Customifyはネットショップやレストラン向きWordPressテーマ

Customifyとは

Customify(カストミファイ)」は、高速で軽量、レスポンシブな多目的テーマです。

主な特徴は以下の通りです。

  • 多目的性: ショップ、ビジネス機関、企業、ポートフォリオ、教育、大学ポータル、コンサルティング、教会、レストラン、医療機関など、あらゆるタイプのサイト構築に対応できます。
  • ヘッダー&フッタービルダー: WordPressカスタマイザー内で利用できる独自のWYSIWYG(見たままを編集)ヘッダー&フッタービルダーが搭載されており、自由度の高いデザインが可能です。
  • ページビルダーとの互換性: Elementor、Beaver Builder、SiteOrigin、Thrive Architect、Divi、Visual Composerなど、主要なページビルダーと高い互換性を持っています。
  • SEOと速度: SEO、表示速度、ユーザビリティを考慮して設計されており、高速なウェブサイト構築をサポートします。
  • プラグインとの互換性: WooCommerce、OrbitFox、Yoast、BuddyPress、bbPressなど、多くのWordPressプラグインと互換性があります。
  • 豊富なカスタマイズオプション: レイアウト、配色、文字の大きさや行間など、サイト全体のデザインを柔軟に設定できます。コーディングの知識がなくても、視覚的に設定できる項目が多いのが特徴です。
  • 無料版と有料版(Customify Pro): 無料で利用できますが、有料版の「Customify Pro」も存在し、ブログページの追加レイアウトや、スクロールしてもメニューが常に表示されるスティッキーヘッダー機能など、より便利な機能が追加されます。

Customifyは、その柔軟性と使いやすさから、WordPressユーザーに人気の高いテーマの一つです。特に、ページビルダーを使って自分好みのサイトを構築したいと考えている方には、非常に強力な選択肢となるでしょう。

Customifyの使い方

  1. WordPressカスタマイザー(外観 > カスタマイズ):
    • サイト全体の設定: ヘッダー、フッター、レイアウト、配色、フォント、ブログの表示設定など、サイト全体に影響する設定を行います。
    • ライブプレビュー: 設定を変更すると、すぐに右側のライブプレビューでどのように表示されるかを確認できます。
    • ウィジェット: サイドバーやフッターなどのウィジェットエリアに、様々なコンテンツを追加できます。
    • メニュー: ナビゲーションメニューを作成・管理できます。
    • 公開/保存: 設定が完了したら「公開」ボタンでサイトに反映するか、「下書きを保存」で一時保存することができます。
    • 主な設定項目(Customifyに特有のものを含む):
      • レイアウト: 全幅・ボックスレイアウト、表示幅、サイドバーの表示/非表示・位置など。
      • ページヘッダー: 各ページのヘッダー(カバーまたはタイトルバー)の表示/非表示。
      • 配色と文字: 背景色、文字の色、フォントサイズ、段落と見出しのスタイルなど。
  2. 投稿/固定ページの編集画面(個別のページ設定):
    • ページごとの設定: 特定の投稿や固定ページにのみ適用される設定を行います。例えば、そのページだけサイドバーを非表示にしたり、特定のヘッダーデザインを適用したりできます。
    • Customifyの追加メニュー: Customifyテーマを有効化すると、投稿/固定ページの編集画面の右側にCustomify専用の設定メニューが表示されます。

Customifyテーマを使う上でのポイント:

  • サイト全体の設定はカスタマイザーで、個別のページ設定は編集画面で行うと覚えておくと便利です。
  • ヘッダーとフッターは専用の作業エリアを使って、簡単にデザインすることができます。
  • ドラッグ&ドロップで要素を追加できるなど、直感的な操作が可能です。
  • 「追加CSS」を使って、さらに細かくデザインをカスタマイズすることもできます。

Customifyテーマのインストール方法(まだインストールしていない場合):

  1. WordPress管理画面の左メニューから「外観」>「テーマ」をクリックします。
  2. 「新規追加」をクリックします。
  3. 検索窓に「Customify」と入力して検索します。
  4. Customifyテーマが表示されたら、「インストール」をクリックし、その後「有効化」をクリックします。

より具体的な操作方法については、以下の情報源が参考になります。

Customifyの注意点

WordPressテーマ「Customify」は、その高いカスタマイズ性で人気がありますが、利用する上でいくつかの注意点があります。

主な注意点は以下の通りです。

1. テーマ変更一般に関する注意点 Customifyに限らず、WordPressのテーマを変更する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 計測ツールの動作確認: Googleアナリティクスなどの計測ツールが正しく動作するか確認しましょう。テーマ変更により、設定がリセットされたり、タグの設置方法が変わったりする可能性があります。
  • プラグインの動作確認と整理: 使用しているプラグインが新しいテーマと互換性があるか確認しましょう。また、テーマに同様の機能が組み込まれている場合、不要なプラグインは削除することで、サイトのパフォーマンス向上やセキュリティリスクの低減につながります。
  • CSSの記述内容の引き継ぎ不可: 以前のテーマで直接CSSを記述していた場合、その内容は新しいテーマには引き継がれません。必要に応じて再度設定し直す必要があります。
  • 細かな部分の再設定: テーマ変更後、細かいデザインやレイアウトの調整が必要になることがあります。
  • テーマの定期的なアップデート: セキュリティ対策や機能改善のため、テーマは定期的にアップデートするようにしましょう。

2. Customify固有の注意点

  • 色の設定に関する注意: Customifyは色のカスタマイズが非常に豊富ですが、単に好みの色を選ぶだけでなく、サイト全体の雰囲気やユーザーエクスペリエンスを考慮して色を決めることが重要です。特に文字色と背景色のコントラストには注意が必要です。
  • フォント設定のバグ(過去の報告): 以前のバージョンでは、フォント設定がデフォルトに戻ってしまうバグが報告されていましたが、後のバージョンで解決されている可能性があります。もし同様の事象が発生する場合は、テーマのバージョンを確認し、最新版にアップデートするか、開発元のサポートに問い合わせることを検討してください。
  • 他のギャラリープラグインとの競合(報告あり): 特定のギャラリープラグインと併用すると、サイトの動作が不安定になったり、ラグが発生したりするケースが報告されています。もし複数のギャラリー機能を使いたい場合は、Customifyとの相性を確認するか、Customifyの標準機能で事足りるか検討しましょう。
  • 「Scroll to Top」ボタンの動作不具合(報告あり): フッターに設置できる「Scroll to Top」ボタンが、Pro版で動作しないという報告もあります。もしこの機能を使用したい場合は、事前に動作を確認するか、他のプラグインで代替することを検討してください。
  • 設定メニューが複数箇所にある: Customifyの設定メニューは、WordPressのカスタマイザー以外に、投稿の編集画面にも表示される場合があります。設定を見落とさないように注意しましょう。
  • WordPressコアのバージョン依存(稀に): ごく稀に、特定のWordPressコアバージョンとの組み合わせでカスタマイズオプションが動作しないといった報告もあります。もしカスタマイズがうまくいかない場合は、WordPressのバージョンも確認してみると良いかもしれません。

まとめ

Customifyは非常に柔軟なテーマですが、その分、設定項目も多岐にわたります。テーマ変更時や運用時には、上記のような点に注意し、必要に応じてテスト環境で十分に確認することをおすすめします。

口コミ・評判

WordPress.orgの公式テーマディレクトリでの評価は、5段階評価で4.7と非常に高いです。

レビューの内訳を見ると、5つ星のレビューが127件4つ星のレビューが2件となっており、多くのユーザーから高く評価されていることがわかります。

一般的に、これほど高い評価を得ているテーマは、使いやすさや機能性、サポートなどが優れている傾向にあります。

公式テーマと有料テーマを比較

WordPressの公式テーマ(無料)と有料テーマを比較すると、主に費用機能・カスタマイズ性サポートデザインなどの点で違いがあります。

以下に主な比較ポイントをまとめます。

比較項目WordPress公式テーマ(無料)有料テーマ
費用無料1万円〜3万円程度の買い切り型、または月額/年額のサブスクリプション型が多い
機能・カスタマイズ性シンプルで基本的な機能に限定されることが多い。高度な機能はプラグインで補う必要がある。多機能で、ドラッグ&ドロップビルダーや豊富なレイアウトオプションなど、高度なカスタマイズ機能が組み込まれていることが多い。
デザインシンプルで、他のサイトとデザインが似る可能性がある。プロフェッショナルで高品質なデザインが多く、独自性を出しやすい。特定の業種に特化したテーマもある。
サポート公式フォーラムなど、コミュニティベースのサポートが中心で、個別対応は期待できないことが多い。テーマ開発者による専門的なサポート(メール、チャットなど)が提供されることが多く、初心者には安心。
アップデート公式ディレクトリに登録されているため、セキュリティや互換性のチェックはされているが、機能追加の頻度はテーマによる。定期的なアップデートがあり、最新のWordPressやプラグインとの互換性、セキュリティ対策がより迅速に行われる傾向がある。
コードの品質・安全性公式テーマは厳格な審査基準をクリアしているため、一定の品質・安全性は担保されている。評判の良いテーマは高品質だが、中にはコードが複雑すぎたり、セキュリティに問題があるものも存在する可能性があるため、選定に注意が必要。
SEO対応基本的なSEO対策はされているが、高度な最適化はプラグインに依存することが多い。内部SEOが最適化されているテーマが多い。

まとめと推奨

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最終的には、あなたのサイトの目的、予算、求める機能、そしてウェブサイト構築のスキルレベルに応じて、最適なテーマを選択することが重要です。有料テーマを選ぶ場合は、評判やサポート体制、アップデートの頻度をしっかり確認することをお勧めします。

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