WP Social Bookmarking Lightはソーシャルボタンを表示するプラグイン
WP Social Bookmarking Lightとは
「WP Social Bookmarking Light」は、WordPressサイトに主要なSNS(Facebook、X(旧Twitter)、はてなブックマーク、LINEなど)やブックマークサイトの共有ボタンを簡単に設置できるプラグインです。
主な特徴と機能
- 簡単なSNS共有ボタンの設置: 通常、各SNSの公式サイトから共有ボタンのプログラムコードを取得して設置する必要がありますが、このプラグインを使えばWordPressの管理画面からドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で設置できます。
- 多種多様なSNS対応: Facebook、X、はてなブックマーク、LINEなど、日本でよく利用されるSNSやブックマークサイトのボタンに対応しています。
- 表示位置の柔軟性: 記事の上部、下部、またはその両方にボタンを表示する設定が可能です。また、PHPコードやショートコードを利用することで、サイト内の任意の場所に表示することもできます。
- 日本語対応: 日本語に対応しているため、日本のWordPressユーザーにとって非常に使いやすいプラグインとして親しまれてきました。
- カスタマイズ性: ボタンのデザインや配置などをCSSで細かくカスタマイズすることができます。
注意点
- 更新の停止: 多くの情報源で、このプラグインの最終更新が数年前で止まっていることが指摘されています。そのため、最新のWordPressバージョンやSNSの仕様変更に完全に対応していない可能性があります。
- 脆弱性の可能性: 一部の情報では、WP Social Bookmarking Lightの全てのバージョンで既知の脆弱性が存在すると指摘されており、代替プラグインへの移行が推奨されるケースもあります。
これらの点を踏まえ、現在WordPressサイトでSNS共有ボタンを設置する際には、他のより活発に更新されているプラグインを検討することも重要です。
WP Social Bookmarking Lightの代替え
WP Social Bookmarking Lightは更新停止や脆弱性の問題が指摘されているため、多くのユーザーが代替プラグインへ移行しています。
代替としてよく推奨されているプラグインには、以下のようなものがあります。
- AddToAny Share Buttons
- Facebook、X(旧Twitter)、Pinterestなど主要なSNSに加え、はてなブックマークなど多数のサービスに対応しています。
- 軽量でシンプルなシェアボタンを設置したい場合に適しています。
- Jetpack
- WordPress.comの公式プラグインで、多機能に含まれるSNS関連機能(シェアボタン、SNSへの自動投稿など)を利用できます。
- 多機能なので、シェアボタン以外にもサイト運営に必要な機能をまとめて利用したい場合に選択肢となります。
- Social Warfare / Novashare / Easy Social Share Buttons for WordPress (有料プランがあるものを含む)
- デザイン性や機能性が高く、シェア数のカウント表示や、ピンタレスト連携など、より高度な機能や詳細なカスタマイズを求める場合に検討されます。特にサイトの表示速度を意識した軽量な設計を特徴としているものもあります。
選ぶ際のポイント
- 対応しているSNSの種類: 必要なSNS(特に日本国内で使われるはてなブックマークなど)に対応しているか確認しましょう。
- デザインとカスタマイズ性: シェアボタンの見た目や配置を、サイトのデザインに合わせてカスタマイズできるか。
- 機能: シェアボタンの表示だけでなく、シェア数の表示機能や、過去記事の自動再投稿機能など、必要な機能があるか確認しましょう。
- 軽量性: プラグインがサイトの表示速度を大幅に低下させないかどうかも重要です。
これらの情報を参考に、ご自身のサイトの要件に合ったプラグインを選んでみてください。
プラグインが最小でも魅力的なウェブサイトが作成できる
WordPressの有料テーマは、プラグインに関して有利になる点がいくつかあります。
主に、多機能性や開発者による配慮により、プラグインの数を減らしたり、特定の機能での競合や相性を気にしなくて済むという利点があります。
■有料テーマがプラグインで有利な点
1. 独自機能の搭載によるプラグイン削減
多くの有料テーマは、以下のようなブログ運営やサイト制作に必要な機能をテーマ自体に標準搭載しています。
- SEO対策機能(構造化データ対応、メタタグ設定など)
- 高速化機能(キャッシュ機能、CSS/JS最適化など)
- 装飾機能(ボックス、ボタン、アコーディオンなどの独自ブロックやショートコード)
- 広告管理機能
- SNS連携機能
これらの機能がテーマに含まれているため、個別のプラグインをインストールする必要がなくなります。結果として、サイトの表示速度向上や管理の簡素化につながります。
2. 独自プラグインとの連携・互換性の保証
一部の有料テーマは、テーマ専用の公式プラグインを提供している場合があります。これは、テーマの機能をさらに拡張しつつ、テーマとの互換性が保証されているため、機能の競合や不具合のリスクを最小限に抑えられます。
3. プラグインとの競合が起こりにくい設計
有料テーマは、一般的に主要な人気プラグイン(例:SEOプラグイン、セキュリティプラグイン、フォームプラグインなど)との互換性を考慮して設計・開発されています。そのため、無料テーマと比較して、テーマ側の機能とプラグイン側の機能が干渉し合って不具合が発生するリスクが低い傾向にあります。
4. サポート体制の充実
有料テーマの多くは購入者向けのサポート(フォーラムやメールサポートなど)が充実しています。プラグインを導入した際に不具合が発生した場合でも、開発元に相談できるため、問題解決がスムーズに進むことが多いです。
注意点もあります
- 機能の重複: テーマに標準搭載されている機能と同等の機能を持つプラグインをインストールすると、機能が競合してサイトが不安定になったり、表示が崩れたりする可能性があります。有料テーマを使用する際は、テーマの標準機能とプラグインの機能が重複しないか確認が必要です。
- テーマ依存の機能: テーマに含まれる機能は、テーマを切り替えると使えなくなることがあります。特に独自ブロックやショートコードで作成した部分は、テーマ変更時にレイアウトが崩れやすいので注意が必要です。
| テーマ名 | 主な特徴・強み | 適したサイト |
| ザ・トール (THE THOR) | 国内最高クラスのSEO最適化と高速表示 プロ仕様の美しいデザインを簡単に実現(着せ替え機能あり) アフィリエイトに役立つランキング作成機能やCTAが充実<記事装飾機能が豊富で、読みやすいコンテンツ作成を支援 | アフィリエイトブログ、本格的なメディアサイト、集客を重視するビジネスサイト |
| エマノン (Emanon) | Web集客・ビジネス利用に特化した機能が豊富 CTA(行動喚起)、LP(ランディングページ)、メルマガ専用ページなどを簡単に作成 企業サイト、オウンドメディアに適したデザイン WooCommerce対応でネットショップにも利用可能(Premium) | コーポレートサイト、企業ブログ、オウンドメディア、リード獲得を目的としたビジネスサイト |
| ストークSE (STORK SE) | 「誰が使っても美しいデザイン」を追求したモバイルファースト設計 シングルカラム(1カラム)レイアウトに特化し、コンテンツへの集中度が高い ブロックエディタに最適化され、直感的な操作が可能 シンプルかつ洗練されたデザインで、汎用性が高い | 商品・サービスのブランディングサイト、ミニマルな企業サイト、シンプルで美しいブログ |
| リキッドプレス (LIQUID PRESS) | 用途別に豊富なテーマ(マガジン、コーポレートなど)が用意されている 高いSEO対策と構造化データ対応 多言語対応機能(LIQUID CORPORATEなど) カスタマイザーでの直感的な編集が可能 | メディアサイト(ブログ)、多言語対応が必要な企業サイト、目的に合わせたテーマを選びたいサイト |
補足情報
- ザ・トール: SEOと収益化を最重視する設計で、アフィリエイターやブロガーに人気が高いテーマです。
- エマノン: 特にBtoBやサービス業など、Webからの顧客獲得(リードジェネレーション)を重視するビジネスサイト構築に適しています。
- ストークSE: モバイルでの見やすさに徹底的にこだわり、余計な装飾を排したデザインが特徴です。商品の魅力を際立たせたいサイトにも向いています。
- リキッドプレス: 豊富なラインナップの中から目的特化型のテーマを選べるのが大きなメリットです。例えば、ニュースサイトならLIQUID MAGAZINE、企業サイトならLIQUID CORPORATEなどがあります。
