Ad Inserterは広告コードを管理するプラグイン
Ad Inserterの概要
Ad Inserterは最適な位置に広告コードを挿入するための、高度な広告機能を多数備えた広告管理プラグインです。ページ上の任意の場所にオプトインフォーム、ヘッダースクリプト、JavaScript、CSS、HTML、PHP、分析、追跡または広告コードを挿入するための多くの高度なオプションが提供されます。WordPress 内で広告を簡単に管理する方法を探している人には、このプラグインを強くお勧めします。
WordPress.org | Ad Inserter |
Active installations | 300,000+ |
WordPress version | 4.9 |
PHP version | 7.2 |
※最新の情報を公式ページで確認ください
使い方
プラグインをインストールするとダッシュボードのサイドバー設定にAd Inserterが追加されます。アフィリエイト広告を管理する場合、中央に広告コードをASPなどからコピーし貼り付けます。
カテゴリーやタグごとに表示、非表示を選択する設定ができます。また、表示地によっても同様の選択ができるので組み合わせを考えておくと多様な広告表示が可能です。サイドメニューなどに表示したい場合はショートコードで表示させることが可能になります。
大きく分けて、ページの先頭部、ページの終わり部、ページのコンテンツ部に表示させることができます。指定方法としては、HTMLタグを利用(見出し・Hタグなど)先頭から何番目の段落の前や後ろに挿入させる方法を指定できます。
広告の表示非表示は、リストボタンから、サイドバーなどに表示するためのショートコードは手動ボタンから指定することができます。注意点はショートコードを使用する場合はショートコードにチェックを入れておくことが必要です。
Ad Inserterの機能
- AdSense の統合
- Google Ad Manager のサポート (サイト運営者向け DoubleClick)
- 構文の強調表示エディタ
- フロントエンドのプレーンな JavaScript コード – ライブラリの依存関係なし
- ビジュアル CSS エディターによるコードプレビュー
- 投稿やページに広告を自動的に挿入します
- 投稿の前後に挿入する
- コンテンツの前後に挿入する
- 段落の前後に挿入する
- ランダムな段落の前後に挿入する
- 複数の段落の前後に挿入
- 画像の前後に挿入
- コメントの前後に挿入
- 抜粋の前後に挿入
- ページ上の任意の要素の近くに挿入します (CSS セレクターを使用)
- ヘッダーの上(
<body>
タグの後)に挿入します。 - フッターに挿入します (
</body>
タグの前) - 投稿内の相対位置に挿入
- ブログページの投稿の間に挿入 (インフィード AdSense)
- ブログページの抜粋の間に挿入
- コメントの間に挿入
- カスタムフック位置に挿入 (
do_action ()
WordPress 関数) - CSS セレクターを使用して HTML 要素の前後に挿入
- ビジュアル HTML 要素セレクター (DOM エクスプローラー)
- 画像やヘッダーの近くに広告を挿入しないようにします (AdSense TOS)
- 個々の投稿またはページで広告を無効にする
- ヘッダー (
<head>
セクション) とフッターコードを挿入します。 - 生の HTTP 応答ヘッダー行を挿入する
- Google Analytics、Piwik、またはその他のトラッキングコードを挿入します
- 画像、HTML、CSS、JavaScript、または PHP コードを挿入します
- Insert into Ajax, RSS and REST requests
- バナーとプレースホルダー用のコードジェネレーター
- AdSense コードジェネレーター
- 空白の AdSense ブロックの検出、非表示、または置換のサポート
- ビジュアル広告エディター – 広告をスクラッチから作成します
- 手動挿入: ウィジェット、ショートコード、PHP 関数呼び出し
- スティッキー (固定) ウィジェット (スティッキーサイドバー – ページがスクロールされてもサイドバーは移動しません)
- カスタムの配置とスタイル
- AMP ページに別の広告コードを挿入する
- 広告ブロッカーを回避するために div を囲むためのカスタム CSS クラス名
- 他のプラグインのショートコードを使用する
- 投稿で定義されているカスタムフィールドを使用する
- 投稿タイトル、タグ、カテゴリ名を使用してコンテキスト広告を作成します
- PHP コードの処理
- 広告ラベル – 広告の上にカスタマイズしたラベルを表示します
- ads.txt エディター
- GDPR 同意チェックのサポート
- IAB TCF 2.0 GDPR 同意 API のサポート (Quantcast Choice で使用)
- 広告のローテーション (サーバー側とクライアント側 – キャッシュで動作します)
- 時間制限付き広告ローテーション – 単一の広告ブロック内の広告をローテーションする時間を定義します
- 標準の WordPress TinyMCE エディターを使用してリッチメディア広告を作成する
- 広告ブロックの検出 – ポップアップ メッセージ、ページ リダイレクト
- デスクトップ / モバイルデバイスの検出 (サーバー側およびクライアント側 – キャッシュと連携)
- ブラックリスト / ホワイトリスト カテゴリ、タグ、分類、投稿 ID、URL、URL クエリパラメータ、Cookie、リファラー、 ブラウザ、オペレーティングシステム
- 内部クリップボードを使用して、広告や設定を簡単にコピーして貼り付けることができます
- Google Site Kitと併用するか、置き換えて広告の配置をより細かく制御できます
- 豊富なデバッグ機能による簡単なトラブルシューティング
- 挿入したブロックを可視化する機能
- AdSense 広告を広告名と ID で可視化する機能
- 挿入可能位置を可視化する機能
- HTML タグを可視化する機能
プラグインの使い方
WordPressプラグインの使い方は、プラグインの種類によって大きく異なりますが、基本的な流れは以下の通りです。
1. プラグインのインストール:
- WordPress管理画面から: 「プラグイン」>「新規追加」で検索するか、アップロードしてインストールします。
- FTP: プラグインのZIPファイルを解凍し、
wp-content/plugins
フォルダにアップロードします。
2. プラグインの有効化:
- インストール後、「プラグイン」>「インストール済みプラグイン」の画面で、有効化したいプラグインの「有効化」ボタンをクリックします。
3. プラグインの設定:
- 有効化すると、WordPressの管理画面のメニューに新しい項目が追加されたり、「設定」の中にプラグイン専用の項目が表示されたりします。
- それぞれのプラグインによって設定項目が異なるため、プラグインの提供元のドキュメントや説明をよく読んで設定を行いましょう。
- プラグインによっては、有効化するだけで特に設定が不要なものもあります。
一般的なプラグインの利用方法:
- 設定画面を探す: 有効化したプラグインの設定は、通常、WordPress管理画面の左側メニューにあるか、「設定」メニューの中にあります。プラグイン名で検索してみましょう。
- ドキュメントを確認する: 多くのプラグインには、詳しい使い方が記載されたドキュメント(英語の場合もあります)があります。プラグインの公式サイトやインストール後のメッセージなどを確認してみてください。
- 他のユーザーの情報を参考にする: 同じプラグインを使っている人のブログ記事や解説動画なども参考になることがあります。
プラグインのメリットとデメリット
WordPressプラグインとは、「WordPressの機能を拡張するもの」です。 WordPressは、標準搭載する機能を最低限に抑えて、用途に応じてプラグインで機能拡張するように設計されています。注意したいのが、互換性エラーです。互換性エラーとは、例えば古いままのテーマやプラグインが、最新のWordPressバージョンに適合していないために起こるエラーのことです。プラグインの多くは有志が提供しているもので、更新やサポートは作成者にゆだねられています。 プラグインに依存した機能の実装を行うと、作成者による更新が止まってしまった場合、セキュリティやWordPressのバージョンアップに対応できなくなることがあります。その点有料WordPressテーマは最初から機能が拡張され、継続して更新されるのでトラブルのリスクが低くなっています。
WordPress最大の特徴の一つとして「プラグイン」があります。標準のWordPressにはない機能(プログラム)が「プラグイン」という形で配布されており、それらを追加インストールする事によって、Webサイトに様々な拡張機能を持たせる事が出来ます。しかしながら、プラグインやテーマとのマッチング、プラグイン同士の相性で不具合が発生することもあります。また、数多くのプラグインを利用すると表示速度に影響を与えたり、悪意のあるプログラムが含まれたものもあり注意が必要です。
メリット
- 必要な機能を簡単に導入することができる
- 管理画面だけで柔軟に対応できる
- 難易度の高いコーディングをしなくてすむ
- アップデートに伴い、プログラムの更新がされ対応してくれる
デメリット
- 数が多くなると、サイトが重くなる
- 数が多くなると、管理しきれなくなる
- 他のプラグインと競合したり、バグがあったりするものもある
- サポートが途中で終わることがある
そして、最も注意したいのは、WordPressのコアプログラム(PHPのバージョンアップ)の進化等によってプラグインが利用できなくなることもあります。このようなリスクを避けたいのであれば、最初から機能が組み込まれている有料テーマの利用、バックアップ機能や高速かつセキュリティに対応したレンタルサーバーの利用が推奨されます。
プラグインの注意点
WordPressのプラグインを利用する際の注意点は多岐にわたりますが、特に重要な点を以下にまとめました。
1. 信頼性:
- 公式ディレクトリの利用: 基本的にはWordPressの公式プラグインディレクトリからインストールしましょう。ある程度の審査はされていますが、完全に安全とは限りません。
- 評価とレビューの確認: 他のユーザーの評価やレビューを参考にしましょう。高評価が多く、肯定的なコメントが多いプラグインは比較的信頼できます。
- 最終更新日の確認: 長期間更新されていないプラグインは、セキュリティ上の脆弱性が放置されている可能性や、最新のWordPressのバージョンに対応していない可能性があります。最終更新日が1年以上前のものは注意が必要です。
- 開発者の確認: 信頼できる開発者や企業が提供しているプラグインか確認しましょう。
2. セキュリティ:
- 必要最低限のプラグインに: 多くのプラグインをインストールすると、セキュリティリスクが増加する可能性があります。本当に必要なものだけを選びましょう。
- 不要なプラグインは削除: 使わなくなったプラグインは無効化するだけでなく、完全に削除しましょう。無効化されたプラグインにもセキュリティ上の脆弱性が残る可能性があります。
- 常に最新の状態に: プラグインは定期的にアップデートされます。セキュリティアップデートも含まれるため、常に最新バージョンに保ちましょう。自動アップデートの設定も検討しましょう。
3. 互換性:
- テーマとの相性: 利用しているWordPressテーマとの互換性を確認しましょう。相性が悪いと、サイトのデザインが崩れたり、正常に動作しなくなることがあります。
- 他のプラグインとの競合: 複数のプラグインを導入すると、互いに干渉し合い、予期せぬ不具合が発生することがあります。新しいプラグインを導入する際は、事前にバックアップを取り、慎重にテストしましょう。
4. パフォーマンス:
- サイトの速度: プラグインによっては、サイトの表示速度を遅くする可能性があります。導入前に、そのプラグインがパフォーマンスに与える影響を考慮しましょう。
具体的な対策:
- バックアップ: プラグインのインストールやアップデート前には、必ずサイト全体のバックアップを取りましょう。
- テスト環境: 本番環境にいきなり導入するのではなく、可能であればテスト環境で動作確認を行いましょう。
WordPressのプラグインは非常に便利ですが、上記のような点に注意して安全かつ快適に利用してください。