WP Social Bookmarking Lightはソーシャルボタンを表示するプラグイン

WP Social Bookmarking Lightとは

Warning

このプラグインは 2023 年 7 月 27 日をもって閉鎖されており、ダウンロードすることはできません。 理由: セキュリティの問題。

WP Social Bookmarking Light」は、WordPressサイトに主要なSNS(Facebook、X(旧Twitter)、はてなブックマーク、LINEなど)やブックマークサイトの共有ボタンを簡単に設置できるプラグインです。

主な特徴と機能

  • 簡単なSNS共有ボタンの設置: 通常、各SNSの公式サイトから共有ボタンのプログラムコードを取得して設置する必要がありますが、このプラグインを使えばWordPressの管理画面からドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で設置できます。
  • 多種多様なSNS対応: Facebook、X、はてなブックマーク、LINEなど、日本でよく利用されるSNSやブックマークサイトのボタンに対応しています。
  • 表示位置の柔軟性: 記事の上部、下部、またはその両方にボタンを表示する設定が可能です。また、PHPコードやショートコードを利用することで、サイト内の任意の場所に表示することもできます。
  • 日本語対応: 日本語に対応しているため、日本のWordPressユーザーにとって非常に使いやすいプラグインとして親しまれてきました。
  • カスタマイズ性: ボタンのデザインや配置などをCSSで細かくカスタマイズすることができます。

注意点

  • 更新の停止: 多くの情報源で、このプラグインの最終更新が数年前で止まっていることが指摘されています。そのため、最新のWordPressバージョンやSNSの仕様変更に完全に対応していない可能性があります。
  • 脆弱性の可能性: 一部の情報では、WP Social Bookmarking Lightの全てのバージョンで既知の脆弱性が存在すると指摘されており、代替プラグインへの移行が推奨されるケースもあります。

これらの点を踏まえ、現在WordPressサイトでSNS共有ボタンを設置する際には、他のより活発に更新されているプラグインを検討することも重要です。

WP Social Bookmarking Lightの代替え

WP Social Bookmarking Lightは更新停止や脆弱性の問題が指摘されているため、多くのユーザーが代替プラグインへ移行しています。

代替としてよく推奨されているプラグインには、以下のようなものがあります。

  1. AddToAny Share Buttons
    • Facebook、X(旧Twitter)、Pinterestなど主要なSNSに加え、はてなブックマークなど多数のサービスに対応しています。
    • 軽量でシンプルなシェアボタンを設置したい場合に適しています。
  2. Jetpack
    • WordPress.comの公式プラグインで、多機能に含まれるSNS関連機能(シェアボタン、SNSへの自動投稿など)を利用できます。
    • 多機能なので、シェアボタン以外にもサイト運営に必要な機能をまとめて利用したい場合に選択肢となります。
  3. Social Warfare / Novashare / Easy Social Share Buttons for WordPress (有料プランがあるものを含む)
    • デザイン性や機能性が高く、シェア数のカウント表示や、ピンタレスト連携など、より高度な機能や詳細なカスタマイズを求める場合に検討されます。特にサイトの表示速度を意識した軽量な設計を特徴としているものもあります。

選ぶ際のポイント

  • 対応しているSNSの種類: 必要なSNS(特に日本国内で使われるはてなブックマークなど)に対応しているか確認しましょう。
  • デザインとカスタマイズ性: シェアボタンの見た目や配置を、サイトのデザインに合わせてカスタマイズできるか。
  • 機能: シェアボタンの表示だけでなく、シェア数の表示機能や、過去記事の自動再投稿機能など、必要な機能があるか確認しましょう。
  • 軽量性: プラグインがサイトの表示速度を大幅に低下させないかどうかも重要です。

これらの情報を参考に、ご自身のサイトの要件に合ったプラグインを選んでみてください。

プラグインのリスクを回避する

WordPressプラグインの利用には、ウェブサイトの機能拡張というメリットがある一方で、いくつかのセキュリティ安定性に関するリスクが伴います。

主なリスク

1. セキュリティの脆弱性

プラグインにセキュリティ上の欠陥(脆弱性)が含まれていると、それを悪用したサイバー攻撃の標的になる可能性があります。

  • 不正アクセス・サイトの改ざん:脆弱性を突かれて管理画面に不正アクセスされたり、ウェブサイトの内容が改ざんされたりします。
  • 情報漏洩:ユーザーの個人情報や機密データが盗み出されるリスクがあります。
  • マルウェア感染:悪意のあるコードやマルウェアを仕込まれ、サイト訪問者に被害が及んだり、サイトがDDoS攻撃などの犯罪の踏み台に利用されたりする可能性があります。
  • 未更新のプラグイン:開発が停止されたり、長期間更新されていないプラグインは、既知の脆弱性が修正されないまま放置され、特に危険性が高まります。

2. ウェブサイトの安定性・パフォーマンスへの影響

  • 動作の競合(コンフリクト):複数のプラグイン同士、またはWordPress本体やテーマとの相性が悪く、機能不全やレイアウトの崩れ、エラーが発生することがあります。
  • 表示速度の低下:特に多くのプラグインを導入しすぎると、ウェブサイトの読み込みに必要なリソースが増加し、表示速度が遅くなることがあります。

3. メンテナンスの手間とコスト

  • 更新の必要性:セキュリティを維持し、WordPress本体のアップデートに対応するため、プラグインも定期的に最新版へ更新する必要があります。この更新作業や、更新後に問題が発生しないかの確認(動作確認)に手間がかかります。
  • 互換性の問題:WordPress本体のメジャーアップデートや、他のプラグインの更新により、特定のプラグインが動作しなくなる互換性の問題が生じることがあります。

リスクを最小限に抑える対策

これらのリスクを避けるためには、以下の点に注意することが重要です。

  • 信頼できるソースからのみ導入するWordPress公式プラグインディレクトリなど、信頼できる提供元からのみプラグインをダウンロードし、導入前に評価やレビュー、最終更新日、インストール数などを確認しましょう。
  • 定期的な更新:WordPress本体、テーマ、そしてすべてのプラグインを常に最新の状態に保ちましょう。
  • 不要なプラグインの削除:使用していないプラグインは無効化するだけでなく、サーバーから削除しましょう。
  • 導入数を絞る:本当に必要な機能に絞り込み、プラグインの導入数は最小限に抑えましょう。

有料テーマはプラグインのリスク回避につながることがある

WordPressの有料テーマを使うことで、ある程度はプラグインのリスク回避につながることがありますが、完全にリスクを避けられるわけではありません。以下のポイントで詳しく解説します。

有料テーマで回避できるリスク

1. 基本機能がテーマに含まれている

有料テーマには、以下のような機能が最初から組み込まれていることが多いです:

  • SEO対策
  • デザインのカスタマイズ(色・フォント・レイアウト)
  • SNS連携
  • パンくずリスト
  • 目次表示
  • 広告管理
  • カスタムウィジェット

このため、追加のプラグインを入れずに済む=プラグインによるバグやセキュリティリスクを減らせます。

それでもプラグインが必要なケース

高度な機能はプラグインが必要

  • ECサイト機能(WooCommerce)
  • 多言語化(Polylang、WPML)
  • 会員制サイト(MemberPressなど)
  • バックアップやセキュリティ(UpdraftPlus、Wordfence)
  • 高速化(キャッシュ系プラグイン)

有料テーマでも、これらの機能まではカバーしきれません。つまり、信頼できるプラグイン選びは必須です。

⚠️ 注意点

リスク有料テーマでの軽減可否コメント
プラグイン間の競合内蔵機能で代用できれば回避可
セキュリティの脆弱性プラグイン削減で多少減るが、ゼロではない
アップデートによる不具合有料テーマは保守されていることが多いが、プラグインとの相性次第
サポートの欠如有料テーマはサポート付きが多く、安心感あり

結論:リスクは減らせるがゼロにはできない

  • 有料テーマで必要最低限の機能が揃えば、プラグインを減らせるのでリスク軽減につながります。
  • ただし、どうしても必要なプラグインは信頼性・更新頻度・レビューをしっかり確認して使うことが重要です。

補足アドバイス

  • テーマとプラグインの相性問題もあるため、有名なテーマ(例:SWELL、JIN:R、THE THORなど)+評判の良いプラグインの組み合わせが安心です。
  • 子テーマを使うことで、カスタマイズ時のトラブルも回避しやすくなります。

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補足情報

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  • エマノン: 特にBtoBサービス業など、Webからの顧客獲得(リードジェネレーション)を重視するビジネスサイト構築に適しています。
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