gzip圧縮で高速化するプラグイン「WP HTTP Compression」

WP HTTP Compressionは、ページ全体をgzip圧縮してブラウザに読み込ませて表示を高速化してくれるWordPressプラグインです。圧縮することで、ネットワークで送信されるバイト数を減らすことができます。

WP HTTP Compression(高速化プラグイン)

Screenshot of wordpress.org

WP HTTP Compression

WP HTTP Compression は、WordPressの最新の3つのメジャーリリースではテストされていません。それはもはや維持またはサポートされていない可能性があり、WordPressのより新しいバージョンで使用すると互換性の問題が発生する可能性があります。

WordPress.orgWP HTTP Compression
バージョン1.0
最終更新10年前
有効インストール1,000+
WordPressバージョン3.4.1以上
検証済みバージョン2.9.2
WP HTTP Compression の概要 2023年6月

gzip圧縮とは、ファイル圧縮方法の一つで、テキストファイルをサーバー上で自動的に圧縮して配信することが可能になります。gzip圧縮を適用することで、Webページのサーバーとユーザーが使用しているPCで通信しているデータサイズを小さくすることができます。

使い方

htmlやjavascriptやcssはもともとテキストファイルなので、gzip圧縮を有効にすることでファイルの転送量を削減することができます。ページ表示速度が遅い場合には検索ランキングに影響することはGoogleからも発表されています。

  1. ブラウザが圧縮をサポートしている場合、WordPressブログがgzip 形式で圧縮されたページを出力できるようにします。
  2. 高速化を確認するには、 GoogleのPageSpeed Insightsで確認
  3. WP HTTP Compression は2年以上更新されていません。確認の上利用してください。
  4. テーマによってはあらかじめデフォルトとして機能しているケースがあります。事前にGIDZipTest: Web Page Compression等でチェックしましょう

ページを高速化・最適化するプラグインは使用中のテーマや他のプラグインの緩衝で得られる効果が異なることがあります。PageSpeed Insightsなどで数値を確認しながら導入するようにしてください。

WP HTTP Compressionr はインストールして有効化すれば完了です。PageSpeed Insightsを使って高速表示されているかを確認してみましょう。数値的変化は少なめですの場合もあります。そんな場合は、HTML,CSS,JavaScriptを最適化するプラグインと組み合わせると変化することもあります。組み合わせることで数値の変化にも差が出るようです。しかし、変化のでないサイトもあります。テーマやその他に影響されることもあるようですので確認してみてください。

テーマによってはデフォルトで搭載されている場合もあります。事前にgzip圧縮チェックサイトなどでチェックしてください。下記サイトで※URLを入力してcheckボタンをクリックするとチェックできます。

※サイトが圧縮されているかどうか確認することができます。

プラグインの注意点

WordPress最大の特徴の一つとして「プラグイン」があります。標準のWordPressにはない機能(プログラム)が「プラグイン」という形で配布されており、それらを追加インストールする事によって、ウェブサイトに様々な拡張機能を持たせる事が出来ます。しかしながら、プラグインやテーマとのマッチング、プラグイン同士の相性で不具合が発生することもあります。

そして、最も注意したいのは、WordPressのコアプログラム(PHPのバージョンアップ)の進化等によってプラグインが利用できなくなることもあります。このようなリスクを避けたいのであれば、最初から機能が組み込まれている有料テーマを利用されることです。

有料テーマには、一般的なWEBサイトの運用に必要な機能があらかじめ組み込まれているので、不足する部分をプラグインによって補えることになります。

■有料テーマのご紹介

EmanonはWeb集客に必要な機能を搭載したビジネス用WordPressテーマです。企業サイトやビジネス用メディアブログなどの利用に適しています。

開発・販売元株式会社イノ・コード
利用ユーザー中小企業・士業・コンサルタント・個人事業主
特徴web集客に必要な機能を搭載
用途企業サイト・ビジネス用メディアブログ

エラーの対処

プラグインはインストール時や更新時にエラーを起こしてしまうことがあります。エラーによってはサイトが表示できなくなるだけではなく、WordPressにログインできなくなったり、WEBサイトを利用できなくなったりすることもあります。プラグインの更新中は自動的にメンテナンスモードになりサイトにアクセスできなくなります。更新が終了すれば自動的にメンテナンスモードが解除されアクセスできるようになっています。

>> プラグインがエラーを発生した時の回復方法

更新中に何らかの原因で失敗してしまうとメンテナンスモードが解除されずアクセスできないといった状態になるわけです。万一の事態に備えレンタルサーバーのバックアップ機能を確認しておきましょう。

■レンタルサーバーのご紹介

ConoHa WINGの処理速度は、国内レンタルサーバーサービスの中で最も速く、2位のレンタルサーバーに約2倍の差を付けて第1位という調査結果になりました。
【公式サイトより引用】

提供企業GMOインターネットグループ
WordPress機能■WordPress簡単セットアップ
■移行ツールで他社サーバーから乗り換え
■「WINGパック」独自ドメイン(契約中最大2個)永久無料
■自動バックアップ機能、無料で復元

プラグインの多用は表示速度やメンテナンス性などに影響を与えるので、必要なものに留める方が良いようです。サイトを高速化するには、高速で安定性の高いレンタルサーバーの利用が推奨されています。

メリット・デメリット

プラグインとは機能を拡張するためのツールです。コアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったものを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。

WordPress Codex日本語版(公式オンラインマニュアル)
メリットデメリット
必要な機能を簡単に導入することができる数が多くなると、サイトが重くなる
管理画面だけで柔軟に対応できる数が多くなると、管理しきれなくなる
難易度の高いコーディングをしなくてすむ他と競合したり、バグがあったりするものもある
アップデートに伴い、アップデートがかかり、対応してくれるサポートが途中で終わるものもある
プラグイン導入のメリット・デメリット