RedirectionはURLをリダイレクトするプラグイン
Redirectionの概要
RedirectionはURLをリダイレクトしてくれるWordPressプラグインです。リンク切れがあると訪問者に対しても、クローラーに対しても(SEOにも)悪影響を与えます。ページを同じサイト内や他のサイトに移動した(URLの変更が生じる)場合、リダイレクト処理をしてくれます。301 リダイレクトを管理し、404 エラーをモニターするためのプラグインです。
古いサイトからページを引っ越してきたり、インストールのディレクトリを変更したりする際に特に便利です。ApacheなどのWEBサーバを使用している通常のサイトであれば「.htaccess」ファイルを使ってリダイレクトの設定を記述しますが、WordPressでは「Redirection」を使用することでわかりやすく設定することができます。「Redirection」利用すれば「.htaccess」ファイルを編集することなくリダイレクトを設定することができます。
WordPress.org | Redirection |
有効インストール | 2百万+ |
WordPressバージョン | 5.9 |
検証済みバージョン | 6.4.4 |
PHPバージョン | 5.6以上 |
古いサイトからページを引っ越してきたり、インストールのディレクトリを変更したりする際に特に便利です。ApacheなどのWEBサーバを使用している通常のサイトであれば「.htaccess」ファイルを使ってリダイレクトの設定を記述しますが、WordPressでは「Redirection」を使用することでわかりやすく設定することができます。「Redirection」利用すれば「.htaccess」ファイルを編集することなくリダイレクトを設定することができます。
公開していた記事を別の新しいブログに掲載し直した場合などにリダイレクトを設定します。元のサイトの方に掲載していた記事は削除することになるので、他のブログなどから記事に対してリンクを貼ってもらっている場合などにリンク切れを防ぐことができます。他のブログ経由などで元の記事へアクセスがあった場合、記事が削除されてしまっていて「みつかりません」という画面が表示されるのを防ぐ為です。
※最新の情報を公式ページで確認ください
使い方
公開していた記事を別の新しいブログに掲載し直した場合などにリダイレクトを設定します。元のサイトの方に掲載していた記事は削除することになるので、他のブログなどから記事に対してリンクを貼ってもらっている場合などにリンク切れを防ぐことができます。他のブログ経由などで元の記事へアクセスがあった場合、記事が削除されてしまっていて「みつかりません」という画面が表示されるのを防ぐ為です。移転前のURLから移転後のURLへリダイレクトを設定しておきます。リダイレクトを設定することで、移転前のURLにアクセスしてきたユーザーを新しいブログのURLへ自動的に移動させることができます。
リダイレクト(転送)の設定を行うには管理画面の「ツール」メニューの中にある「リダイレクション」メニューをクリックします。「ソースURL」にリダイレクトの対象のURLを入力し、「ターゲットURL」にリダイレクト先のURLを入力して下さい。「操作」が「URLへ転送」になっていることを確認した上で「新しい転送ルールを追加」ボタンをクリックします。
※Redirectionプラグインを使用する場合にはパーマリンクの設定が「デフォルト」以外に設定されている必要があります。モジュールタブが「無効: これを使用する前にパーマリンクを有効にする必要があります。」と表示されている場合はパーマリンクの設定をデフォルト以外に変更して下さい。
Redirectionの設定
その他の設定を行うには、ダッシュボード → ツール → Redirection と進みます。設定は以下の内容に分かれています。
- Ridirection
- Groups
- Log
- 404s
- Inport / Export
- Options
リダイレクト: Redirection 解説
ウェブサイトにおけるリダイレクト(英:redirect)とは、ウェブサイトの閲覧において、指定したウェブページから自動的に他のウェブページに転送されること。URLリダイレクト(URL redirection)とも言われる。通常はウェブページのURLが変わったときに、元のURLから新しいURLへ誘導するときに用いられる。フィッシング詐欺サイトへの誘導などで用いられている場合もある。
.htaccess
サイト上に「.htaccess」という特殊な設定ファイルを設置すると、アクセス制限やユーザー認証、リダイレクト(自動転送)、各種エラーページのカスタマイズなど、様々な特殊機能が実現できるようになります。
サイトを新しいドメインに移動したり、一部のページを移動したりするとURLが変更されて、検索エンジンやその他のリンクが切れてしまいます。また、パーマリンクを変更してしまうと同じ現象が発生します。こんな時は、リダイレクトをしてリンク切れを防ぎましょう。
プラグインの使い方
WordPressプラグインの使い方は、プラグインの種類によって大きく異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
1. プラグインのインストール:
- WordPress管理画面から: 「プラグイン」>「新規追加」で検索するか、アップロードしてインストールします。
- FTP: プラグインのZIPファイルを解凍し、
wp-content/plugins
フォルダにアップロードします。
2. プラグインの有効化:
- インストール後、「プラグイン」>「インストール済みプラグイン」の画面で、有効化したいプラグインの「有効化」ボタンをクリックします。
3. プラグインの設定:
- 有効化すると、WordPressの管理画面のメニューに新しい項目が追加されたり、「設定」の中にプラグイン専用の項目が表示されたりします。
- それぞれのプラグインによって設定項目が異なるため、プラグインの提供元のドキュメントや説明をよく読んで設定を行いましょう。
- プラグインによっては、有効化するだけで特に設定が不要なものもあります。
一般的なプラグインの利用方法:
- 設定画面を探す: 有効化したプラグインの設定は、通常、WordPress管理画面の左側メニューにあるか、「設定」メニューの中にあります。プラグイン名で検索してみましょう。
- ドキュメントを確認する: 多くのプラグインには、詳しい使い方が記載されたドキュメント(英語の場合もあります)があります。プラグインの公式サイトやインストール後のメッセージなどを確認してみてください。
- 他のユーザーの情報を参考にする: 同じプラグインを使っている人のブログ記事や解説動画なども参考になることがあります。
プラグインのメリットとデメリット
WordPressプラグインとは、「WordPressの機能を拡張するもの」です。 WordPressは、標準搭載する機能を最低限に抑えて、用途に応じてプラグインで機能拡張するように設計されています。注意したいのが、互換性エラーです。互換性エラーとは、例えば古いままのテーマやプラグインが、最新のWordPressバージョンに適合していないために起こるエラーのことです。プラグインの多くは有志が提供しているもので、更新やサポートは作成者にゆだねられています。 プラグインに依存した機能の実装を行うと、作成者による更新が止まってしまった場合、セキュリティやWordPressのバージョンアップに対応できなくなることがあります。その点有料WordPressテーマは最初から機能が拡張され、継続して更新されるのでトラブルのリスクが低くなっています。
WordPress最大の特徴の一つとして「プラグイン」があります。標準のWordPressにはない機能(プログラム)が「プラグイン」という形で配布されており、それらを追加インストールする事によって、Webサイトに様々な拡張機能を持たせる事が出来ます。しかしながら、プラグインやテーマとのマッチング、プラグイン同士の相性で不具合が発生することもあります。また、数多くのプラグインを利用すると表示速度に影響を与えたり、悪意のあるプログラムが含まれたものもあり注意が必要です。
メリット
- 必要な機能を簡単に導入することができる
- 管理画面だけで柔軟に対応できる
- 難易度の高いコーディングをしなくてすむ
- アップデートに伴い、プログラムの更新がされ対応してくれる
デメリット
- 数が多くなると、サイトが重くなる
- 数が多くなると、管理しきれなくなる
- 他のプラグインと競合したり、バグがあったりするものもある
- サポートが途中で終わることがある
そして、最も注意したいのは、WordPressのコアプログラム(PHPのバージョンアップ)の進化等によってプラグインが利用できなくなることもあります。このようなリスクを避けたいのであれば、最初から機能が組み込まれている有料テーマの利用、バックアップ機能や高速かつセキュリティに対応したレンタルサーバーの利用が推奨されます。
プラグインの注意点
WordPressのプラグインを利用する際の注意点は多岐にわたりますが、特に重要な点を以下にまとめました。
1. 信頼性:
- 公式ディレクトリの利用: 基本的にはWordPressの公式プラグインディレクトリからインストールしましょう。ある程度の審査はされていますが、完全に安全とは限りません。
- 評価とレビューの確認: 他のユーザーの評価やレビューを参考にしましょう。高評価が多く、肯定的なコメントが多いプラグインは比較的信頼できます。
- 最終更新日の確認: 長期間更新されていないプラグインは、セキュリティ上の脆弱性が放置されている可能性や、最新のWordPressのバージョンに対応していない可能性があります。最終更新日が1年以上前のものは注意が必要です。
- 開発者の確認: 信頼できる開発者や企業が提供しているプラグインか確認しましょう。
2. セキュリティ:
- 必要最低限のプラグインに: 多くのプラグインをインストールすると、セキュリティリスクが増加する可能性があります。本当に必要なものだけを選びましょう。
- 不要なプラグインは削除: 使わなくなったプラグインは無効化するだけでなく、完全に削除しましょう。無効化されたプラグインにもセキュリティ上の脆弱性が残る可能性があります。
- 常に最新の状態に: プラグインは定期的にアップデートされます。セキュリティアップデートも含まれるため、常に最新バージョンに保ちましょう。自動アップデートの設定も検討しましょう。
3. 互換性:
- テーマとの相性: 利用しているWordPressテーマとの互換性を確認しましょう。相性が悪いと、サイトのデザインが崩れたり、正常に動作しなくなることがあります。
- 他のプラグインとの競合: 複数のプラグインを導入すると、互いに干渉し合い、予期せぬ不具合が発生することがあります。新しいプラグインを導入する際は、事前にバックアップを取り、慎重にテストしましょう。
4. パフォーマンス:
- サイトの速度: プラグインによっては、サイトの表示速度を遅くする可能性があります。導入前に、そのプラグインがパフォーマンスに与える影響を考慮しましょう。
具体的な対策:
- バックアップ: プラグインのインストールやアップデート前には、必ずサイト全体のバックアップを取りましょう。
- テスト環境: 本番環境にいきなり導入するのではなく、可能であればテスト環境で動作確認を行いましょう。
WordPressのプラグインは非常に便利ですが、上記のような点に注意して安全かつ快適に利用してください。