
「Better Delete Revision」は、WordPressの不要なリビジョンデータを削除することができるプラグインです。WordPressにはリビジョンという機能があり、記事を保存するたびに履歴が保存されるようになっています。復元が容易に可能になる反面、保存するたびに不要なデータが蓄積されることになるのです。データベースに大量のデータが蓄積されるとページの表示速度に悪影響を与えることがありあまり好ましくありません。適度に削除してデータベースをメンテナンスするようにしましょう。
このページの内容
「Better Delete Revision」

「Better Delete Revision」は手動で保存されているリビジョンデータを削除することができるプラグインです。管理画面で「Check Revision Posts」ボタンをクリックすれば保存されているリビジョンをサーチしてくれます。
- 「Better Delete Revision」
- ライセンス → 無償
- 不用なリビジョンデータを削除することができる。
- 管理画面の場所 → ダッシュボード → 設定 → Better Delete Revision
「Better Delete Revision」の使い方
「Better Delete Revision」をインストールして有効化したら、設定(ダッシュボード・左サイドメニュー)から「Better Delete Revision」に進み「Check Revision Posts」をクリックします。このあと不要なリビジョンがリストされるのでページ最下部の「Yes would like to delete them!」をクリックして削除完了です。
「Check Revision Posts」クリックでリビジョン数が表示されます。「Yes would like to delete them!」をクリックするとリビジョンが削除されます。リビジョンは記事の変更など履歴として保存してくれる機能です。操作を誤ったりしたときに復旧してくれるので大変ありがたいのですが、更新のたびに保存されるのでパフォーマンスの低下を招くことにつながります。そんなとき不用なリビジョンを削除しておけばパフォーマンスの低下を防ぐことができます。
「Better Delete Revision」のインストールや更新時エラーの対処
「Better Delete Revision」をインストールするには、ダッシュボード → プラグイン → 新規追加 → 検索 → 「Better Delete Revision」で検索 → インストール → 有効
プラグインはインストール時や更新時にエラーを起こしてしまうことがあります。エラーによってはサイトが表示できなくなるだけではなく、WordPressにログインできなくなったりWEBサイトを利用できなくなったりすることもあります。
エラー:メンテナンスモードが消えない
更新中は自動的にメンテナンスモードになりサイトにアクセスできなくなります。更新が終了すれば自動的にメンテナンスモードが解除されアクセスできるようになっています。更新中に何らかの原因で失敗してしまうとメンテナンスモードが解除されずアクセスできないといった状態になるわけです。対処としては次の2つが代表的なものになっています。
対処1「.maintenance」を削除
更新中は「.maintenance」というファイルが作成されメンテナンスモードに入ります。更新が成功しているのに解除されない場合はこのファイルを削除してやれば解除されサイトが表示されるようになります。 まず、FTPソフトを使ってWordPressをインストールしたフォルダにアクセスします。次に、「.maintenance」というファイルが作成されているはずなのでこのファイルを削除します。これで作業は終了しメンテナンスモードが解除されました。
- FTPソフトでWordPressインストールフォルダにアクセス
- ルート直下の「.maintenance」を削除する
- WordPress管理画面からは操作できない
対処2プラグインを削除
「.maintenance」ファイルがないのにサイトが表示されない場合はプラグインを削除してみることです。但し、複雑な設定をしていて影響をしているのか確信が持てない時や複数のプラグインを更新中にエラーが発生して、どれかわからない場合はいきなり削除するのではなくフォルダ名を変更するとよいでしょう。
WordPressインストールフォルダに格納されています。例えば、「WP-Maltibyte Patch」ならば「/wp-content/plugins/wp-multibyte-patch/」となっています。この「/wp-multibyte-patch/」を「/wp-multibyte-patch-back/」とかに変更して状況が改善されるかを確認し、不要と確定した場合に削除するとよいでしょう。
- FTPソフトでWordPressフォルダにアクセス
- プラグインフォルダ名を変更してみる
- エラーの原因プラグインが確定したら削除する
- WordPress管理画面からは操作できない
プラグインとは
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。 WordPress のコアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったものを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。 WordPress Codex日本語版(公式オンラインマニュアル)
プラグインの多用は表示速度やメンテナンス性などに影響を与えるので必要なものに留める方が良いようです。また、インストールするサーバ環境や干渉、テーマとのマッチングの問題も発生します。
プラグインのメリットとデメリット
導入メリットは以下のものでしょうか。
- 必要な機能を簡単に導入することができる
- 管理画面だけで柔軟に対応できる
- 難易度の高いコーディングをしなくてすむ
- WordPressのアップデートに伴い、アップデートがかかり、対応してくれる
導入には次のようなデメリットもあります。
- 数が多くなると、サイトが重くなる
- 数が多くなると、管理しきれなくなる
- 他のプラグインと競合したり、バグがあったりするものもある
- サポートが途中で終わるものもある
まとめ
「Better Delete Revision」は、WordPressの不要なリビジョンデータを削除することができるWordPressプラグインです。WordPressのリビジョンという機能があり、記事を保存するたびに履歴が保存されるようになっています。復元が容易に可能になる反面、保存するたびに不要なデータが蓄積されることになるのです。データベースに大量のデータが蓄積されるとページの表示速度に悪影響を与えることがありSEOとして好ましくありません。適度に削除してデータベースをメンテナンスするようにしましょう。
