WordPressサイトの検索順位が下がってしまった時のSEO対策の仕方
ある日突然 検索順位 が下がってしまった。どうすればいいのか?ブログやサイトを運営していれば一度は経験されたことがあるのではないかと思います。年間数回行われるGoogleのアルゴリズムアップデートの順位降下は一夜にして検索順位が下がりアクセスが激減するすることがあります。しかし、多くのサイトでは 数週間で徐々に回復することもあります。原因をつかみ、適切に対処することで検索順位を回復させましょう。
検索順位が下がる原因としてはアルゴリズムアップデートの他にもいくつか挙げられます。その多くはGoogleにブログやサイトが上位に表示する価値が低下してると評価されてしまったといえるようです。順位降下でよくみられる原因に以下のものがあります。
- Googleの手動ペナルティを受けた
- 不適切なリンクがある
- 過剰なSEOをしている
- アップデートや更新をしていない
【1.】の Googleの手動ペナルティを受けた場合は、担当者がブログやサイトを確認し、品質に関連するガイドラインに違反していると判断され順位を降下させています。
【2.】ブログやサイトに不適切なリンクが一定数挿入されている場合にも検索順位が下がることがあります。不適切なリンクとは関連性のないブログやサイトへのリンク、過剰な相互リンクなどです。
【3.】過剰なSEOとは、検索順位を上げるためにページタイトルに必要以上にキーワードを詰め込んだり、文字数や単語数を多くするために関連のない文章を書いたりすることです。
【4.】のアップデートや更新をしていないは、CMSなどでシステムの更新を忘れてしまい表示スピードが遅くなったり、セキュリティの安全性が著しく損なわれている場合です。
原因を調べる
検索順位が下がったかなと感じたら、前述の項目に該当していないかチェックしていきましょう。やみくもに手を入れると事態を悪化させる場合もあるので、じっくりと検証することが大切です。
- Googleの手動ペナルティを受けた
- 不適切なリンクがある
- 過剰なSEOをしている
- アップデートや更新をしていない
原因を見つけたら
Googleの手動ペナルティを受けている場合は、Googleガイドライン を確認し、違反箇所を改善し再審査リクエストをGoogleに送ります。認証された場合にはペナルティが解除されます。但し、回復にはかなりの時間が必要になるので、ガイドラインに沿った記事を書くことを心がけましょう。
不適切なリンクが自サイトにあった場合はリンクを削除します。外部のサイトからの被リンクも同じことが言えますのでGoogleアナリティクスやサーチコンソールを使って被リンクを調査します。被リンクの連絡先があるようなら削除依頼をして削除してもらいましょう。(一定数の被リンクということで少数の被リンクはあまり気にする必要はないでしょう。
過剰なSEOをしている場合は、ページのタイトルや見出し、文章にキーワードを詰め込みすぎているようなら整えていきます。ページ内の文章がタイトルの内容になっているか、文脈も整ておきましょう。サイトのセキュリティもチェックしましょう。ここに原因があるとユーザーに不利益なると判断され順位降下になることがあります。
【検索エンジンからの集客】
重要なことは、検索エンジンからサイトに訪れる人を増加させるのが目的で、サイトの成果を向上させる施策をすることです。特定のキーワードで検索された場合の検索結果で、自分のサイトを上位に表示させるように、ページやサイト内、さらにサイト外の要因を調整します。
最も大切なのはキーワードの選定と検索エンジンの評価になります。どんなコンテンツが評価されているのか(ユーザーが求めている情報なのか?)を探り出し、ユーザーがこの情報を検索するためにどのようなキーワードを利用しているのかを探しだすことです。
検索順位が下がる原因としてはアルゴリズムアップデートの他にもいくつか挙げられます。その多くはGoogleにブログやサイトが上位に表示する価値が低下してると評価されてしまったといえるようです。Googleは、AI を使って検索ユーザーのニーズにあうサイトを上位に表示させようとしています。このため検索ユーザーの意図(何かをしようと考えている事柄)や目的を考えて SEO を進めることが重要で、それは常に変化し続けます。
SEOはどれくらいで効果が出るか
最短で1ケ月~2ケ月で効果が出始めます。但し、ビッグキーワード等検索ボリュームの多く競合が激しいものは長期間(最大1~2年)の場合があります。Googleは常に検索結果を見直しユーザーの求める結果を表示するために修正を加えています。何も施策しない場合、1年から2年が目安になります。
上位表示できるキーワードとできないキーワードがあります。キーワードによって被リンクが重視される場合競合が同じレベルの品質とすると困難な場合もあります。アップデートによる影響もあります。スパム扱いを受けなくてもキーワードの傾向によってはアクセス数の減少が発生することがあります。
SEOを強くするサイトの構造
SEOの主な作業はページ内をキーワードにマッチさせた文章にすることですが、同時にサイトの構造も整える必要があります。メインキーワードとサブキーワードを選定し構造化することで関連性が検索エンジンに伝わりやすくなり順位が改善されます。
例えば、サイト内の階層化、カテゴリー分け、内部リンクの置き方などの構造が適切にされていると、Googleがサイトを評価しやすくなります。そしてサイトのトピックを明確にしておく、違うトピックを扱いたい場合はカテゴリー分けをしておくことです。
低品質判断
SEOでは、コンテンツの品質が重要であることはSEOに関わる方なら意識されていることでしょう。しかし、何を判断基準にして低品質コンテンツを見つけ出せばよいのか困ってしまいます。そこで、Search Console を使って判断する方法をご紹介したいと思います。検索クエリがない
ページに検索クエリ(キーワード)がない。これは、ページ内の検索クエリが検索エンジンに最適化されていない場合と検索に利用されていない場合が想定されます。自サイトが検索クエリがどうなっているかは Search Console の検索パフォーマンスで知ることができます。
Googleで利用された検索クエリで表示された回数やクリックされた回数、平均掲載順位などを知ることができるようになっています。狙ったキーワードの表示回数やクリックがすくない場合はページタイトルやコンテンツのインテントを再考した方がいいかもしれないです。
公開後数か月経過しても表示回数とクリック数値が伸びないページは低品質コンテンツと評価されている可能性が高いと想定されます。書き直すか削除を検討すべきかもしれません。
情報の需要がない
SEOを理解し対策もされていて、なおかつ検索エンジン上位にも表示されているが、訪問者がないページなどは情報の需要がないと考えるべきです。公開すべきページと捉えている場合や他の方法を使ってアクセスを狙うのなら問題ないと思いますが、検索エンジンからの流入が目的ならば低品質と考えることも必要です。理由は、検索エンジンはユーザーが求める情報を優先して検索結果に表示することを基本に考えるからです。
コンテンツSEOで製品やサービスのページを検索エンジンに上位表示させて露出を多くするためには、ユーザーがー本当に欲しがっている、製品やサービスの情報にすることです。検索エンジンは製品やサービスが書かれたページが、ユーザーが必要としているかどうかを判断し順位を決めています。ユーザーが本当に必要としている情報をサイト全体に配置し、ユーザーからの信頼を獲得するようにしてこそ、ビジネスに繋がる可能性が高くなるのです。
SEO運用ガイドライン
SEO対策の運用ガイドラインを作成しておくと作業のブレを回避することができます。WEBサイトの更新を続けているとSEOのテーマがブレてしまうことが発生し、運用中に結果がでなくなってしまいます。日々更新されるコンテンツの品質を保つためにもSEO運用ガイドラインを作成し、一定の品質を保ったままサイトを維持運用することが重要です。
SEO運用ガイドラインは運用時に下記の目的のために設定するものです。どのようなルールで構築されているのか、担当者以外の人が見ても理解できる形にしておきます。冒頭に、なぜ必要なのか目的を定義しておき、また、バージョン番号、担当者、改定日、更新履歴を明記しておく、そして過去のバージョンをいつでも参照できる状態にしておきましょう。
- SEOのテーマのブレを回避する
- コンテンツの更新時の無駄をなくし効率化を図る
- コンテンツの一定の品質を確保する
ガイドラインを作成することで、得られる最も重要な成果は『満足度の向上』であり、ユーザーがスムーズに目的を達成できることが結果的に、目的達成につながります。ではなぜサイトの運用が失敗するのでしょうか。役割・位置づけが多様化し、規模も大幅に拡大したため、WEB担当者は次のような様々な問題に直面することになってしまったからです。
- 運用時間に関する問題 → 更新作業が発生するたびに毎回時間がかかるため、業務効率が悪い日々の更新に追われて他になにもできない
- 運用の体制に関する問題 → 部署を横断しての効果的な運用ができていない。サイトの構造がどうなっているのかだれもわからない。発注した制作会社ごとに作り方が違い別の制作会社で修正が難しい。
- 運用の品質に関する問題 → ページごとの品質がばらばらで統一できていない。ルールをまとめた資料はあるが、内容が古くてガイドラインとして機能していない。
ガイドラインはサイトの運用をスムーズにすることと、顧客に迷いを生じさせないようにするために作成することが第一の目的です。また、検索エンジンでの評価獲得のためにもコンテンツを一定の品質に保つことができるようになり効果的です。