
All in One SEO Packの「noindex」は検索エンジンから低品質サイトの評価をされないようにページのヘッダーに設置するメタタグを設定できます。低品質なページとは検索クエリに対してインデックスに表示しても参考にならないようなページを指します。WordPressではカテゴリーやタグの2ページ目以降のページなどがこれに当たります。ページのタイトルが同じでページのインデックスになっているため情報が薄いとされてしまいます。重複コンテンツとされる可能性もあるため「noindex」としておくことがリスク回避になります。
このページの内容
All in One SEO Pack

All in One SEO Packはその他にも記事ごとにタイトルやディスクリプション(抜粋)を細かく指定でき、SEOに重要な部分を一括して管理することができます。検索エンジンでの上位表示を狙うためだけではなく、メタタグを記事ごとに細かく設定することで検索エンジンの検索結果に表示される内容をユーザーにも最適化することができます。
- All in One SEO Pack【テーマディレクトリ】
- WordPressのSEO対策プラグインの定番
- 無償・プロバージョン
- アクティブインストール数は200万以上
- WordPress Ver. 4.9以上
- Test Ver. 5.4.2
- PHP Ver.5.2.4
- 管理画面の言語は 全54言語
All in One SEO PackはWordPressの自動的に作成される低品質コンテンツとされる可能性の高いページに「noindex」を設定することができます。但し、設定したからといって絶対にindexされないといったことはないので、定期的にインデックスは確認するようにしましょう。WordPressは自動的にアーカイブページやメディアページ等を作成するようになっています。このようなページは投稿記事と重複するような内容になってしまうことも多く、検索エンジンに低品質サイトの評価を受けてしまうリスクが生じます。内容の薄いページはAll in One SEO Packで動的にnoindexをつける設定にしておきましょう。
「noindex」の使い方
低品質とされることがあるURLの例
https://○○○.com/category/xx/page/2/「noindex」を設定しても他外部サイトからリンクされている場合や、一度indexされてクリックされることが多いページ等はindexから消えることがないこともあります。
「noindex」を設定できるのは投稿や固定ページをはじめメディアページなどデフォルトでnoindexを付加することができます。その他にも「日付別アーカイブにnoindexを使用」など必要に応じて設定可能になっています。
設定 | 意味 |
---|---|
noindexをデフォルト | 投稿や固定ページ、メディアなど、デフォルトでインディックスさせない |
nofollowをデフォルト | ページ評価の受け渡しをしない |
NOODPをデフォルト | DMOZ(Open directory Project)に登録されている説明として表示しない。DOMZは2017年3月17日利用できなくなります。 |
NOYDIRをデフォルト | Yahoo!カテゴリーからの引用をしない。NOYDIRのサポートは終了しています。記述しても問題はない。 |
カテゴリーをnoindexにする | チェックするとカテゴリーに適用される |
日付別アーカイブにnoindexを使用 | 日付別アーカイブに適用される |
投稿者アーカイブにnoindexを使用 | 投稿者アーカイブに適用される |
タグをnoindexにする | タグに適用される |
検索ページにnoindexを使用 | 検索ページに適用される |
404ページにnoindexを使用 | 404ページに適用される |
sitemap.xmlから「noindex」ページを除外する
Googleにプラグイン等を利用してsitemap.xmlを送信している場合には「noindex」を設定したページはsitemap.xmlから除外するようにした方が良いようです。All in One SEO Packを使って送信している場合には「サイトマップから除外する」にチェックをすれば除外されます。また、メディアなど添付を「noindex」としていてもsitemap.xmlで送信しているとindexされることがあるのでこちらも設定を確認するようにしてください。
サイトマップにはクロール・インデックスさせたいURLを記述するものです。従って次のものは記述しないほうがよいURLとなります。
- robots.txtでブロックしているURL
- noindexで検索結果から非表示にしているURL
- 404エラーを返しているURL
- リダイレクト元のURL
All in One SEO Packのインストールや更新時エラーの対処
All in One SEO Packをインストールするには、ダッシュボード → プラグイン → 新規追加 → 検索 → 「All in One SEO Pack」で検索 → インストール → 有効
プラグインはインストール時や更新時にエラーを起こしてしまうことがあります。エラーによってはサイトが表示できなくなるだけではなく、WordPressにログインできなくなったりWEBサイトを利用できなくなったりすることもあります。
エラー:メンテナンスモードが消えない
更新中は自動的にメンテナンスモードになりサイトにアクセスできなくなります。更新が終了すれば自動的にメンテナンスモードが解除されアクセスできるようになっています。更新中に何らかの原因で失敗してしまうとメンテナンスモードが解除されずアクセスできないといった状態になるわけです。対処としては次の2つが代表的なものになっています。
対処1「.maintenance」を削除
更新中は「.maintenance」というファイルが作成されメンテナンスモードに入ります。更新が成功しているのに解除されない場合はこのファイルを削除してやれば解除されサイトが表示されるようになります。 まず、FTPソフトを使ってWordPressをインストールしたフォルダにアクセスします。次に、「.maintenance」というファイルが作成されているはずなのでこのファイルを削除します。これで作業は終了しメンテナンスモードが解除されました。
- FTPソフトでWordPressインストールフォルダにアクセス
- ルート直下の「.maintenance」を削除する
- 管理画面からは操作できない
対処2プラグインを削除
「.maintenance」ファイルがないのにサイトが表示されない場合はプラグインを削除してみることです。但し、複雑な設定をしていて影響をしているのか確信が持てない時や複数のプラグインを更新中にエラーが発生して、どれかわからない場合はいきなり削除するのではなくフォルダ名を変更するとよいでしょう。
WordPressインストールフォルダに格納されています。例えば、「WP-Maltibyte Patch」ならば「/wp-content/plugins/wp-multibyte-patch/」となっています。この「/wp-multibyte-patch/」を「/wp-multibyte-patch-back/」とかに変更して状況が改善されるかを確認し、不要と確定した場合に削除するとよいでしょう。
- FTPソフトでWordPressフォルダにアクセス
- プラグインフォルダ名を変更してみる
- エラーの原因プラグインが確定したら削除する
- 管理画面からは操作できない
WordPressのプラグインとは
プラグインの多用は表示速度やメンテナンス性などに影響を与えるので必要なものに留める方が良いようです。また、インストールするサーバ環境や干渉、テーマとのマッチングの問題も発生します。
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。 WordPress のコアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったものを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。 WordPress Codex日本語版(公式オンラインマニュアル)
プラグインのメリットとデメリット
プラグインを使うメリットは以下のものでしょうか。
- 必要な機能を簡単に導入することができる
- 管理画面だけで柔軟に対応できる
- 難易度の高いコーディングをしなくてすむ
- WordPressのアップデートに伴い、アップデートがかかり、対応してくれる
導入には次のようなデメリットもあります。
- 数が多くなると、サイトが重くなる
- 数が多くなると、管理しきれなくなる
- 他のプラグインと競合したり、バグがあったりするものもある
- サポートが途中で終わるものもある
まとめ
All in One SEO Packの「noindex」は検索エンジンから低品質サイトの評価をされないようにページのヘッダーに設置するメタタグを設定できます。低品質なページとは検索クエリに対してインデックスに表示しても参考にならないようなページを指します。WordPressではカテゴリーやタグの2ページ目以降のページなどがこれに当たります。ページのタイトルが同じでページのインデックスになっているため情報が薄いとされてしまいます。重複コンテンツとされる可能性もあるため「noindex」としておくことがリスク回避になります。
