。